【サーフィン研究所】波霊(なみだま)_オオタキさんタヌくん_(1403文字)
この作品はフィクションです。 実在の人物・団体とは関係ありません。 TYLER WARREN / naki SPECIAL(ワン・オフモデル) 6’5″ x 19-5/8″ x 2-1/2″ (このボードについては巻末リンクを参照ください) . 「真言とは真実の言葉です」 これは伯爵コジやんの受け売りだが、 コジやんもまた空海の言葉をなぞらえているにすぎない。 さて、 真言とはよく聞くが、...
View Article【サーフィン研究所】四万十川のほとりで_風街オデッセイ2021_(1305文字)
この作品はフィクションです。 実在の人物・団体とはまったく関係ありません。 秋の土佐高知。 ここは四万十(しまんと)町というところで、 少し前まで窪川町と呼ばれていた標高230mの高南台地だ。 なのでやたらと霧が多く、 作物には奇跡の場所だと聞いた。 日本海側に近づいてきた低気圧の影響なのか、 沖合いにある寒冷前線によるものかはわからないが、 天気がくずれてきた。 タヌビーチは予想では小さかったが、...
View Article【サーフィン研究所:ドラグラのはぐれ方】熊狸狐とラッコ法王_7代目スキッパーフィッシュ_(1576文字)
この作品はフィクションです。 実在の人物・団体とは関係ありません。 美しい朝焼けと、 明けの明星に空海の室戸奇譚が重なった。 スマグリはんこと、 スマイリー・グリズリーは夜勤がなければ夜明けにやってくる。 まずはタヌ・ビーチを見て、 もう一度タヌ・ビーチを見て、 それから松原の巣か、 MLBやどこかをチェックする。 とおるくんも同じ夜明け組で、 今日はフィッシュではなく、...
View Article【サーフィン研究所】スカシーパウンドケーキ_テキーラとメスカル_(2188文字)
この作品はフィクションです。 実在の人物・団体とはまったく関係ありません。 嵐が去って、 美しい夜明けがやってきた。 土佐の誰も知らない、 誰もやってこないブレイクがきれいにブレイクしていた。 タヌ・ビーチのスマグリはんこと、 スマイリー・グリズリーの趣味は読書。 何を読んでいるのかと車内を見ると、 村上春樹さんを読んでいて、 さすがインテリなクマさんだと感じいった。 The Mid-length...
View Article【サーフィン研究所】冷やし人間式鍛錬法_高知東部編:道の駅名店リスト_室戸のIMFのサワラ200円_(1638文字)
昨日は未明まで豪雨だった。 夜が明けると、 とても強い北西風。 天気図を見ると、 低気圧が北東に向けて抜けていき、 どうやら理想的というか、 標準形の冬型の気圧配置になるとも書いてあった。 寒いけど、 トランクスでサーフするのは鍛錬の一環で、 冷やして免疫力を獲得するということを実践している。 この「冷やし人間式鍛錬法」は、 総料理長の親友のナチくんが実行していることのひとつで、...
View Article【サーフィン研究所】2021年11月11日の11時11分のいろいろ_(1260文字)
この作品はフィクションです。 実在の人物・団体とはまったく関係ありません。 Eiji Kawai on SX-7 / 7’0” at West side of Cape Muroto . 河合さんとナッキーとタヌくんで室戸岬の西で一緒にサーフしていた。 私が上がってから撮った関係で、 そこまでの画像はない。 オフショアが強く、 入り始めはこの倍程度のサイズであり、 大きなバレルだったと記しておく。...
View Article【サーフィン研究所】室戸と空海の関連性と一時間60円_黒潮町の有機生姜パスタ・レシピ_(1179文字)
TYLER WARREN / naki SPECIAL(ワン・オフモデル) 6’5″ x 19-5/8″ x 2-1/2″ . 本是浄虚空 (澄み切った天空に) 欲談一心趣 三曜朗天中 (私の心の中には、 日と月と星がくっきりと輝いている) 性霊集・第三巻〈中寿感興の詩〉の序より (このボードについては巻末リンクを参照ください) 土佐高知は北側に四国山地がそびえ、...
View Article【サーフィン研究所】博物館シリーズ_高知yoiyoとハルキニストたち_(1944文字)
この作品はフィクションです。 実在の人物・団体とはまったく関係ありません。 Bonzer 1973 / 6’3″ . NAKISURFでは今年から、 博物館シリーズ の取り扱いを開始している。 この元々は私がビンテージボードに乗りたく、 サーフ美術館や博物館に行ってはうっとりとして、 次に欲しくてたまらずにため息をついて帰ってきていた。 決して所有して投資したいわけではなく、 純粋にあの波に、...
View Article【サーフィン研究所】オムニバス_(1279文字)
月齢が9となり、 満月に近づいてきた。 (満月は15) 不思議なもので、 新月と満月のときは体が軽くなるようだ。 このことを華厳さんに話すと、 「月の重力が体内の水分に反応しているんだよ」 そんなことを教えてくれた。 今日はオムニバス形式としてみる。 オムニバス(omnibus)とは、 ラテン語で「全てのもの」を意味するという。 で、オムニバスとは、 「多数のもの」 「包括的な」 「抱き合わせ」...
View Article【ドラグラ文芸部謹製】奄美大島_(Blue.2021年4月号掲載編_1601文字)
奄美大島。 (サトウ)キビが収穫されている。 集中力、挑戦、忍耐力、体力。ハーベスターたちの過酷があり、 果てしない作業を経て、 トラックへと積まれていく。 そこから精糖されて黒糖になるわけだが、 か細い茎からしたたる液体のささやかさ、 茶色く煮詰まっていく沸騰を見ていると、 黒糖は金粉と同じ価値でも良いとすら思えてきた。 2月にやってきた伝説的な低気圧(946hPa)がある。...
View Article【サーフィン研究所】WBPのマンダラ・コーヒー_火のいろのクレヨン_(1099文字)
Muroto WBP . WBPという逸波は、 御厨人窟付近にあるが、 地元の人はもちろん誰もやってこない。 このあたりの海は、 奇妙と畏怖が100%ずつあり、 波がない日でもなんとなくおそろしいのに、 波が出るとなんだか違う星にいるかのような感覚となる。 Catch Surf® X Nakisurf Special Skipper Fish ⅥI 6’0″ Nakisurf Original...
View Article【サーフィン研究所】夜にふりまくもの_(1133文字)
夕陽に見える色だが、東からの光だ。 過疎化生活というか、 極端な田舎暮らしをしていると、 夜の闇にふるえるときがある。 何にふるえるかわからないが、 きっと自分自身が持つ〈生きている畏怖〉に対してだろうか。 紫外線が薄くなれば、 私はキノコのように「胞子」を夜にふりまいているのだろうか。 永い夜の胞子の漂いは、 暁(あかつき)という結合材によって、 その放出を止め、自身は再び構築されていく。...
View Article【サーフィン研究所】万葉集のエキマエ・マカロニ・グラタンと追い焚きヒラヒラの昭和48年_世界初のキャッチサーフ10フィートシングル_(1539文字)
Catch Surf® Skipper Fish Ⅵ 6’0″ Nakisurf Original Twin + Vektor VMK (rear) + VT Photo by @happysurfingokinawa . ヒザが治ってきたのでトップアクションをしている画像だが、 台風のとき大師範ダニーが撮ってくれたものである。 後を踏んでフィンの抵抗を感じながら降下する。...
View Article【サーフィン研究所特大号】10フィート友人たちの試乗会〈序〉_(1260文字)
Catch Surf ®ODYSEA x Glassy and Mellow Special 10′ Single . キャッチサーフの10フィートがやってきた。 しかも世界初のシングルフィン・モデルだ。 そんな感動と喜びを背に、 初乗りは、 土佐西南のビーチブレイクを求めた。 当日は良く晴れて、 無風〜オフショアのエクセレント・コンディションであり、 50cm波高は、...
View Article【サーフィン研究所:特大号】ほぼ完全月蝕_10フィート友人たちの試乗会『なぜ大きなボードに乗るのか?』〈序2〉_(3475文字)
地球によって、 月に影ができて、 それが完全に隠されると、 皆既月食(total eclipse)だとあった。 それ以外で地球の影に入る場合は、 部分月食(partial eclipse)だ。 昨日のは、 部分月食(lunar eclipse)だというが、 ちょうど晴れていたので写真を撮ってみた。 なるほど、 赤い月が不思議であり、 古来のことにまで考えがおよんだ。 で、...
View Article【サーフィン研究所:特大号】キャッチサーフ・10フィート友人たちの試乗会「最上位のタヌ氏」〈破〉_(3303文字)
2日前から「序」と書いてきたが、 今日は「破」となった。 『序破急』は雅楽からの言葉だ。 Catch Surf ®ODYSEA x Glassy and Mellow Special 10′ Single . でもきっとそんなことよりも最初に なぜ大きなボードに乗るのか? そのことを知りたいのではないだろうか。 大きなボードに乗る理由を昨日の冒頭に書いたので、 まだの方は、...
View Article文字と、言葉を持たない日_#96(土佐横浪〜西南編)
. . . . . . . . . ◎The post 文字と、言葉を持たない日_#96(土佐横浪〜西南編) first appeared on naki's blog | NAKISURF.COM ナキサーフボードカリフォルニア.
View Article【サーフィン研究所:特大号】キャッチサーフ・10フィート友人たちの試乗会「〈破2〉_(2133文字)
すでに先週のはるか昔の話の続き。 . ほぼ無風、 ちょっぴりオフショア、 そして快晴、 東南東からの40cm程度のうねりと、 ログに乗るにはほぼ完璧なコンディションとなった。 これは週末から続く、 大きなボードに友人たちと乗ったドキュメントの続編だ。 大きなボードに乗った興奮が続いていて、 内容が濃くなりすぎてしまい、 文字が詰まりすぎた。 で、 昨日は息抜きならぬ 「文字抜き」をしてみた。...
View Article【サーフィン研究所:特大号】キャッチサーフ・10フィート友人たちの試乗会23日〈破3〉_(1233文字)
こんにちは、 ドラゴン・グライド・プロダクションズ華厳です。 今日はこんなものをスクラップしました。 キャラはあの鴨川つばめさんのもので、 マカロニほうれん荘という傑作を思いだした人は、 私と同年代だとわかります。 天才江口寿史すら鴨川つばめさんの才能をうらやんだと聞いた。 だが、 当時の少年チャンピオンがひどい編集部で、 漫画界のエースのつばめさんでさえ、...
View Article【サーフィン研究所】おいしいもの研究所=すみっコぐらしのグレイトフル・デッド_(1189文字)
「ピョン吉乗りの達人」 タヌくん近影 . 強風日。 南西風だろうか。 昨日ここで「今日に続きます」と書いたが、 あの10フィートのイベントの最終章なので、 のんびりとしっかりと書きたく、 なのでちょっと一休みの本日ポストとしました。 Catch Surf® X Nakisurf Special Skipper Fish ⅥI 6’0″ Nakisurf Original Twin + Vektor...
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