【サーフィン研究所】空海二郎と大谷翔平のかんたん_アオゾライトのゾラやんとタケちゃんによるミッション:インポッシブル_(1468文字)
二郎くんの夢を見ていた。 夢の中で彼は、 大谷翔平くんと同じように、 ローンデポ・パーク(マイアミ)の、 バックスクリーン横の看板を超えるホームランを打った。 けれど、 それはWBCでもMLBでもなく、 なぜかセンバツ(春の甲子園)の決勝戦のようだった。 私の横で感極まったダルビッシュと、 佐々木朗希くんが大泣きしていて、 こちらももらい泣きしていたら目が覚めた。 「ドラグラじろう」...
View Article【サーフィン研究所】海水温_ダビンチ久保田さんと水丸さん_村神様とおいしいもの研究所のムロト・チップスの多幸感_(1134文字)
Cosmos Surfboards TheOne 6’4″ Nakisurf Original Twin-Fins . 三月が終わろうとしている。 千葉から土佐高知に来てみると、 水温が温かくなることを想像していた。 もっと書くと、 いつも暖かいイメージの伊豆も湘南と同じくらい冷たかった。 千葉で言うと、 土佐の海は、 ハマムラやジュクオンより少し温かいくらいだろうか。 まとめると、...
View Article【サーフィン研究所】サクラサク_ノラ猫チャーリー_(1026文字)
When she walks she’s like a samba that swings so cool and sways so gently That when she passes Each one she passes goes “ooh” Nacky on Catch Surf® Special Skipper Fish 6’0″ Nakisurf Original Twin +...
View Article【サーフィン研究所】春波到来!_「とろむ」から土佐東あたりのおいしいもの_ゲームとスニーカー_(1378文字)
Shacho san on 5’8″ Fish . 4月。 東南東うねりが入り、 シャッチョさんとWBPで待ち合わせて、 春波到来の宴セッションとなった。 心は華やぎ、 胸は高鳴る。 Cosmos Surfboards TheOne 6’4″ Nakisurf Original Twin-Fins . 室戸岬から西に向かうと、 海岸沿いにいくつかの廃墟があるが、 なかでもこれは花マルというか、...
View Article【サーフィン研究所】桜の好時節_積み残しいろいろ_(1107文字)
春に百花 秋に月 夏に涼風 冬に雪 これ人間の好時節 芭蕉 「好時節」 この単語は、 「良い時」 「極楽」 そう理解してみた。 花と涼しい風、 美しい月と冷たい雪が極楽なれば、 人生は輝く 松尾芭蕉はそうしたためていた。 岬町おいしいもの研究所の新作 『ムロト・チップス』は、 銘品だけを使って作られている。 例えば、 西山金時という黄金のさつまいもだったり、 珍しい土佐ベルガモットや、...
View Article【サーフィン研究所】桜咲きゴースト低気圧&ワギュー・タコス_(1026文字)
サクラサク。 桜が咲いたら波が出た。 それにしても、 低気圧がこうして列島から離れていくのは珍しい。 後述するがこれを 「ゴースト・低気圧」 と名づけてみた。 東うねりだったので、 岬の左側にやってきた美しい波はときに、 奈落の底の視界を見せた。 『スマイリー・グリズリー』 映画化用のストーリー 1985年春分の日、 土佐の海沿いに住むジョン・ベネット少年は、 「親友がほしい」と祈った。 すると、...
View Article【サーフィン研究所】シン・エンゲッツ_坂本龍一さんの意思を継ぐ_(1314文字)
岬の東側に、 烏帽子岩とご神木があり、 後方は天然石囲いになっている。 これは、 「東向き祭壇の設(しつら)え」 だと聞いた。 うねりは2m以上は軽くあった。 祭神は二神が祭られていて、 それぞれ大海命(おおあまのみこと)と、 如龍王神(にょ・りゅうおうしん)だという。 大海命は豊漁であり、 如龍王神は弘法大師(空海)が、 インド北の無熱池(むねっち)から呼び寄せたと、...
View Article【サーフィン研究所文芸編】まぶしい季節のグリズリーとエンゲッツ時代_(1188文字)
4月となって、はや6日。 すっかり春めいた景色というか、 盛夏という言葉があるのなら、 盛春といっても良い日々となった。 陽光うるわしく、 そして強く重く、 なかなかのものになってきた。 「まぶしい季節」 そんなタグライン(キャッチ・コピー)を思い出していた。 華厳さんが、 ドラグラ登場人物の大図鑑の制作に取りかかられた。 本日は、 スマイリー・グリズリーのラフデザインを拝見させていただいた。...
View Article【サーフィン研究所】春桜波の天の声_サンシロー波と不動明王_(1044文字)
「お前はもう夢の中でなく、 はげしい波の中をまっすぐに向かいなさい。 天の川のなか(この世)でたった一つの、 ほんたうの気持ちをなくしていけない」 上の文章は、 宮沢賢治作、 『銀河鉄道の夜』初期稿のフィナーレの言葉をまとめたものだ。 「どこかから聞こえるチェロのような声」 それはきっと、 天の声、 自分の気持ち、 そんなところであろうか。 この物語を初めて読んだときから、...
View Article【サーフィン研究所渾身号】かんたんではない響きと調べの諸行無常エンゲッツ_(1260文字)
Cosmos Surfboards TheOne 6’4″ Nakisurf Original Twin-Fins . 「グラブレイルをエンゲッツと呼ぶのはけしからん」 お叱りのメッセージが届いた。 「どちらでもいいのではないでしょうか?」 そう返信しようと思ったが、 火に油を注いでしまいそうで、 ひとまず静観していると、 今度は護岸工事賛成派より、 私の論点がずれているといったメールを受けた。...
View Article【サーフィン研究所】サーフィンを始めた1983年頃_(1080文字)
Cosmos Surfboards TheOne 6’4″ Nakisurf Original Twin-Fins at Hamamura . 私は1980年代にサーフィンを始めた。 サーフボードというと、 180cmくらいものを指し、 すでにトライフィンがあった。 この時代は、 サーフィンが憧れであり、 蛍光色をまとったサーファーはモテまくり、 ボードケースはキルティング製のアップリケだった。...
View Article【サーフィン研究所】春嵐のベンチュラ・セイジと東昇の冷やし中華においしいもの研究_(1098文字)
嵐の後のことだ。 やはりというか予想以上に海が荒れた。 Cosmos Surfboards TheOne 6’4″ Nakisurf Original Twin-Fins . 波を選ばないと、 ひどいめに遭うことになる。 具体的には、 ひたすら岩場に引きずり込まれていったのだ。 第六感まで動員して真剣にテイクオフしていると、 岬の向こうから誰かがパドルアウトしてきた。 これは幽霊か、...
View Article【サーフィン研究所】ゴースト波の高知でトレーニングとエンゼル・フレンチ&千鳥酢の日_(1350文字)
大雨のあと、 オンショアがオフショアになった。 ただ日中でなく、 夜半に風が変わったので、 朝になると波は思っていたよりも小さかった。 そして冬型の気圧配置になると、 波は最小サイズとなった。 ただ、 よく晴れているのと、 オフショアというパーフェクト・コンディションなので パドルアウトしてセットというか、 オバケ波を待つことにした。 ときおり、...
View Article【サーフィン研究所】シンプル化したサーフィン_道の駅で想ったこと_(1098文字)
ブルー誌へ巻頭コラムを入稿した。 すでに10年以上も続く私の連載作品となるが、 今回はカルチャーについて書いてみた。 内容の時代焦点は1970年代。 大好きな時代なので、 書きたりないほどのことがあった。 5月10日の発売日をどうぞお待ちください。 昨日ここで、 「7年半前の写真を探した」 と書いたが、 ちょうどベンチュラ・セイジとの2ショットが出てきて、 不思議なものを感じていた。...
View Article【サーフィン研究所】壮大なもの_(595文字)
Cosmos Surfboards TheOne 6’4″ Nakisurf Original Twin-Fins . 瞬時に立ち上がっていく波壁。 それは激烈で、 壮大そのもの。 その偉大を滑ることは、 長年待ち望んだことであり、 自身が渇望することだ。 しかし、 それには同等か、 以上の畏怖がある。 陰と陽ではないが、 極みに対しての極、 またはその「はざま」に自己の意識があり、...
View Article【サーフィン研究所】クマビーチで仲間と楽しくサーフ_儚(はかな)き夢波_(973文字)
「ずっと地形が悪い」 これはクマビーチの春だ。 それでも行ってみたのは、 スマイリー・グリズリーに会いたかったからに他ならない。 波乗りをしていると、 こんなこと、 つまり波がよくないけど、 そのスポットに行くことというのはよくあることだ。 例えば、 千葉ジェフリーズでは、 「仲間と楽しくサーフしたい」 波質よりもそんなことが優先されるので、...
View Article【サーフィン研究所】オリジナルカルチャーのクマビーチ_YES法王!_(1099文字)
Cosmos Surfboards TheOne 6’4″ Nakisurf Original Twin-Fins . 次号のBlue.の巻頭コラムに 「カルチャー」のことを書いた。 土佐のカルチャーは、 各地は独自の発展を遂げている。 そして私が土佐西のクマビーチで見たのは、 実る熱きカルチャーであり、 どこまでも純粋なる魂の渇望だった。 なかでも私が感銘を受けたのは、...
View Article【サーフィン研究所】バレル・セット_烏帽子岩_岬町プレートランチ2周年記念T_(1008文字)
Cosmos Surfboards TheOne 6’4″ Nakisurf Original Twin-Fins . テイクオフして、 先に隙間があればバレル・セットしやすい。 バレル・セットとは、 波の丸まりに合わせて波壁に張りつき、 高低を調整することだ。 だが上の画像のように、 バレル・セットの隙間があっても、 このように先がダラリと崩れているのがわかると、...
View Article【サーフィン研究所】大丈夫なふりをしたボードサイズの夢グルテン_(1188文字)
by Kei Kojima . 総料理長がいて、 とてつもなくおいしいものを食べていた夢を見た。 例によって、 夢の記憶はたぐればたぐるほど、 気化するように失われていくが、 小麦粉を水でこねていくように、 グルテンのようにおいしい記憶だけが残った。 Catch Surf® Heritage Collection 8’6″ . 先日63歳のサーファーとお会いした。 グッド・サーファーだ。...
View Article【サーフィン研究所】ロペスが唱えるサーフ禅とは?_フレッチャー家に里帰りするタキロー_(1089文字)
Catch Surf® Heritage Collection 8’6″ . 昨日「大きなボード」のとっかかりというか、 序みたいなことを書いた。 この大きなボードによるグライド=滑走には、 ロマンみたいなきらびやかな輝きが存在している。 「チューブ=(イコール)禅」と感得したことが、 ジェリー・ロペス本にあり、 日本語で読んでみても岡崎友子さん訳で確かに書いてあった。 私も同感である。 だが、...
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