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総帥と三蔵のクリオネ行幸啓_(828文字)

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いやはや、

不思議なことばかりの日曜日だった。

不思議なことはいつもあるけれども、

昨日のはその不思議が折り重なるように層となった不思議日だった。

土曜日の藤沢石上カリフォルニアさんでの、

「アレックス・ノスト祭り」。

アレックスという名のウナクネ総帥人気、

オルタナティブ人気は熱を帯びて来たというより、

もはや爆発寸前のようです。

本当にすばらしかった。

私が波乗りを始めたのが鎌倉の七里ヶ浜。

当時のプロサーフィンの賞金王が、

自分が毎日入るリーフブレイクの前に住んでいた。

その名を湯山美佐男さんという。

Alex Knost and Misao Yuyama

.

その湯山さんは、

「ミサくん」と呼ばれて多くの人に慕われている。

私にとっては雲の上の人だが、

そのミサくんが総帥とお会いした瞬間をカメラに収めることができた。

私の歴史としては、

創始と帰着がメビウスの輪のようにつながった瞬間でありました。

【naki’sコラム】vol.64 私編、波乗りの歴史_(48420文字)

そのミサさんのもうひとつのホームブレイクがあり、

そこでアレックスがサーフしたいというので、

行ってみると、

日曜日だというのにそのメインブレイクにはサーファーはたった3人。

着替えているあいだに一人増えて4人という奇跡的なコンディションだった。

快晴、夏日、ほぼ無風、

そしてたった4人の七里ヶ浜。

不思議ですよね。

三蔵法師㉚ことYoheyさんがフィンレスで、

アレックス・ノスト①と波を分かち合うのが新時代どまんなかで、

コアなファンがこれを見たら、

その感激で手先がピヨ、ピーヨとクリオネ化したことだろう。

サーフ後。

総帥と三蔵は藤沢の名店蕎麦屋へ、

また極楽寺へ花見に行幸啓(ぎょうこうけい)した。

Kamakura, Tokiwa

.

まだ移動が続いているので、

これらの詳細は後日にまた。

それでは今日もすばらしい日となりますように!

雨が降ってきましたね。

Happy Surfing!!!

 


「Don’t Kill The World」_(3681文字)

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Oceans in despair. There’s rubbish everywhere The seaweed chokes in mud Nature’s had her lot With nuclear waste and rot And mushrooms bloom as clouds.  Where will this lead to and what is this good for? Poor world, is hurting bad, poor world, is doomed to die.  We kill the world…      海は消えた。ゴミだらけで海藻は息もできない。自然は核廃棄物の雲に覆われている。これらは何を意味しているのか?かわいそうな世界、とっても傷んでいて死に近づいている。ぼくたちが地球を殺している。  「Don’t Kill The World」      Don’t kill the world don’t let her down. Do not destroy basic ground. Don’t kill the world our means of life. Lend ear to nature’s cry.      地球をだめにしないで 母なる大地をだめにしないで 地球をだめにしないで 僕らの生きる意味は・・・  自然の叫び声に耳を傾けて   「We Kill The World」      I see mushrooms, atomic mushrooms. I see rockets, missiles in the sky. Day by day, more and more, Where will this lead to and what is this good for? Poor World, Poor World.      きのこ雲・・・、原子爆弾のきのこ雲が見える 空には、ロケットやミサイルが見える 日増しに、どんどんと・・・ これらは何を意味するの こんなことをしてどうするの なんて愚かな世界・・・ Concrete’s rising up, where yesterday was park you heard the Robin’s Song Heavy tractor runs where air was clean and cool make money, bringing fuel.  Where will this lead to and what is this good for? A Poor World, Poor World.      昨日までは公園だったところが コンクリートで埋め立てられ 小鳥のさえずりさえ聞こえない 澄んだ空気のあった場所には 燃料を費やして、お金儲けのために 重機が走る  これらは何を意味するの こんなことをしてどうするの なんて愚かな世界・・・ Fishes doomed to die as people live close by and oaktree falls with moon Parking lots will come with flowerfields were bright as junkyard covers sight!  Where will this lead to and what is this good for? Poor world, is hurting bad, Poor world, is doomed to die.      人間が近くに暮らすと 魚たちは死ぬ運命にある 木々は月が沈むように倒され 花々が咲き誇っていた野原には 駐車場が作られる   これらは何を意味する? こんなことをしてどうするの 愚かな地球では互いが傷つけあう 愚かな地球は死に近づく運命にある We kill the world kill the world We surely do In peace we do! We kill the world kill the world ‘cause we don’t know what we are doing!  We kill it One by one Don’t realize!  And nuclear piles stand like monuments of destruction throughout over the country      僕らが地球をだめにしてる 地球をだめにしている 僕らは平和に生きなくては 僕らが地球をだめにしてる  自分のやっていることに気がついていないから・・・    片っ端からだめにしている 誰も判っちゃいないんだ!   国中にはくまなく 核の碑が立ち上がる Promenades must go so cars can drive in row New Fact’ry towers tall Farmhouse had to fall No flowers in the air pollution everywhere.  Where will this lead to and what is this good for? A Poor world, Poor World.      散歩道はなくなり 車の列が走る 工場が立ち並び 農場は消えうせる 花の香りは漂わず 汚染が広がるだけ  これらは何を意味するの? こんなことをして良いことがあるの? なんて愚かな世界・・・ Oceans in despair There’s rubbish everywhere The seaweed chokes in mud Nature’s had her lot With nuclear waste and rot And mushrooms bloom as clouds.  Where will this lead to and what is this good for? Poor world, is hurting bad, poor world, is doomed to die.  We kill the world…      絶望の海 ゴミだらけの海 海藻は、泥で息も出来ない 自然は核廃棄物と社会の腐敗により 運命のくじを引いた そしてきのこ雲が炸裂する  これらは何を意味するの こんなことをしてどうするの 愚かな地球では互いが傷つけあう 愚かな地球は死に近づく運命  僕らが地球をだめにする・・・ 「Don’t Kill The World」      Don’t kill the world don’t let her down. Do not destroy basic ground. Don’t kill the world our means of life. Lend ear to nature’s cry.      地球をだめにしないで 母なる大地をだめにしないで 地球をだめにしないで 僕らの生きる意味は・・・  自然の叫び声に耳を傾けて Don’t kill the world She’s all we have, And surely is worth to save. Don’t let her die, fight for her trees, Pollution robs air to breathe.      地球をだめしないで 地球はすべての命の源 何とかしなきゃ 地球をだめにしないで 木々を守ろう 汚染は呼吸する空気さえ奪うんだ Don’t kill the world help her survive And she’ll reward you with life And don’t just talk, Go on and do the one, who wins is you.      地球をだめにしないで 何とかしなきゃ きっと命を与えてくれる 何も言わないで、前に向かって進もう 鍵は僕らが握っている Cherish the world, A present from God On behalf of all creatures, made by the Lord Care for the earth, Foundation of life Slow progress down help her survive      神様からの贈り物 この地球を大切にしよう 神によって作り出された すべての生きとし生けるもの 地球を守ろう 命の泉 ゆったりした歩みは地球を救うこと

[誰かからの贈りものの言葉を引用、抜粋]

©Hiroshi Nagai

 

[特大号]さよなら総帥ジェダイの騎士よ_BLUE誌の文体で書く伊豆の旅_(3138文字)

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Alex’s Bonzer

.

美しいサーフボードを見ていると、恍惚となる。

ボンザーボトムに完璧なセットアップのフィン。

昨日の午後は自分セッティングのボンザー風に乗ってきた。

もちろん正式なーーキャンベルブラザーのも乗ったが、

その乗り味=経験が感知すること、

予感させることは常にあることだが、

けれど、経験があっても感知できないことも常にある。

経験には生々しさと曖昧さがほぼ同等にある。

この経験という魔性が、

そして波乗りという曖昧さがサーファーたちを迷い続けさせる。

それは古今東西、昔も今も、そして明日も。

上に書いたようなことをブルー誌の巻頭コラムに書いています。

題名はまだ暫定的ですが、

「具体と抽象における期待すべき流体力学」

そんな学術的なタイトルで読者を選びつつ、

じつのところ「ココロのサーフィング」ということに帰結します。

いや、するでしょう。(笑)

5月10日発売のBlue.65号。

どうぞお待ちください。

上記したボンザーは、総帥アレックス・ノストがお好きなので、

「ソースイボンザー」という屋号だかIDネームがあって、

ここにも「杯」があり、

[競ウナ特別編ー勝ウナー]_第1回ウナクネ賞春_(2455文字)

そして下記のリンクはいわゆるリアルのことで、

オーストラリアのヌーサにウナクネ和尚が集めたのが、

“Duct Tape Invitational”

ジェダイ最古の寺院にいるのはルーク・スカイウオーカーだというが、

ウナクネ最古の寺院にいるのは、

ジョエル・チューダーなのではないかと、

千駄ヶ谷と藤沢石上では夜な夜な話しこまれた。

ジョエル・チューダー主宰の

『アムステルダム・コミュニティ』の思想には、

ジェリー・ロペスたちと同様な神性が宿っているように思えてならない。

2015 Vans Joel Tudor Duct Tape Invitational in Noosa Final_正夢となったウナクネ・ヌーサ大賞典_(2800文字)

こちら辻堂の第二駐車場内の橋前。

「ウツボ族のまやかしは見抜いているよ」

とばかりに日々を生きる総帥。

聖式カルちゃんと総帥の頂上対談。

©Hair California

.

こちらはそのアムステルダム・コミュニティの本部。

神奈川県藤沢市にあり、

藤沢駅南口から徒歩20分の聖地でパーティ限定で売られたハレノバドーナッツ。

ちなみにハレノバは極楽寺由来である。

本部長というか、

グランドマネジャーのえんちゃん。

笑顔と、大陸気のある話し方に加え、

その気づかいは、底知れぬものがある。

パーティのとき、

あまりにも人が大挙して押しかけるものだから、

警察が出動してきたが、

このえんちゃんが出ていって、巡査部長と3分も話すと、

「じゃまあ、違反駐車だけなんとかしてください」

という最小限のおとがめに加え、

深夜までならなければ大丈夫というお上からのお墨付きを得た。

@ogogram

これはオゴチャンのインスタグラムからだが、

みんな総帥に会えてうれしそうだった。

縁は人をつなぐのだろう。

総帥アレックス・ノストが、

無事に成田の地から、太平洋を越える旅に出られ、

私はそのまま伊豆にやってきた。

ここでは命を受けて会いに来た人ありき。

片瀬白田温泉にあったツツジ。

後方は散る桜。

白浜に到着すると、

源さんこと、金指源二(かなざしげんじ)さんが登場した。

車におよそいつも積んでいるであろう、

当時のOP広告を出してきて、

「これが若い頃の私だよ」

「千葉の川井幹雄くんはご健勝かね」

「鎌倉の岡さんにはお世話になった」

そんな文体でやってこられた。

なんでも源さんは、

伊豆で最初にサーフィンを始めた人として知られているが、

この日はそれが昭和39年で、

高橋太郎さん(故人)たちがやってきて、

源さんのご実家の離れに泊まり、

いたく白浜を気に入り、2本のログを伊豆用にと、

源さんに渡していってからが、その始まりだという。

私のウナクネ・エックスS、

ミニマルフィン仕様となったボードを見て、

新時代だ新時代だと感動してくださった。

現在Z1サーフスーツをテスト中で、

そのプロトタイプも含めて、新式2型を持ち込んだ。

こうしてフルスーツがたくさんあるのは、

とてもセクシーに見えたので写真を撮ってみた。

冒頭に書いた経験がなんたらということの繰り返し。

この駐車場の横にあったファミリーマートに行くと、

いきなりしんちゃんがお辞儀をしていた。

これはお詫びなのだろうが、

総帥がお辞儀について一席ぶったことを思いだし、

即座にインスタグラムした。

そのまま下田港経由で、

吉佐美の名店『サーフショップ・リアル』さんにやってきて、

古式フィンレス『アライヤ』族の長である鈴木直人さんに

自分のミニマルUNX-Sをジマンしにやってきた。

「チャンネルが効きます」

「シックスワンです。もっと長くても良いかも」

そんな静かなジマンであったが、

ココロ優しき、そして清らかな直人さんは、

目を爛々と輝かせて、

私のセルフシェイプのボードをいつまでも眺めてくれるのでありました。

次は先日行ったSURFマガジンの話となり、

「まだ見てもいない」

という直人さんに今度はマガジンジマンをする。

デュオだ非対称だとやってから、

RVCAのこと、

総帥の聡明さとウネクネ力のこと、

さらには自分の撮ったヨギティーが見開き広告ですよとジマンし、

そうすると、

「マーだ!すげえ!!」と直人さんが、

この吉佐美出身のマーこと大野雅典くんのことをジマンするので、

ジマン大会は両者引き分けで、笑いながら名店を後にしたのでした。

散ってもまだ残る桜。

春の始まり。

夏の始まり。

こちらはその直人さんのお店から車で1分という大浜入口にある

『オンザビーチ』さん。

http://www.tafilm.com/OnTheBeach/OnTheBeach.html

この伊豆大浜出身で、

世界に名だたる写真家の土屋高弘さんのギャラリーでもあります。

さらに奥さんの由美さんが愛を込めて作るプレートランチや

コーヒー&スイーツのお店でもあります。

レッドホットチキンプレート。

(絶品)

プルコギビーフ。

(感激)

前出したロペス大先生の大判プリントの額装が掲げられたカウンター。

サーフファンならここに立ちすくむのでありましょう。

©Takahiro Tsuchiya 1988

私が22歳だか23歳のとき、

当時は大切なフィルムで氏が私を撮ってくれた作品。

私の波乗りの歴史_第7編_パイプラインの波_(2169文字)

今でも大切な思い出で、ジマンでもあり、

さらにはこれには大恩があります。

ありがとう土屋さん。

そうやって感じいって視界が滲むのはいつものことだが、

そうではなく大雨が降ってきた。

一夜明けて、

鈴木直人さんと土屋さんと波乗りの約束をしていたが、

件の大雨でありました。

取材続きと長距離運転に疲れ果てていたのか、

じっくりと朝を過ごしていると、

昼頃まで猛風大時化であったが、

情報によると、

「ミッキー岬」がよろしきかも、となった。

で、国道を、坂を上り降り、

曲がりくねりながらその岬に行ってみると、

岩だらけ海の上にものすごい波が炸裂し、海を揺り動かしていた。

波には何も期待していなかったので、

ボード等もいつものユルキャラばかりだったが、

なんとウナクネエックスSに付けるフィンを発見し、

パドルアウトするに至ったのです。

そしてカリフォルニア時代によく一緒にいた今村厚さんと再会し、

さらにはカボサンルーカスでの盟友進士剛光くんとも会えたのであります。

あ、3000字を超えました。

続きはまた明日ここで。

 

『波と一体になる』という基本_(1773文字)

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「千日の稽古をもって鍛となし、万日の稽古をもって錬となす」

——『五輪書』

UNK-S 6’1″ (185cm)

.

私が波に乗り始めたときは、

サーフボードの長さは185cmだった。

やがてそれがファイブテンになり、

冬のハワイはセブンシックスが日常となり、

波によってサーフボードを使い分けることを知った。

Herbie Fletcher at his studio.

.

コンピューター制御でサーフボードの下地を成形するシェイプマシンが登場し、

予想と期待通りに定着した。

このことによって、

簡単に体積(CL=キュービック・リッター)を得られるようになり、

サーファーは自身の適正浮力数値を知った。

マシンはロッカー等の曲線を量産し、

乗り手の体重に合わせたサイズ変更も容易にできる。

ただ、どんなに高性能となっても実際にはシェイパーがデザインし、

ブレード(歯)が到達しない箇所を成形、細部フォルムを調整している。

ハンドシェイプのみの時代、

つまりシェイプマシンが登場するまでは、

シェイパーが自作したテンプレットを使ってアウトラインを切り出していた。

ロッカー角度もシェイパーのみが展開する力業だったのだが、

マシンはそれらを精確に表現していく。

さらに書くと、マジックボードと呼ばれる傑作は、

コピーのために再びスキャンされていく時代になった。

この結果、サーフボードデザインは飛躍的に安定した。

そのコンピューターシェイプに精通したシェイパーと、

この体積値について話してみた。

Ryan Engle at his Shaping Bay.

.

「最近のサーファーは体積値を決めて、

それに基づいてボードをオーダーしてくるようになった。

でもこれは正解ではない。

ボードが長くなれば、揚力が増すので、

適正な体積はより少ないものに移行し、

加えてロッカーやレイルフォルムという要素全てが存在しているので、

同一デザインでない限り、決して一定値にはならない」

サーフボードがここまでの委細詳細を求めるようになったのは、

コンペティション・サーフィングの功績だろう。

ジャッジたちは、イベントごとにそれぞれの波質を考慮し、

現在過去未来と、他の要素をも考えながら、それら演技点を設定する。

そして世界中から集まったアスリートサーファーが、

それらの基準や要求に合わせたサーフボードを選択すると、

——カーレース最高峰であるF1と似て——ほぼ同一なデザインとなる。

フィッシュやミッドレングスに話を移そう。

不思議なのは、それらに乗る人は、浮力数値について話をしない。

もっと言うと、ログ、いやスポンジボードやフィンレスを考えると、

そんな数字はナンセンスだというところまで漂っていく。

これは波乗りの種類が違うということを意味している。

Tyler Warren at his Shaping bay.

.

サーフィングの魅力は、技術の進化と共に移行している。

波斜面を滑走する喜び。

うねりと、自身との合致を意識していると、

波にはどうやら芯(スイートスポット)があることに気づいた。

その芯に沿ったセクション内で、

自分の通過点に点を予測し、それらをつないでいく。

例えばボトムに降りていくときは、

ターンの開始位置を点で置き、

次は波上部に切り返し点を設定する。

波は変化するので、常に修正を加えていくのだが、

ごく稀に自分の予想通り、思い通りに全ての点がつながるときがある。

このとき、宇宙が拡がるような感覚の、

広大なマインドフィーリングとなる。だから波乗りはやめられない。

浮力の話に戻ろう。

よく「こんな小さいボードに乗れない」

ロングボーダーはショートボードを指して言うだろう、

ショートボーダーは古代アライアを見てそう思うだろう。

だが、ボードを使わないで波に乗るボディサーフの浮力はゼロ。

そう考えると、波に乗れない浮力のサーフボードは存在しない。

さまざまな浮力のボードに楽しく、美しく乗るために波を理解し、

さらには肉体的な進化も遂げていかなくてはならない。

だが、しかしその究極は、

サーフボードも使わずに身一つで波に乗り、

波の中に確かに存在するスイートスポット点をつないでいくことだろうか。

その宇宙に跳躍できるような感覚を得るためには、

サーフボードの性能やサーファーの技術ではなく、

「波と一体になる」

といった基本中の基本に立ち戻れば良いと気づかされた。

 

伊豆下田市吉佐美、大浜のトップサーファーたち_自分の波乗りのルーツを探す旅_(1908文字)

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伊豆の波は続いていて、

件の爆弾低気圧からのうねりは、

限定的ではあるけれど、しっかりと届いていた。

UNK-S 6’1″ Self Shaped “Personal”

.

伊豆、下田市吉佐美に大浜あり、

その南側に良波多数、

地の友人たちとの忘れることのないセッション。

深夜2時22分の弓ヶ浜。

珍しい虹色の半月を探しに、

伊豆半島の先までやってきました。

その弓ヶ浜で一番愛されているローカルは、

おとなしいネコの姿をしたメチャポンタ(♂)。

夏日の太陽を浴びて、草花の上でゴロゴロ。

砂浜でゴロゴロ。

じつは今回、

「自分の波乗りを見つめる」というテーマが出現し、

それを発見するため、

湘南に住んでいた頃、

移住したいほど大好きな伊豆に行って、

その「波乗り愛」のかけらは何なのかを探しに来た。

そういえば、

ほんの少し前は総帥ことアレックス・ノストたちと一緒にいた。

それはNALU誌に詳しくを書くだろうから詳細は割愛するが、

自分にとって実り多い、

大切で忘れられない時間だった。

さらには人のご縁、地の力、魂を感じることができた。

ああ、

波乗りを始めた日に戻りたい。

あの感じたことのない感覚、スリル。

その興奮で眠れない夜を幾度も、

何千回も通過してなお焦がれる感覚。

波に乗るという永遠。

輪廻か。

 

キャッチサーフの本店が、

今週末ラグナビーチにオープンします。

お近くにいらしたらぜひお越しください。

これはボスのジョージが住む地で、

ある意味キャッチサーフの発祥地であるともいえる聖地。

(実際にはサンクレメンテのオフィス内に工場があった)

伊豆須崎では、

お招きもあり、

ありがたく地元の幸をいただきました。

キリンラガービールがうまい夜。

Gさん、ありがとうございました。

桜は散り始め、

波はあちこちにあり、

美しい景色をたくさんいただいた。

Real Surf Shop

1612-1 Kisami Shimoda

Shizuoka

Tel. 0558-27-0771

http://realsurf.jp/

ここは波乗り人生の盟友である鈴木直人さんのお店。

しばし波乗り談議。

リンコンや、ハワイ、

そしてミッキー岬の波のことについて熱く語り、

やはりサーファーならではの言葉が存在していると再確認する。

さらにその大浜南では、

今井浜のキングオブブラザーズのひとり、

今村厚さんにも再会でき、

さらには一緒にセッションも2回もすることができました。

厚さんとはカリフォルニア以来なので、

あの日のカリフォルニア、レンタカーやフライドチキン、

さらにはブルックハーストの激強いビーチブレイクを回想していた。

あの時の自分は、

そのビーチブレイクに自身の表現で乗れなかったことを痛感したことさえ。

記憶というのは、

そこにまとわりついたことも思い出され、

そんなこともあって厚さんに感謝していたら、

先ほど多々戸で佐々木宏さんにお会いした。

彼ともひさしぶりでありました。

さらに小川啓さん。

彼のことを小学生から知る私にとって、

なんだか時代をさらにさらにさかのぼっていき、

20歳の私までが登場するほどだった。

Atsushi Imamura

この大浜南の波は簡単に言うとショアブレイク。

テイクオフは、完全に全てが一致しないと、

ただ飛ばされるだけの難易度S級の波。

さすが伊豆。

神話の場所だけあって、

底知れないすごさがあります。

その波を、グラブレイルで完璧にポケットに張り付く厚さん。

その彼を生で見る感動。

さらにはその昔、この浜出身の渡辺フー(文好)さんと、

平山考継さんのことを思いだしていました。

直人さんからいただいた下田名物の田舎寿司。

しいたけ

玉子

かんぴょう

ツナ缶

お魚がなくてもお寿司は成立するということだが、

伊豆は海と山の対比がすばらしいということなのでしょうね。

そしてこちらは私。

こんなに美しい波。

シリンダーに乗ることができるとは。

ありがたや。

きっと20代の時より、

さらには30代、

40代のときよりも上手に乗ることができました。

進化ではなく熟成ということなのかな。

成ってはいないので、熟する途中か。

歌の題名のようになってきた。

こんな良い波が旅先にあって、

自分がシェイプしたボードでそれらに乗る興奮。

そして懐かしい伊豆のトップサーファーたち。

とても良い旅となりました。

みなさん、本当にありがとう。

これから湘南に向かいます。

波のこと、他のこと、たくさんの積み残しがありますが、

それはここか、または各誌に書いていきますので、

どうぞよろしくお願いします。

今日もNAKISURFにお越しくださって、

そして最後まで読んでくださってありがとう。

また明日ここで。(希望をこめて)

 

ゆうこちゃんとU-SKEさんのウエディングパーティ@材木座_湘南のいろいろ_(756文字)

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昨日は伊豆から湘南まで一戻り。

U-Skeさんとゆうこちゃんのウエディングパーティが、

鎌倉は材木座テラスであり、

それはそれはのすばらしいパーティとなりました。

「こころを写す人」

と書いて写心家と読むが、

彼は数少ないこころを写せる人。

その彼がこころが清らかで優しいゆうこちゃんとご結婚し、

それを祝福する集まりでした。

他にもフラやお集まりいただいたみなさんの写真があるが、

例によってーーまだそれら画像ファイルを開くことすらできない状況なので、

落ち着くまでしばらくお待ちください。

昔住んでいた家に隣接したJR辻堂駅。

裏駅から徒歩25分くらいの海沿いの家でした。

今はテラスモール、

そしてご存じのように人口増加によって、

駅も変わり、風景も変わった。

しかしホームから見える夕陽は変わらない。

なぜかこういう顔系が好きで、

50歳を越えると所有したいとは思わないが、

写真を撮ってしまった。

ひさしぶりに秀逸な映画を見た。

「見よう」

そう思っていた。

がしかし、

劇場が上映しているのは吹き替え版ばかり。

「吹き替え映画が苦手」

そうあって二の足を踏んでいたが、

少し前にベンチュラ・セイジが観てきて、

珍しいほど大絶賛していたのでこの辻堂のテラスモールの109レイトショーで。

私も同意見で、ぜひとも観てください。

音楽も入っているので、吹き替え版をお勧めします。

その帰りは藤沢の名店「大新」のタンタン麺。

細麺にズキドキ。

極楽寺のお風呂。

ウナクネ総帥が気に入って毎日入っていたとかいないとか。

その極楽寺の地場パワーと音楽、

そして食に極まるハレノバさんが掲げるのはグレイトフルデッド印の数々。

https://www.facebook.com/halenova/

私も大好き。

一曲ここにおいておきます。

湘南パーティパーティパーティ!!!_藤沢テーブルすごい!_(2123文字)

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これは金曜日。

ゆうこちゃんとU-SKEのウエディングパーティが、

鎌倉材木座であったとは昨日書きました。

パーティのサプライズはKIKIちゃんのフラ。

そしてゆうこちゃんの美しい正式フラにU-SKEさんのウクレレ。

すばらしい盛り上がりを見せて、

そのハッピーな会は大団円となりました。

この模様は後半に続きます。

おめでとう〜!!

そして昨夜。

8ホテルの名店藤沢テーブルが大リニューアルで、

その盛大なるレセプション・パーティが開かれた。

食の名店を掲げる藤沢テーブル。

http://8hotel.jp/fujisawatable/

こちらのグランドオープニングが昨夜ありまして、

天才とされる鉄人シェフが展開するアメリカン・ダイニング。

そのご自慢のお料理をいただけるとおめでたくも、

ありがたい機会でした。

生牡蠣

リブアイステーキと絶品ほうれん草のソテー

シーザーサラダ

マリナラ・ディチェコペンネ

クマトのモッツラレラチーズ

熊本&土佐フルーツ

ホウボウのカルパッチョ

等々をいただき、

お皿のすばらしさ、さらには重いシルバーウエアに感動しきり。

お酒もシャンパンあり、

クラフトビール各種があり、

こんなパーティは世界でも類を見ないほどハイレベルで、

来場者全員が、

「食の伝説は藤沢テーブル」とココロに刻んだ夜。

NAKISURFファミリーからは松本さん。

なんでも8ホテルの、

私部屋に宿泊してのオーセンティックな出席に酒もうまかったことだろう。

8ホテルの主宰、カリスマ島田さんを一番右に、

その横はクールなサーフスタイルと生き方、

そしてその写真作品のすばらしさは世界トップレベルの横山泰介さん。

前が私の心友きんちゃん、

横にはSURFマガジンの大編集長トミヤマさん、

左はキャッチサーフのジャパン主宰はかつ禅師。

そんなグループショット。

藤沢テーブルは2階だけど、

3階に上がると、

青空上映会をしていました。

妖怪だか最古のジェダイだとされるジョエル・チューダーたち。

彼らをまとめあげる石田さんと、

毛糸の帽子にそのスタイルを感じる木村衛さんは、

『ALOHA DEATH』の監督であります。

本当においしい食事にただ絶句。

とにかく感動。

すばらしすぎる藤沢テーブル。

本当に良い夜でした。

おめでとうございます!!

藤沢地方市場跡。

ランチはその元市場にあった新食堂で、

ブリ刺身定食。

これは冒頭のウエディングパーティのため、

江ノ電に乗って、由比ヶ浜(和田塚)まで。

由比ヶ浜の名店umi cafe。

http://www.umicafe.jp/

ここには私の写真集が売っています。

次世代のumi cafe。

長女の杏(あん)ちゃん。

とっても上手な絵を描いていたけど、

恥ずかしいのか、

カメラを向けるとこうして隠してしまいました。

ゆうこちゃんとU-SKEのウエディングパーティ会場に到着すると、

ロースカと逗子サーファーズ主宰なるちゃんがいて、

この底抜けの笑顔。

NANALOHAこと、

ナナちゃんと、潤ちゃんNICKちゃんに、

名写真家の三浦安間さんたちと。

まーちゃんこと三浦マーボーさんと、

2日前にも大浜南で会った小川啓さんも加わり、

四国からやってきたハッピーサーファーの永原レキくん。

彼は藍染めの、スーパーグッドサーファーでもあります。

愛=藍ですとも言う。

潤ちゃんはアランドロン似だということになり、

こうしてくらべてみると、あれまうり二つでありました。

カラーズマガジンのヨゲさんと、

千葉太東のウネクネ師瀬筒雄太さんたちと。

ビーチプレスの編集長としてその名を知られるエリティンと、

彼こそが古式ウナクネ道師範だと聞こえてくるMO3こともっさん。

http://beach-press.go-naminori.com/

朝になり、

向かったのは鵠沼と辻堂のあいだのクレーン車前。

地形が良いらしく、

友人たちとフィンレスで楽しむ膝波休日の記憶。

ランチは名店『サバリバ片瀬本店』で、

花水ラオシャン風タンメン。

伊豆の鈴木直人さんにいただいた岩のりをタンメンに振りかけると、

あの波の記憶が磯の香りによってふわりと戻ってきた。

サバリバでランチ後、

ボルコムストア江の島店がオープンするというので、

行ってきました。

脇田さんのご家族にボルコムの社長だったり、

前出したカラーズのヨゲさん、

そして難波くんも見えます。

最近大流行しているムーチョ・アロハビール。

「うまいです!」とはヨゲさん。

パーティを後にして、

江の島スバナ通りを進む。

ここでは和装のお嬢さまたちがいたり、

週末の出店を楽しんだ。

スバナ通りにあるギャラリーTでは、

市川紀元さんとハンセン神谷さんの蔵出展。

ハンセンさんのカービングとマットと、

市川さんが渾身の気持ちで切り取った写真展。

サーフライダー・ファンデーションのナカガワさんもいらして、

こちらも大盛況でした。

江の島の横に堤防が出来ていて、

そこには波が集まるようで、良波来ています。

具体的には江の島ビラボンストアの正面です。

それではすばらしい日曜日をお過ごしください。

今日もNAKISURFにお越しくださって、ありがとうございました。

また明日ここで!

Happy Surfing!!

キャンバスサーフボード_ティントとグロスポリッシュ_ローカリズム_総帥とのウナクネミーティング動画_(1881文字)

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クリスチャン・ワックのCANVAS。

NATION COOL STORY Thruster

ご存じキャンバスサーフボードはNATIONの工場で作られていまして、

私がカリフォルニアにいるときは、

およそ週7日をそこで過ごしていましたが、

本場カリフォルニアの波乗板党には、

名店の誉れ高いサーフボード製作工場であります。

ティントとグロスポリッシュ(バフ)について、

お問い合わせをありがとうございました。

ティントは樹脂に専用の色(顔料)を溶かすものです。

その色が入った樹脂をガラスクロスでサーフボードの両面に巻き、

(グラッシング)

それが完全硬化してから、

その上にホットコートという樹脂をコーティングします。

フィンプラグやリーシュプラグはこの行程の前後に行います。

(FCS系は前に、FUTUREやシングルフィンボックスは

ホットコートの前というのが、CANVAS、NATION工場流)

それが完全硬化して、サンディングして、検品すれば完成です。

グロスポリッシュというは、

この完成品に紫がかった(硬化前)グロス樹脂を

グラッシングとホットコートと同様に片面ずつ両面に薄くコートします。

それが完全硬化してから、

番目が密な耐水ヤスリで水研ぎして、

それからコンパウンドをかけてバフィングしたものがグロスポリッシュです。

ピカピカツルツルのあれです。

ちなみにコンパウンドをかけないでピカピカにしないのが、

サンドグロスというもので、

こちらはタイラー・ウォーレンたちが好むものです。

下にラミネーションについて詳しいポストがあります。

サーフボードの製造工程について、

詳しくを知りたい方はこちらをぜひ↓

【特大号】銘職人デイブ・ネイラーのサーフボード・ラミネーション_(4953文字)

 

タイラー・ウォーレンのレッドラインのワックスを落としました。

ちなみにこれはNAKISURF千葉の店頭というか、

そんなスペースに置いてありまして、

スタッフがおりましたらいつでも見ていただけます。

(アポイントメント制なので、

ご面倒ですが shop@nakisurf.comまで一通メールをください)

新しいNAKISURFは、

JR上総一ノ宮駅から東に550m。

住宅と畑に挟まれたわかりづらいところに隠匿しております。

スマートフォンだとオフィスの裏、

または前の空き地かドッグランを示しますが、

NAKISURFは2階建ての普通の住宅にひっそりとあります。

入り口は狭いですが、駐車スペースは5台程度あります。

タイラー・ウォーレンが示すサーフボードのボトムの多様性。

ちなみに私とアレックスが好むのがVee系で、

藤沢石上の、

アムステルダム・コミュニティに置いてあったジョエル・チューダーのガン。

これはフラットで(操作が超難しいということ)、

サーフボードマニアの総帥が「これで乗るのか!」

と、たいそう驚かれていた。

こちらがキャッチサーフ・ジャパンの大納言かつ禅師(水戸黄門ですな)が、

その諸国漫遊の旅先で、私たちと波乗りを楽しく楽しんだ後。

彼の右腕(側)にいるのは、その助さん役となる金澤さん。

世直しをテーマとしたそんな番組、作りたいです。

水滸伝もそうですものね。

UNK-S 6’1″

.

湘南、伊豆、いつのまにかブーツが脱げました。

50歳を過ぎてから、手足の冷えに悩まされていたが、

その私が脱げているので、そんなことも目安に。

ちなみにこの日は夏日でしたので、最初は冷たく感じた。

大雨の後の伊豆大浜南です。

このビーチの入り口には、

直人さんのリアルサーフショップがあり、

角を曲がって20mも行けば、

世界の写真家土屋高弘さんのギャラリー&プレートランチ屋さんがあり、

そのままお地蔵さんたちを左手に、

川沿いを海に向かって進んでいった大浜南。

バス停の前でした。

どこかいつもと違うところでサーフする、

サーフできるのも魅力ですね。

そのためにはローカリズムがいつまでもすてきで、

優しく、温かいものとなっていますように。

私たちビジターもその場所を敬い、

神さまなどの景色も心に入れて、

サーファー全員が盛り上がって楽しくなれるように、

互いの波乗りをしっかりと見ながらサーフしましょう。

具体的には、

良い波乗りには腕を挙げて感動すると喜ばれます。

それではまた明日ここで。

こんな動画が潤ちゃんから送られてきました。

総帥アレックス・ノストが、

私のキャッチサーフの7フィートに乗ってくれたご厚情のかき日。

Film by Jun Ikeda

©SMOOTH’N CASUAL

Thank you!!


宇宙の伊豆半島_お誕生日おめでとうタイラー!_WELCOME TO THE MATSUKAZE ROYAL WEDDING!!_(1098文字)

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珍しい半月だというので、

伊豆半島の南端まで行くと、

なるほど虹色の惑星だった。(本当)

上と下の画像はほぼ同じ画角だが、

上が露出アンダー-3.0

下が露出オーバー+4.3

カメラ側の露出を上げると天の川だったり、

または下げると月に反射する虹が撮れた日。

Happy Birthday Tyler!!

インスタグラムを見ると、

タイラー・ウォーレンの31歳の誕生日のようで、

去年のことを思いだしていた。

タイラー・ウオーレン30歳のお誕生日づくし_前夜祭からビーチパーティまで_アンディ・デイビスのアートハウスパーティ_(2230文字)

アメリカでは0が付く(1歳児も)誕生日を盛大に祝うので、

今年彼は31歳となるので、

昨年ほどではないにしても、

サーフ&アートと、楽しい日となりますように。

Tyler Warren’s Red Line 6’5″

@Chiba Katsuura Reef

これも少し前、

つまり桜がたっぷりあった日の鎌倉。

Kyle Kawazoe

川添櫂琉くん、おめでとう!

さて、もうひとつのおめでとうは、

ゆうこちゃんとU-Skeさんのウエディングパーティ。

KIKIちゃんのフラあり、

それはそれはすばらしいものでした。

こちらがKIKIちゃん。

U-Skeさんの妹の長女。

WELCOME TO THE MATSUKAZE ROYAL WEDDING!!

これぞカラーズマガジン。

ウナクネからコンペまでという図式がここに見えます。

左から金尾レオくん、ALOHAナナちゃん、

トメさん、小川啓さん、カラーズマガジンのヨゲさん、

そしてご近所の吉川共久さん。

「全員のウナクネ度を平均すると200%です!」

そう聞こえてきた。

伊豆の啓(ひらく)さん。

サーフィンライフ誌を開くと、

彼がプロサーファーだと聞こえてきた。

啓さんが小学生のときから、

各地でお見かけしたが、

その頃からプロになることは約束されていたほど、

波乗り天才だった。

こうして再会しても、

そのときのエッセンスそのままなのがうれしい。

三つ子の魂百まで。

U-SKEさんの兄弟である寺内さんと、

オノゲさんこと小野塚ファミリー。

ナッキー、MO3と潤ちゃんに雄太さん。

こちら松風王国の住人たち。

サンバゾンの大友さんも見え、

夏目春菜さんに前出したKIKIちゃんのご両親も見えます。

(ハートとピースマークを持っています)

美人のゆうこちゃんのお友だちは美人ばかり。

オノゲくんもちゅらかーぎーですよ。

しに本当さ。

ゆうこちゃんとU-Skeさん、おめでとう!!

これからもよろしくお願いします。

D師範と新島へ_カラーズマガジン&山田さんの友人トリップ@千葉夷隅_(1610文字)

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春の風が吹いていますね。

湘南、伊豆を経由して、

千葉に一度戻り、UNK-Xを仕上げて湘南片瀬に戻り、

ビラボンストア前から出発して竹芝桟橋経由新島まで急いでいる。

新島ではビラボン、Abema、

サーフマガジンの兼ね合い仕事があり、

なんとエルサルバドル以来となるシェーン・ドリアンこと、

D師範と合流して新島に向かうところです。

D師範についてはこちらのリンクを↓

エルサルバドル新展開特大号_のんびりの日_高速トップターンのススメ_転覆寸前の強風_ビニールビールをぜひ!ここにD師範が!?マイリマシタ!_コールとジョンがやってきていきなり100gの脂肪を摂取_コールの新ツインフィン_野犬ぜひ!

昨日は、

カラーズマガジンのヨゲさんが太東に来るというので行ってみると、

折からの南風(オフショア)で激混み。

ならばと夷隅に向かうと、

オンショアだがサイズがあり、

千葉メンバーと湘南メンバーが集結していた。

左から町井さん、アキさん、

千葉さんに吉田ヨゲさんことヤマさん。

町井さんは、

ある日から勝浦の寅さんとされていて、

その顛末はここに。

大寒波に験担ぎ_誰も気づかないシークレットブレイク『エックス(X)』_美談の暖かな日by町井さん_(2573文字)

ヨゲさんと同行していたのはHRSの山田さん。

NAKISURF創業当時にとてもお世話になりました。

さらに佐藤千尋さん、脇祐史さんたちもいて、

波も無人でこんなすばらし波がブレイクしていた。

これは佐藤千尋さん。

太東はオフショアだけど、腰くらいの混雑。

風を選ばなければ、

無人で、こんな良波が乗れます。

逆もまた真なり。

こちらが脇祐史さん。

彼たち、つまり前出したヨゲさんの同級生。

中学生の頃からグレイトサーファーの茅ヶ崎人。

佐藤千尋さんのオフザカーブ。

相変わらずすばらしい波乗りだ。

こちらヨゲさんのミニマルフィンでのフィンアウトスピン。

この位置でこのターンを実行するのは半端ではなく熱い。

年季が違う。

彼こそが一級クネリ師であり、

オリジナルウナクネ式の矜持を持つ男でもある。

NAKISURFは吉田ヨゲから目が離せない!

人情寅さんこと町井くん。

彼がまだ高校生のときかな?

その頃に石井悟さんを通じて勝浦リーフで知り合いました。

アキさん。

ミッドレングスのターンの伸びに一同感動していた。

で私。

かなり地形が良いのか、こんなバンク系の波。

ただ、沖に吸われる流れが強烈で、

常に岸側にパドルしていないと、

沖に浮く伊勢エビ船だか、

ヒラメ釣り船の放送が聞こえてしまうほど流される。

堤防やテトラもいいのだが、

こうなってくると海水浴などしたら、

一瞬で水平線まで流されてしまうので危険です。

やはりカリフォルニアのようにピアで砂を止めた方が景観も良いし、

その上に飲食店等を置けるので人も集まるという図式ですね。

伊豆でついに会得したグラブレイルカットバック。

レイルの持つ位置を気にしていたら、

ゆうこちゃんとU-SKEさんのウエディングパーティがあり、

そのプレゼントでいただいたマグカップはジョンジョン・フローレンス。

そのカットバックでのグラブ位置を参考にしたのは言うまでもない。

夷隅の波はサイドからのウエッジもあるので、

その押し出しは強烈で、

よって速度も2割増し程度となるので、

腰程度の高さの波でもこのようにボードは浮く。

上がると小川幸男さんが来ていて、

彼とはイナリーズ以来であるので、

イナリーズ炸裂開始!_リーシュセーバー受難の時代_チアリーダー

まずは鴨川の、そしてミッキー川井幹雄さんのお話、

小川さんのご兄弟、

ベテランサーファーたちの体調維持や淡水魚鱒におけるアニサキス、

サバやイカについてを3人で話し合った。

みんな相変わらずグッドサーファーであるようで、

「ならば私も」と、

D師範ことシェーン・ドリアンと乗る新島波を想像し、

ぐっと腹に力を入れるのでありました。

 

【特大号】D師範シェーン・ドリアン新島_23年前のFOCUSを一緒に観た夜_(2682文字)

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Shane Dorian / Billabong

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新島に到着すると、

折からの南風で、羽伏浦やシークレットは風を受けていて、

ローカルのケイスケくんは、

「アワイがいいっすよ」

そう言うので、

アクアライン並に長い平成トンネルを抜けて来てみると、

それは形の良い、

例によってパワフルな波がブレイクしていた。

Awai Ura, Niijima, Tokyo

.

けれど大雨。

今回はビラボンさんとAbemaTVのお仕事で、

私が写真係として同行していて、

その内容はD師範ことシェーン・ドリアンが、

日本のキッズサーファーと接していくという企画です。

シェーン・ドリアンは世界若手育成プログラムの一環で、

日本にまでやってきて、

しかも波パワーのある新島で、

子どもたちにさまざまなことを指導するという。

ここではビラボンが選んだ3人だけど、

週末には湘南鵠沼海岸で子どもたちのためのコンテストを行う、

というのが彼の日本での予定。

シェーン・ドリアンが次世代へのバトンを渡す役となるとは、

フォーカス、

モメンタム世代にとっては涙がでるような事実の平成29年。

瀧朗はスキップフライの23年物のフィッシュを持ち込み、

これは時流に反しているはずが、

フィッシュブームがやってきたという不思議。

私はいつものフィンレス&ミニマルで、

波斜面を全て体感するドリフト。

何かに似ていると思ったら、

ダートバイクでのスライドするコーナリングだった。

パワーのある波でのフィンレスは、

体感Gがすごいので、

スリルを求めるヤングなあなたか、

または4Vシニア世代にお勧めします。

フィンレスのことを雑誌『一個人』などで特集してくれたらうれしい。

前出したローカルのケイスケくん。

D師範が、

ワイメアやジョーズに代表される大波は、

「ワイドスタンスで弾き飛ばされないように」

そんな指導を受けて、

テイルからほぼノーズまでのワイドスタンスで、

アワイ・ボトムターンを決めていた。

シェーン・ドリアンをお手本にするのは、

波乗りばかりではなく、

こういうビーチクリーンもであります。

大雨の中、

手に持てるだけのゴミを持って上がってきた。

この考え方はサーファーが100人いて、

一人3個持つだけで毎日300個ものゴミがビーチからなくなる計算となる。

すると10日で3000個、

一年で109,500個ものゴミがひとつのビーチからなくなる。

十万超えはすごい。

みんながこれを実践すれば、

「サーファーが多い海岸こそが美しい」ということにもなる。

これぞ真のビーチクリーン。

マンライで終了し、

ニイジマ・ファーストセッションを終えたD師範は、

私のボードに目を入れてくださり、

「新時代だよな」

「NAKIがシェイプしたのか?」

「デレック・ハインドは大先生か?」

はては、

「どんな波が一番適しているのか?」

そんな質問攻めにあった。

もしかすると、

明日はシェーンもフィンレス世界に入ってくるのかもしれませんね。

ここまでは多忙というか、ほぼ動き回っていた。

各地で桜の写真を撮り、

上のはインスタグラムで見つけた明治時代の桜。

湘南は片瀬を中心として動き、

各地の導師たちに指導されつつ、

再び読んだ泉昌之さんの作品に深く感銘を受け、

初めて読んだのは、

横山泰介さんが持っていたガロからだと記憶していて、

さかのぼるとそれは1983年のはずで、

18歳の自分がそこにいた。

千葉ではMさんからオーダーのあったUNK-Xを仕上げ、

さらには古いビンテージボード風の塗装をし、

私の大好きな鳥をフリーハンドでのびのびと描き、

今回お世話になったエボルブサーフの前田さん夫妻に感謝しつつ、

深夜2時に起きて、

4時台に湘南に戻り、

そこからビラボンの大胡くん、

そしてAbemaTVのカラン、瀧朗くんと合流して、

横羽線で竹芝桟橋を目指した。

この数日ほぼ寝ていないが、こんなものであります。

新島へのボードは、

キャッチサーフのスキッパーフィッシュ6’6″と、

上記したUNK-S(ウナクネシングル)。

ボードバッグがいらないのがキャッチサーフの魅力。

サーフボード券は、

こうしてリーシュプラグに付けるのが正式というか、

ひとつの方法であります。

私たちの乗る船は虹色。

ニジに乗ってニイジマ。

その虹色がお台場を通過していく。

フジテレビやレインボーブリッジが見える。

ひと眠りすると、

新島に到着していた。

そのビラボンの、

シェーン・ドリアンが考える次世代。

新島のレンタカーは注意書きばかりで、

この他に

ウインカーの出し忘れに注意

ワイパー使用は最小限に

コマセ禁止

飲酒運転禁止

急ブレーキ禁止

車内BBQ禁止

ガソリンは左側

前車ブレーキ灯に注意

空ぶかし禁止

けんいん不可

脇見注意

風の強い時は、ドアの開閉に注意

サーフボードは拭いてから乗せよ

追い越し禁止

トンネルを出たらヘッドライトの消灯確認

温泉地区では駐車位置に駐めよ

シートベルト着用

ダブルクラッチ厳禁

車内飲食禁止

東京FM以外のラジオ禁止

ドリフト走行はお止めください

制限速度を守れ

平成トンネル内は減速

かじやベーカリーの前に停めるな

ブッサンストアでは駐車場に駐車すること

タイヤの空気は乗車前に毎回確認すること

オイルの量を毎朝チェック

他にも信じられないほどの注意書きがあり、

「水着(ウエットスーツも)での乗車禁止」とあったが、

雨が降ってくると、

屋根がザルなのではないかと思えるほど雨漏りするので、

「雨の日はウエットスーツを着て乗車すること」

そんな注意書きを付け足したくなったが、

すでに貼る場所がないとあきらめて、

温泉に行くと、それはすばらしいお湯でありました。

そのかじやベーカリー。

今日も名店の誉れ高く、

お昼過ぎには売り切れてしまう銘品が並んでいた。

これはRVCAのアーティストのケビン・アンセルが、

クリスチャン・フレッチャーと来たときに描いたドッグタウン。

この富八さんのBBQは世界一だと名言を残して、

カリフォルニアはコスタメサ方面に帰っていかれたという。

その富八さんの跡継ぎが、

冒頭に出てきたケイスケくん。

D師範同様に私のウナクネ機をじっくり見てくれたのがうれしい。

夜は瀧朗がD師範のために持参したフォーカス(VHS)を鑑賞し、

その模様をアベマTVのクルーたちは、

3カメ体制でしっかりと記録していた。

23年前の作品なので、

この子たちが産まれる10年も前なのに、

なぜか今と遜色のないターンの数々に一同感動しきりな夜。

新島はWiFi電波が弱く、

写真一枚アップするのに1分ほどかかるので、

明日アップできるかわかりませんが、

暫定的にまた明日ここで。

GWまでもう少しですね。

波乗神シェーン・ドリアンとの新島旅_ハッピーサーフの子どもたち_(1403文字)

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おはようございます。

こちら強風新島です。

接続が悪いのですが、

なんとか写真を上げてみようかと。

今週は、

シェーン・ドリアンことD師範と行く新島旅です。

波乗り界では生きる神そのもの、であります。

「一緒にいられてうれしい」

そんな気持ちでいる時間が、

自分にとってすばらしいものとなっている。

新島に自生するツツジ。

英語で何というか調べてみると、

Rhododendronとあった。

ツツジというのも発音しづらいが、

英語でも似ているのが不思議な美しい花。

桜からツツジの季節となりました。

さて、波。

折からの東風。

しかも立っていられないほどの強風。

そのオンショアは、

波をここまで大きくしました。

自然の力はすごい。

この旅はシェーン・ドリアンが、

日本の子どもたちにサーフィングを教えるというもので、

その前半は、

ビラボンチームの16歳以下の3人に時間が割かれている。

今日のお題は、

「良くない波でも30本乗ること」

そうなんです。

「どんなに悪い波でも30本乗ってきてクダサイ」

そんなこととなった。

「悪い波」

私は「個性的な波」と呼んでいて、

昔からそれに乗るのが得意技でもあります。

しのちゃん。

女の子なのにこの向かい風をパドルアウトし、

たくさんの良波に乗っていた。

その美しいフォームに新時代の予感を感じた。

じんくんとモンちゃん。

いつもニコニコ。

そして、すばらしいサーフィング。

なんと13歳だとか、15歳、16歳という。

とすると平成15年生まれとなるのだから、

本当に新時代なのですね。

強烈なカレントと、

合わさる複雑で猛烈な波。

そんな海で真剣に遊び、

滑り、巻かれて、沈められて上がってくる。

それもあれもこれもハッピーサーフィング。

こういう波に挑戦しない人が見たら苦行だろうが、

そうではなく、これが経験となり、

すばらしいものでもあります。

夢に向かって走る少年少女の春。

そんな子どもたちの1ページを丘から見つめるD師範。

今回もエルサルバドル同様に一緒に時間を過ごしているが、

彼は神のように穏やかで、そして偉大です。

体力と、心配り、そして底知れない包容力。

波に乗ることによって人格を形成し、

それが極まった典型だろう。

彼と同じ時代に波乗りしてきて、

彼の高みを感じられて本当に良かった。

Only a surfer knows the feeling.

ビラボンさんも含めて、

多くのメーカーや企業が彼のことを永年スポンサードしているが、

こうして何十年も一流でいられるのは、

星の数ほどいるサーファーでも一握り。

そのすごさ、

すばらしさを感じられたのが、

今回の旅の一番の収穫であったと思える。

まだ終わっていないけど。

それほど毎日が充実したものとなっています。

瀧朗の23年前のフィッシュ。

猛風オンショアには目もくれず、

ふわりと一人で海に向かっていったのが印象的だった。

彼もまた昭和の人だが、

波乗り魂というか、

そんな熱き血潮を常にたぎらせている一人でもありましょう。

もちろん私もオンショア波に。

ひさしぶりの強い波でありました。

それでは、明日からGWの始まりですね。

シークレットが良いというので、

これからみんなで移動して、

そして湘南で開催される子どもたちのシェーン・ドリアン杯に移動します。

すばらしい2017年のGWとしましょう。

明日またここで!

文字と、言葉を持たない日(D師範=シェーン・ドリアン新島編)_#77

シェーン・ドリアン@湘南_ロブ・マチャドとの再会_(2033文字)

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Shane Dorian at Niijima 2017

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シェーン・ドリアンの日本旅はまだ続いている。

新島を後にした。

新島ではこんな景色も目に焼き付けた。

これが高さ250mある白ママ断層の全容で、

こうして沖にまで出ないと全ては見えない。

しかも羽伏浦から砂浜徒歩90分くらいはあるだろうか。

遠き神秘であります。

シェーンはこの”神が森”と呼ばれる神聖な場所で、

「世界中どこにもない」

「ここだけの深い場所」

そう表現して、沖からこの景色を長い間眺めていた。

砂浜に立つのは、

フォトグラファーとビデオグラファー6台。

プラス、ドローン。

今回はAbema TVの取材でもあったので、

きっとこの秘境にこの量のカメラが並んだことは初めてだろう。

美しい春を迎えた新島。

その昔は4月になると、

湘南から下田港を経由してやってきて、

3週間くらい滞在していた。

その強烈な波に少しでもなじみたく、

滞在を繰り返していたのも今は昔。

この季節の新島はーーもしかすると夏もだろうがーー

誰もいない。

昔みたいに沖にまで砂はないが、

ショアブレイクならば数十箇所ものピークがあり、

仲間だけで波を楽しめるディストネーションであります。

こんなピークが50mおきにあるのは、

ノースハワイのイナリーズみたい。

こういう場所は先人優先としたい。

「誰かが先に入っていたら次のピークに行く」

というのが世界共通のマナー。

ただ、

イナリーズのときは一人でサーフしたくないので、

知った顔だと「おいでおいで良いよここ!」

そう手招きしたことも思いだした。

かじやベーカリーの銘品パン、

今回もたくさん食べました。

昔と同じ味に18歳の自分が現れるのはいつものことで、

そう考えると、

記憶と味覚は密接に結びついていると思える。

帰りの車はこんな具合で、

私はキャッチサーフを剥き出しにし、

サランラップでウナクネ・シングルを巻き付けるというスタイル。

これでボードバッグいらず。

前浜港まで行くと、

携帯の電波が4Gで入ってきた。

インスタグラムを見ると、

なんと総帥アレックス・ノストがこんなボードをシェイプしていて、

そこにはまさかのUNK-S(ウナクネ・シングル)のテイルが採用されていた。

こうして総帥に霊感を与えることができて、

旅というのは不思議だと再確認するに至る。

出港すると、そこはオープンオーシャン。

折からの強風で、荒れる海の航海となった。

船内ではなんと、

NAKISURF創業当時からのファミリーであるKさんが同船していて、

なんと懐かしきNAKISURF48時間ドリームTシャツを着用されていた。

48時間限定発売第2弾!「Keep the Dream Alive」_『ドリームTシャツ』もうすぐ販売開始です!

そして、

こんなうれしき2ショットを得ました。

レインボーブリッジを過ぎると、

もうそこは竹芝桟橋。

下船するとファンに囲まれるシェーン。

人の多さに東京に戻ってきたことを実感した。

私の上司、

キャッチサーフ国際営業部長のジョエル・マナラスタス。

彼とバネッサの結婚式が昨日あった。

そして、

これは山下達郎さんが現在ツアー中で、

大のファンであるベンチュラセイジがうらやましがる一枚。

その達郎さんの一派というか一味である瀧朗が、

「ドリアンの(インスタグラム)ストーリーにNAKIさんが出てますね」

そう言うので早速見てみると、

ビラボンチームと一緒にいただいた焼肉模様が上がっていた。

シェーンのご飯が前にあり、ハワイを感じてうれしい。

湘南に戻り、

すぐに行ったのは茅ヶ崎カルディ。

そこからラスカ3F、または5Fに。

ここではリーフのイベントにロブ・マチャドがやってきて、

5階ではビラボンでのシェーン・ドリアン。

湘南ピープルにとっては夢のような茅ヶ崎駅前。

絶品ビールとして知られるムーチョ・アロハとシェーン。

昔のサーファーぽいのが木下さん、

そして白Tが伊藤さん。

アロハなのでハワイという共通項もありました。

カムパイ!グビビー。

茅ヶ崎の大橋なみくんもやってきました。

キャッチサーフのジャパンメンバーでもあります。

湘南ラスカさんの看板ボードに大きなサインをしたためたD師範。

シェーンとロブが茅ヶ崎で再会した瞬間。

サイン会の大行列もあるので、

彼らは積もる話を3分で切り上げていた。

私もロブとの再会があり、

ちょっぴりと最近の色々を話しました。

私がロブと知り合ったのは、

自身のデビュー作『Feel The Glide』が縁で、

このフィール・ザ・グライドというのは、

この作品をいたく気に入ってくれたロブが、

彼の父の50歳の誕生日に、

壁サイズのプリントを注文してくれた際に命名してくれたもの。

Feel the glide.

1997年作品。

とすると、彼と出会ってから20年が経つようで、

お互いにハッピーサーフィングを続けようと誓ったのであります。

Keep on Happy Surfing!!

 

 

D師範と横山泰介さん_シェーン・ドリアンがキッズWSLにやってきた_ヨゲさんとドリアンの邂逅_(1106文字)

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おはようございます。

いよいよ5月となりました。

MAY

皐月(さつき)

早苗月(さなへつき)

田植えをする月だそうで、

サーファーにとっては夏の準備のはじまりです。

さて、D師範ことシェーン・ドリアン。

私の定宿8ホテルに宿泊していて、

昨日は日本のブルース・ウエバーとされる横山泰介さんの撮影がありました。

泰介さんは私が波乗りを始めたとき、

鎌倉ボーイズの憧れの人であり、

そのサーフスタイル&ライフスタイルは尊敬以上に値していた。

大野薫さん(故人)が伝えた

「ビーチをサンダルでペタペタ歩くな」

「サーファーは裸足であれ」

そんなクールスタイルの提唱者たち。

泰介さんが撮られたケリー・スレーターと、

ロブ・マチャドの若き写真に目を細めるD師範。

「おーここが噂のヘアカリフォルニアかぁ!」

そう言って、

次回は師範の奥さまと息子のヘアカットの約束をしていた。

それに喜ぶ聖式カルちゃん。

コンテスト会場に行くと、

原田泰三さんと西世古さんの息子さんたちが出場していて、

それぞれ沖縄、三重から遠く湘南までやってきていた。

ウナクネ派だという中村たくみくん、

そして実況アナウンスを担当しているベン・ウエイ、

さらにはこのブログで使用している

『マンライ=満足ライディング』の造語主であるオガマさん。

ちなみにオガマさんは、

このイベントのヘッドジャッジでありました。

前出した西世古さんの息子さんの、

篤哉(あつや)くんがD師範に会えた瞬間。

これだけでも遠くから来る価値がありました。

一生忘れられない記憶となるだろう。

D師範と一緒に子どもたちのヒート観戦。

コンディションのこと、

コーチングのこと、

環境のこと、

彼の息子のこと、

大波のこと、

ありとあらゆることを話した。

これはワイメア・インビテーショナルでの、

ホワイトウオーターの耐え方を私が推測し、

それについての指導を受けた。

これは師範たる所以(ゆえん)であり、

シェーンの人間性の高さによるものだろう。

少しすると、

カラーズマガジンのヨゲさんがやってきたので、

「彼が中学生の頃からシェーン・ドリアンのファンであり、

そのサーフスタイルもあなたに酷似するほど、

ヨゲはここから数マイルの茅ヶ崎で練習を繰り返したのであります」

そう伝えると、

ヨゲさんは飛び上がるほど喜び、

師範もとってもうれしそうにしていた。

ヨゲさんにとっては、

まさかまさかのすばらしい出会いでした。

師範は受賞者にトロフィーと副賞を授与する係と、

まとめのスピーチをして、

来場者全員がグレイトサーファーのすごさと、

オーラに感じいって、

それは南東風をまとう鵠沼海岸を満たすようでありました。


修行の回避法_キャッチサーフについて_(1089文字)

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フェイスブックからのお問い合わせをありがとうございました。

波に乗ることを始められたばかりとのこと、

スタッフ一同、大変うれしく感じております。

波乗りの入り口は、これから楽しいことだらけで、

私もその頃のことを回想していました。

そしてときに辛いこともあります。

特に波が大きくなると、やはりそれは大海です。

私はこんな日を修行と呼びますが、ときには苦行でもあります。

きっと最初は2mくらいの波の高さくらいからめげてくると思われます。

この辛さを避けたければ、

「いやぁ、自分はまだまだですので」

とか、

「ボードサイズが小さいからむずかしい」

「先日、ターンで膝を痛めているので」

「おばあちゃんの遺言なんです」

「二日酔いで」

等々、どんなものでも大丈夫です。

怖ければ回避しちゃってください。

ただ、回避しすぎると、

グッドサーファーという道には遠回りしていることも念頭においてください。

季節もすばらしいものになってきますので、

どうぞお楽しみにしていてください。

さて、お問い合わせにありましたキャッチサーフですが、

外装はボディボード素材と似た柔らかいものです。

さらには芯部分に先(ノーズ)から後端(テイル)まで、

木製ストリンガーという住宅でいうところの柱が2本、

または(ボードの長さによって異なります)3本も入っております。

この柱による剛性によってターンは容易になっております。

そして表面が柔らかいので入門者から、

はたまた偉大なるサーファー、

ジェイミー・オブライエンまでが愛用しているコスパ最高のサーフボードです。

なので、浮力さえ確保できましたら、それはすばらしいものとなります。

普段ロングボード乗りでしたら9フィート、または8フィート。

これから短いボードに挑戦されたければ7フィートをお選びください。

また、短いボードに乗ったことがある、乗れるというのでしたら5’0″スタンプ、

スキッパーフィッシュ、はてはビーターというミニもございます。

これは上の写真のようにタイラー・スタナランドがビーターに乗っていますが、

190cm/88kgの体格でこうして普通に乗れるという実証でもあります。

けれど、

これはサーフレベルが中級以上でないとむずかしいかもしれません。

キャッチサーフのフィンセッティングは3本、

1本(シングル=プランク)、

またはサイドバイトというツインがありますが、

初級者から中級者くらいまでの方は、

そこまで変化がありませんので、ご自身の感覚でお選びください。

それでは今日もみなさんのHappy Surfingとなりますように!

 

【テクニック編】春のバックサイド・レイルワーク_(1638文字)

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今年の春の始まりは突然だった。

こうして色鮮やかな花が咲き、

季節がぐるりと変わっていった。

自分自身の波乗りを求めての旅が始まった。

伊豆南端の野良猫弓ヶ浜のメチャポンタ(♂)。

彼は今日もこうして花見をしているのでしょうね。

さて、

これは先日伊豆の大浜南で、

大雨の後に波が上がり、

南伊豆としては不本意な波の色だったが、

波質としては硬く、強いものだった。

ただ、そこまでのバレルではないが、

いくつか、時折まん丸なバレル波は来ていましたよ。

動画は撮れなかったのだが、

シークエンス写真を得たので、

こういった波でのテイクオフ詳細をここにおいておきます。

【テクニック編】

まずはパドリング。

乗る波を決めたら、

うねりを引きつけるだけ引きつけて、

ボードが波の前に押し出された瞬間に強く深く、

およそ3回から5回を全力で漕ぎきること。

きちんと漕ぎきれば、

波に押されてボードは斜面の中に滑り始めるので、

両手をレイルの上に付いて、上半身を起こしていく。

バックサイド波なので、

左側のレイルが支点になるように、

具体的には左を向くようにテイクオフする。

立ち上がって左手だけを離し、

右のレイルはいつでも押しつけたり、

弱めたりできるように軽く握ったまま。

左(背中)側のレイルが支点になると前出したが、

切り立った斜面がボードを滑らせ始める。

ほぼ加重はどこにもしていない。

滑りというか、

波や自身のボード挙動を探ったりするのがこの瞬間。

この波は*ハイラインで滑ることを選択した。

*ハイライン=波上部を使う滑走線’の

パイプラインではないが、

そんな波を仮定して、

一番波の上部のライン取りをしたく、

高い位置にレイルセット。

どんなにレイルを立てても、

右手でレイルを押しつけても切り立ってくる波斜面には抗えないので、

ここで下降というか滑り出していく。

体重負荷バランスは「滑らせる50%」、

「斜面に張り付く50%」としてみた。

波のパワーゾーンとなったので、

押しつけた分だけ速度となった。

そのまま波の上部にとどまるには、

レイルの押しつけ、

つまり右手を使って、

レイルを斜面に切れこむように入れていく。

レイルが入ると、

また波の上部に張り付ける。

バックサイドのバレル波は、

こうして丸くなっていく斜面を上下移動することによって、

メイクまでを任意的にコントロールしていくのが楽しい。

上に浮きすぎたら、

こうしてレイル加圧を弱めると、

斜面から押し出されて速度を増す。

レイルを押す、離す。

そんな単純な操作。

バレルにはならない波だけど、

リップのフックに引っかけてバレル気分を味わう。

こうすることによって、

「その日」「その時」が来たときには、

同様なことをするだけでバレルイン、

そしてバレルアウトができる。

この位置が最も高速となる。

オフショアにあおられてのスリルは、

波乗りの醍醐味を生で感じる瞬間です。

ジェイミー・オブライエンがバレルアウトしたことを想像したり、

またはジョンジョン・フローレンスになりきったり、

そんな自分が出現するのでありましょう。

緩くなった大きな斜面に安堵し、

そのままフィニッシュラインを探す。

もう一度ショアブレイクで掘れ上がりそうだったのか、

またレイルを引きつけているが、

波は終焉近くとなっている。

そのまま波の上に向けて、

ターンを放っていく。

こうすることによって、

次に来ているであろう波にも遭遇しなくなるので、

自身が持つ速度のまま波の裏側に向けてターンを始める。

はい、これで終了。

シンプルですが、

応用も効き、さらには大基本でもあるレイルターン。

バックサイドならではの、

外側から腕を使って内側にレイルを切れこませるというもの。

膝波でも練習可能ですので、ぜひお試しください。

ちなみに私はフィンレスサーフィングを開始してからというもの、

このレイルターンが拡がりました。

スリルたっぷり、しかも安定性抜群の基本をこの春ぜひ!

【GW特大号】シェーン・ドリアンが逗子サーファーズにやってきた_サバちゃんのスポンティニアウス・フィンレス_(3555文字)

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こんにちは、

快晴のゴールデンウイーク真っ盛りですね!

逗子SURFERSにようこそ!

ここは海に突き出た岬の上に建てられたレストラン&バー。

そこにある岬波は、

最上級のポイントブレイクでして、

サーファー垂涎のロケーションであることは、

湘南ボーイズたちには良く知られた事実であります。

数多くのグレイトサーファーたちがここを愛し、

そしてすてきな時間を過ごしてきた。

私もその一人で、

オーナーの「なるちゃん」は、

波乗りを始めた頃に

彼のVWビートルで伊豆白浜に連れていってくださった。

そこで遭遇したのは、

どこが先か底かわからないほど、

透明な春波に生まれて初めて乗ることができたのです。

他にもあれもこれもと、

なるちゃんとのことを述懐するだけで視界が滲む。

その彼がオペレーションするこのSURFERSや、

ロースカことザ・ロード・アンド・ザ・スカイに多くの高感度人が集まるのは、

至極当然であると言える。

私の作品集の壁。

サーファーズの開店前に行って、

そのなるちゃんと最近の、

そして昔の色々を話しながら、

紙カップにSURFERSのロゴスタンプを捺していた。

↑のサングラスがなるちゃん。

こうしてナルちゃんたちのお手伝いをすることが幸せなのであり、

そう考えると、人生は大きな丸い輪でつながっていると、

中学校に入学した際、

校長先生が話してくれたことを思いだした。

さて、このSURFERS。

キッチンの前と、

2階がショップというかギャラリーとなっていて、

さらにこの一角では沼さんや岸さんたちがビーチボーイズをされている。

ここではサーフィングはもちろん、

SUP等の安全で楽しい遊び方を教えてくれるのです。

道具のレンタルもあるので、

気になる方は問い合わせしてみるといいですよ。

沼さんも岸さんもいわゆるリベラルな人なので、

みなさんもとても気に入られると思います。

Top

キンチャンズ岬が大好きな岡本さんがやってこられた。

岡本さんは私の若いときに

ウエットスーツをスポンサーしてくださった大恩あるお方であります。

「船木よ、プロサーファーは格好良くなくてはならないのだ。

よって、お前は千葉プロにはこの車に乗っていくように」

そう言って黄色のポルシェを貸してくださったのが彼であります。

【ちょっぴり特大号、後編】私と娘の奄美大島サーフ旅編のBlue誌発売日_先輩たちの教えと啓示、岡本さん編_夕陽鎌倉_ドラちゃんと洋平さん_かつ禅師とキャッチサーフ・ミーティング_(3473文字)

そうこうと、いつもの昔話をしていたら、

D師範ことシェーン・ドリアンがランチを食べにやってきた。

そうなんです。

SURFERSはビラボンさんとも縁があって、

そんなこともあって、

オッキーだったり、

クリスチャン・フレッチャー(RVCA)たちがここに集うことでも知られています。

前日シェーンの撮影を8ホテル内の8ラウンジ内でされた横山泰介さん。

現像されたばかりの神がかった美しい作品を持って来られ、

これらの作品を見られた師範がうれしそうにしていたのが忘れられない。

巨星と巨匠。

感動。

サーファーズの新メニューは、

ブルース・オズボーンの写真が満載で、

しかもジョージ・カックルと横山泰介さんの対談には、

花井祐介くんが登場していたりと、

メニューを越えたすばらしいものなんです。

アメリカンスタイル。

プラスメキシカンも。

前出の天才絵師ハナイ画伯の壁画。

このTがあったら欲しい。

フィッシュムービー。

私は伊豆のイベントに参加します。

楽しみ。

「お!このリーフはすごいね」

「ここには良い波が立つのです師範、またいらしてください押忍!!」

「わかりますワカリマス」

すかさずこの岬波の素性をフラット日に見抜いたD師範。

やはりスーパーサイヤ人の眼力は半端ではありません。

今回の旅で師範の同行をサポートし、

通訳をしたのがランディ。

泰介さんの横にいます。

お洒落なハットをかぶられた泰介さんがシラス丼を注文されていて、

シェーンとビラボンチームの2人と、

私はいつものサーファーズバーガー。

絶品のパティと、

野菜で満たされるアメリカ以上のハンバーガー。

野菜サンド。

懐かしいと思うのは、

サンクレメンテはハンセンズの

ピアサイドベジタリアンサンドに酷似しているからで、

そんなセンスもさすがなるちゃんだと感服しかり。

湘南出発前の8ホテル&ヘア・カリフォルニア。

私もよくここで聖式カルちゃんと立ち話をしています。

この後ろには卓球台があり、

それが無料で使用できるのも8ホテルのすばらしさ。

片瀬 諏訪神社

少し前は、桜が満開でしたね。

Today’s boards

Catch Surf Odysea Log 7’0″

UNK-X 6’5″

UNK-S 6’1″

Catch Surf Odysea Skipper Fish 6’6″

Nation Lamborghini 5’4″

Sabaliba Mini-Twin 5’5″

.

さて、ここで閑話。

旧名鯖一郎がウナクネYO1となり、

ウナクネYO1の地位はすでにウナクネ到達であります。

何言っているかわからない人が多数見えますが、

今日の巻末にそのウナクネ、

聖式とかサバだったりのきっかけがわかるリンクをおいておきますので、

どうぞご利用ください。

じつはYO1くんこと洋一くんは、

水戸黄門の水戸光圀のように正体をほのめかし、

つまり「サバちゃん」になりすまして、

違ローカリズムなどの悪政を糾している。

「仄(ほの)めかし」というのは、

「サバを読む」ということでもあり、

サバちゃんの兄貴分である瀧朗くんが言うには、

「そんなことからこんなサバ設定になっているのです」

そのサバちゃんと新島帰りの日々を過ごした湘南サバリバを後にし、

(8ホテルであると言われている)

アクアライン経由で千葉までやってきました。

渋滞がすごかったのですが、

得意技である深夜から未明に出発することでなんとか回避できました。

『ミニボードのミニマルフィン』

ということを思いついたのでそれを試してみた。

これはすなわち学生時代の

「やってみよう」

とか、

「乗ってみよう」

そんな開かれた気持ち、

オープンマインドであります。

Nation Lamborghini 5’4″

.

GWだというのに一宮メインの左側堤防横が膝波、

かつ完璧なるシェイプだった。

しかも無人だったので即座にパドルアウトし、

UNK-X 6’5″

Sabatini’s Spontaneous Rail Bite.

.

サバちゃんの初フィンレス日と相成りました。

おめでとう!

後半一緒に波乗りしているとき、

サバちゃんはバックサイドで1回転半のスピンを、

大回りで、ゆっくりとメイクしてしまった。

メイクした直後の驚きと、

その後に続いたうれしそうな笑顔が忘れられない。

「もうフィンレス、止められませんね」

「でしょでしょ」

「はい、このツインフィン外しちゃいましょう」

「それもいいね」

「ふむーフィンレス、最高です」

サバちゃんはそんなことを言いながら

近所のサーフボード工場の作業場で、

そのグラスオンフィンを削り取る作業を思い浮かべていた。

余談だが、

彼のほっぺたのふくらみがクレヨンしんちゃん風で、

しんちゃんファンである私を喜ばせてくれた

自発的な(spontaneous=スポンティニアウス)

という形容詞が付いたレイルバイト。

私は新島からずっとイメージしていたのがこの滑り。

後ろで見ているのがサバちゃん。

これは見慣れない動きだが、

12オクロックのリバース・ヒッティング。

もちろんスポンティニアウスでありました。(笑)

これはボトムターンを倍ほど伸ばし、

そのターン頂点を波先とし、

そこにボードヒットさせて急激に向きを変えて、

後ろ向きで急滑降するという動き。

やはりイメージしていると実現しやすい。

さらに言えるのは、

まともにフィンが付いていると、

こんな緩斜面でのターンではボードをこの角度にすることは不可能。

だが、ミニマル(iPhone6の半分程度の面積)フィンだったり、

フィンが付いていないフィンレスならば可能となる。

波が小さいのに体幹筋をフルに使うトレーニング兼、

クリティカル・サーフィングが可能となる。

「これなら膝波がオーバーヘッドになりますね〜」

そう言うサバちゃんの言葉が妙に的を得ていた。

フィンレスをやると気づいたのが、

ほとんどの人が少年少女時代に戻るようで、

サバちゃんはこの後もずっとうれしそうにしていた。

そしてことあるごとに

「フィンレス、最高ですね」

ずっとそう言っていた印象的かつ美しい日。

これは上記したサバちゃんのウナギ昇進日。

それは19年ぶりの春のことでした。

伊豆に来て良かった_鯖一郎(19年目)の春_(1674文字)

GWはトランクスでサーフ_それって条例化が必要なの?_(1700文字)

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こんにちは、

GW真っ盛りの子どもの日です。

いかがお過ごしですか。

私のことをご存じの人には恒例の、

「GWにトランクスでサーフする」

という個人行事がありまして、

夏日の今日、それを実行してきました〜。

Catch Surf Odysea Log 7′

GW中は、

どのサーフスポットも混んでいるというけど、

ここ、千葉の一宮は極地的に混んでいて、

極地的には無人という不思議なことになっている。

この堤防の脇は昨日30人くらい入っていて、

一昨日が無人。

そして今日も無人だった。

昨日混雑したのは、

春日部ナンバーの人たちがグループで入っていて、

そしてそこに私たち6人も参加したので、

あっという間に15人となり、

そうなると、

「多く人が入っているところが良いだろう」

とラーメン屋のように波質の意味もなく混んでしまった。

それでもみんなで楽しくやっていたのだが、

1人ホンキの人が入ってきただけで、

突然ラインナップは殺気だってきた。

しまいには、

あの温厚なツナくんまで目をつり上げて波取り競争に参加して、

とても険悪な雰囲気となってしまった。

で、類は友を呼ぶということで、

そこからホンキの人がさらに4人も増えて、

「てめえコロす!」

など、喧嘩めいたことになってしまった。

とほほ、膝波ですぞ….。

しかもダンパーなので、

波の向きは右も左もないのにテイクオフが0.1秒早いだけでその全権が与えられると勘違いしていて、

そのホンキ彼の横にいるのが女の子だろうが、

子どもだろうが、波に乗るたびに「ヘイ!」と叫び、

一切誰も乗れないように封じ込めて、

たった1mライドを決めて、

スープになった瞬間に板を蹴り出し、

リーシュを手繰って、

沖まで全力で戻ってきて、

誰とも目も合わさずに真剣に波を待っているのであった。

クワバラクワバラ。

このとき私は昨日のサバちゃんが、

長年かけて会得したシステマ(Система; Systema、武術格闘術)を使って、

黄門さまのように世直しをすることを期待していたが、

そこまでの悪ではなく、

ただーーきっと彼らはいつもそうやってサーフしているのだろうと、

「やれやれ」と肩を落として、堤防脇の無人エリアに移動したのだった。

「ああいうの、不快です。なんとかなりませんかね?」

そう言ってきたのは、私の友人の識者。

その声を聞いて思い出したのは、

中国での新しい法律

「子どもは自分の親の面倒を見ること」。

そんなことは当たり前と思っていたのだが、

お隣中国ではそうではないらしく、

法律としないと子どもたちは従わないという。

とすると、こういうサーファーには、

「こういうマナーを徹底してください」

そうやんわりしていては実行力がないので、

「小波でダンパーの時は波を取り合わず、安全に共有しあって乗ること」

そんな条例が必要であると感じた。

他の提案すべき条例としては、

「リーシュが付いているからといって、人に向かってボードを蹴り出さない」

「全ての波を追いかけるのは止める」

「他のサーファーを威嚇するのはNG」

そんなことを条例化しなくてはならなくなってきた。

日本のサーファーたちは、

そこまで民度が低いと思ってはいなかったが、

こうしてGWの喧噪のかけらを知ると、

水戸黄門ではないが、

庶民サーファーの苦しみ、悲しみを感じられてならない。

そんなことを昨日の夜考えていた。

今朝起きるとうれしいほどの夏日。

波情報は渋いというか、

低い評価だったが、

そのおかげで前出したように堤防周りは完全無人だった。

キャッチサーフがあれば自分に海の羽根が生える。

無人なら喧嘩も嫌な思いもしない。

しかもここから50m横は大混雑。

それは波高40cmが45cmの違いにしか過ぎず、

ただ、上記したように、

この堤防横に15人ほどの友人を配置したなら、

みんなこぞって、

「ここだここがいいぞ」と入ってきて、

あっという間に大混雑となるのでしょうね。

群集心理というか、そんな不思議。

なので、ご自身の目を持って、

そして勇気を持って無人ピークに漕ぎ出してみてはいかがでしょうか?

そんな提案をしてみました。

Keep on Happy Surfing!!

ウナクネJetアキラと優樹さんのサバリバ千葉@シークエンス北=ノースタイガー_ウナクネまーちゃんとケリー・スレーターのウエーブプール逆Ver._(2006文字)

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昨日、

このブログを書いた後、

原稿仕事をしていると、

Jetアキラさんからの連絡があり、

なんと鴨川からこちらにやって来るということ。

彼の見立てだと、

「夕方から波が上がってくるので、どこかでサーフしましょう!」

そんなことになった。

千葉北は折からの強い南風。

そこで風が合っている東浪見シークエンス北、

通称ノースタイガー・サウスに向かった。

そのシークエンスの蛸優樹(たこ・ゆうき)さんと、

前出したウナクネ団長であるJetアキラさん、

そしてピースサインのマノアくんと私。

Sequence SURF Store
7500-8 Torami, Ichinomiya,
Chosei, Chiba 299-4303
0475-47-2991

このメンバーで夕波セッションしてきた。

休日の千葉は、

アクアライン上り線が午後3時くらいから大渋滞するので、

ほとんどのサーファーたちは、

朝早く来て2時を目安に帰っていってしまう。

なので、休日はその時間からガラ空きになるので、

それを狙ってサーフする人たちも多い。

GoPro使いのJetアキラと優樹くん。

彼らはバーストで撮るのではなく、

常に動画を撮影しているという。

その1080-120というJet推奨のセッティングとし、

パドルアウトすると、

マノアくんがバリバリっと乗ってきた。

それをこうしてGoProで撮る蛸くんと、

見届けるJetアキラさん。

こうして称え合うセッション、

カリフォルニアやハワイもそうなので懐かしかった。

ちょうど子どもの日でしたね。

優樹さんのパワースラッシュ。

私の大好きなターンで、

遠心力とGの愉楽。

上級ウナクネ認定!

優樹さんはビラボンさんのポスターを散見するに、

トッププロサーファーでもあり、

さらにはGoProで波に乗りながらサーファーを追いかけて撮ってしまう特技を持っていた。

シェアライドの極み。

しかも被写体の邪魔にならないようにとノーリーシュ。

さすが海の子、レジェンド蛸さんの息子さんであります。

すごい!

その画角を背中に受けて、

ウナクネ団長のJetアキラが選択したターンは、

Jet Akira / Fin out Rainbow F/S Slash

instagram/ @jet_akira

.

フロントサイド・フィンアウト・レインボースラッシュ。

彼はこの勢いでいけばウナクネ総長の可能性も大!

Jetアキラのさらなる快進撃に期待したい!!

そうやって文体が、

カラーズマガジンのヨゲさん風になるほど興奮してしまった。

Vid by Yuki Tako #octopusfilm

instagram/ @yuki_tako

私はUNK-Sのフィンを全て外して、

優樹くんの追従を受けたのでありました。

自分の波乗りを後ろからというのは初めてなので、

しかも不安定なフィンレスの滑りを信用してくれていて、

そんなことあんなことに感動してしまった。

優樹くんありがとう〜!

そして今朝。

ひさしぶりの市原ウナクネマーちゃんがノースタイガーにいるというので、

昨日と同場所に行くと波はさらに上がっていた。

で、すごいのが堤防周りが、

ケリー・スレーターのウエーブプールの逆バージョンのようになっていたこと。

Machan Masaki san

Tyler Warren’s Dream Fish

.

いつものことだが、

この波に気づくサーファーは皆無で、

私とマーちゃんだけが代わり代わり波に乗った日。

UNK-S 6’1″

.

これは沖に向かう流れがあって、

そこにうねりが当たって掘れ上がるというもので、

いわゆるドレイン(drain、排水)波が形成されていた。

この波の良さは沖に向かう流れ。

波を乗り終えると自動的というか強制的に沖に向かうので、

またすぐに次の波に乗ることができ、

大げさではなく1分間に1本は乗ることができて、

30分サーフしただけで30本くらいの波に乗ってしまった。

疲労困憊で空腹絶頂となっていたので、

上がって着替えると、

調理器具が置いてある一宮町にある*サバリバ分館に直行し、

瞬製作ベジタリアン冷やし中華に取りかかったのでありました。

*サバリバ=鯖盛場 “友人(サバ)たち”が集まるところ

これがそうだが、

やたらと絶品だったので、

自身の記録として内容というかレシピをここに残しておく。

まずはヤオコー片瀬店で購入した中華細麺を茹で、

そこに大目の甘酢で和えたフルーツトマトとスイートコーンに枝豆、

すりゴマ黒と、粒マスタードを混ぜ、

出し汁を加えてスープとし、

さらに伊豆の鈴木直人さんからいただいた下田海苔を散らしたら、

冷やし中華大好きな私がうなってしまうほどの味となった。

これにゆで卵や蒸し鶏、

特製チャーシューというバラエティもできますね。

サーフしておいしいご飯。

最高の土曜日でした。

さて、原稿書きに戻ります。

S編集長、お待ちください。

また明日ここで!

Happy Surfing!!

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