台風2号は各地で災害を起こした。
海水温がそれほど高くなくともこんな結果なのだから、
もし海が温かい時期に勢力を落とさなかったら、
これは大災害だったのだろう。
「観測史上初」
という見出しを見て感じたのは、
ここ数年の台風はより強くなったということだ。
もっと書くと、
気温はより高く、
そして低くなり、
それぞれいままでの記録を塗り替え続ける10年期だか、
100年期がやってきているようだ。
ウィンディの波高を色分けしたものを見ると、
太平洋沿岸すべてが赤く塗り尽くされていて、
「とんでもないほどの波」
がやってきていることがわかる。
Cosmos Surfboards TheOne 6’8″
Special Twin-fin
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すばらしい波に乗ることができ、
もはや体は悲鳴を上げているが、
なんとか歩いている。
この台風波のおかげで、
心は子供に戻ることができ、
目を閉じると、
進行方向に出てくる二段波にレイルセットする視界が浮かぶ。
自身が万能だと感じられるほど、
力(ちから)がみなぎるが、
同時に何にもできないような空漠(くうばく)感もある。
美しい波によってすべてが開示されつつも、
結局は白紙というか、
なんにもわかっていないようにも感じられる。
もしかすると、
いままで乗ったすべての波が幻だったかのように、
意識が揮発、
つまり夢のなかの記憶のように次々へと蒸発していった。
カウアイ・コーヒーを飲んで気持ちを落ち着ける。
というより、
カフェインの効力で現世に戻ろうとしていた。
現世に戻り、
鎌倉駅経由で藤沢に向かった。
これはカルディ鎌倉駅前店。
藤沢駅で会食だった。
駅前の広告で、
大谷翔平くんとカノアくんが同列で扱われていることに感激する。
昭和の名店
「久昇(きゅうしょう)」のお弟子さんが、
南口で店を開いていたが、
本家を超えるどころか、
野球で言うとメジャー昇格もされないようだった。
食の世界は厳しい。
変わったといえば、
十字屋がコスタになって、
現在はオーパとなった。
その横を歩くと、
さまざまが変わっていて驚かさせられた。
やはりコロナの影響だろうか。
そのまま8ホテル方面に進むと、
古典落語「夢の中の酒」の舞台となった
髪結屋「ヘア・カリフォルニア」が、
BBQ付きのラウンジになっていて、
諸行無常という言葉だけが何度も浮かんでいた。
(その落語は、
下にリンクをつけておきますね)
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【巻末リンク:その物語再録】
【巻末リンク*2:昭和の久昇ガイド】
【特大号】アレックス・ノスト個展が金曜18時より品川区で_さよなら藤沢『久昇』8ホテルのフーディガイド_(3159文字)
【巻末リンク*3:波乗り問答】
【巻末リンク*4:龍に包まれるジロー=空海説】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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The post 【サーフィン研究所】台風2号The Day_現世で藤沢駅南口の諸行無常_(1107文字) first appeared on naki's blog | NAKISURF.COM ナキサーフボードカリフォルニア.