【サーフィン研究所】南国土佐に雪!?_カイ・レニーのナザレ動画_(1026文字)
土佐、青龍寺の裏。 夜半、 みぞれが降ってきたと思っていたら、 やがて雪に変わった。 それでもここは海の前なので、 黒潮前なので、 暖かい地として知られている。 ここにこれだけ雪が降ったのは数年ぶりだと、 左右のご近所さんである冨永さん(600m)と、 漁師の森田さん夫妻(尾根裏250m)がおっしゃっていた。 (カッコ内はカタサバ先生宅からの距離) 良いものを見られた。...
View Article【サーフィン研究所】竜と狸の国文@平安時代拾遺物語_(1864文字)
Tyler Warren 6’7″ . 龍浪。 こういう波に乗るコツというか、 ヒントを得た。 少し前のことだが、 「波に気づかれないように乗る」 そう書いた。 【サーフィン研究所】波のパワーの主な要因_阪神タイガース_おいしいものを研究_(1476文字) すると、 千葉とバリからお便りが来て、 おふたりともほぼ同じことが書いてあった。 「じつは、私(ぼく)もそんなことを思っていました」...
View Article【ドラグラプロダクションズ製作、片岡鯖男】3.8フィートの週末4『ゴミすてばにバラが咲いたころ』_(865文字)
ゴミすてばにバラが咲いたころ 週刊少年サンデーに連載されていた赤塚不二夫さんの『おそ松くん』は、 一九六六年のある日、薄い赤と黄色い紙に印刷されたコマのなかに、 チビ太とイヤミのふたりがいた。 コマのなかにあらわれたチビ太は、 浮浪者で土管の中に住んでいた。 戦争孤児の設定だった。 イヤミも一緒で、 チビ太と同じで、 さまざまな役を演じる彼もまた浮浪者というエピソードだ。 私たちの時代は、...
View Article【サーフィン研究所】オーシャン・フォー・エブリバディ(海はみんなのもの)_(2060文字)
「雨水(うすい。立春の次。春一番)」が過ぎた。 これは「農作業の準備をしなさい」という合図であり、 二四節季のひとつ、 立春から15日後である。 サーフィンについて考えた。 基本は、 海があって、 そこに人が挑む偉大なる遊びだ。 私たちはこれで心身を錬磨している。 (心身=知性、健常精神と肉体) または波にのることで、 その真髄を極める修行だとも思う。 こうした修行では、 伝統的なやり方だと、...
View Article【サーフィン研究所:師について】五輪書「浪の巻」_バックサイドの極限テイクオフ_(1738文字)
五輪書 浪の巻 波乗法というものは、 海人家の法である。 達人たる者はとりわけこの法を行い、 入門したる者もこの道を知るべきことである。 今、世の中に、 波乗法の道をしかと弁えているという達人がいない。 他には道がたくさん示されている、 まずは、 仏法として人を助ける道。 儒道として文の道を正しきものにし、 医者は諸病を治す道があり、 和歌の道を教える歌道者。 あるいは数寄者、 弓法者、...
View Article【サーフィン研究所】サーフィン最高_ゼンイチくんの新春スキッパーフィッシュby宇賀くん_スカイアンドシー・ムロトのイタリアン人たち_完熟トマトのカッペリー...
昨日はサイズのある波に乗れた。 最初は、 関東に春一番を吹かせたオンショアで、 昼前から風が止み、 それが強いオフショアとなり、 視界が風を切り裂いた。 やはりいい。 サーフィンは良い。 Tyler Warren Dream Fish 6’7″ Nakisurf Original Twin Fin . まずはマコトくんとタマちゃんとで波をチェックし、 ヤスくんがやってきて、...
View Article【サーフィン研究所】方丈記のDFW&クリスチャン・フレッチャー_(1495文字)
淀みに浮かぶうたかたは かつ消えかつ結びて久しく とどまりたるためしなし (方丈記より) 現代語訳 (川や全ての) 水の泡は、 消えつつ、 または現れるが、 長くとどまることはない。 あれだけ大きかった波も、 瞬時に小さくなるのが春波の特徴だろうか。 台風のように悠長ではなく、 波がでた! そんな感じでいきなり上がって、 波がなくなった。 土佐の春波の性格のようだ。 沖にいるのはテッペイさん。...
View Article【サーフィン研究所】あきらめないテイクオフ_タイラー・ウォーレンとトム・カレンのメキシコ旅_(1052文字)
Makala Smith @Seea Amami Oshima, Japan . 先日波が上がったとここに書いた。 その際にこんなシークエンスがあった。 そこで、 今日のテーマを 『あきらめないこと』としてみた。 この日の波は、 奔放というか、 荒れ系で、 まともに乗れるのは短く、 良い(セクションが広い)波は、 全てこのようにワイルドだった。 例によって 「決めたら行く」 そんなことで、...
View Article【サーフィン研究所】ツインフィンの効果と大きな晩王柑、そして白鯨by夢枕獏さん_(1026文字)
Catch Surf Skipper Fish 6’0″ Nakisurf Original Twin . うねりがすっかりと小さくなった。 潮具合によっては、 一瞬だけ——15分くらいレフトが出現した。 見た目よりも弱い波なので、 抵抗をかけるとまずテイクオフできない。 よってフィンレスで入ろうかと思ったが、 JOBとケリー・スレーターが、 リバーサーフィンの際にツインにしていたのを思いだし、...
View Article【サーフィン研究所】波乗りの極意はふわりと乗ること_ポイ先生の授業『1光年の距離』_(1477文字)
波に押されて前に出る。 その力を使って、水壁を滑る。 壁は揺れて、 動き、形を変えた。 私は直感的、 または想像をはたらかせて「波」の次を読んだ。 そして、 どこまでも力を入れずに、 テイルを踏んで減速しつつ、レイルを入れ替えた。 テイク・オフからたった数十秒後の話だが、 自身にとっては数刻であり、 永遠でもあると感じられる時制というか、 瞬間の連続だった。 乗り終えた後、 波というのは、...
View Article【サーフィン研究所】透明な充実という本質_ショアブレイクの危険_(1160文字)
Bonzer 1971 / 6’3″ . タイラー・ウォーレン謹製のドリーム・フィッシュがあり、 最近は波が出ると、 そのフィッシュからの輝く滑りに魅せられていた。 そのあいだボンザーは、 ガシラハウス神棚の前に封じていた。 ボンザーに何が蓄積され、 何が流出し、 何が変わったのか、 そんなことを知りたくなって持ち出した。 「使っていなかったボードを持ち出す」 という衝動は、 波と混ざりあい、...
View Article【サーフィン研究所】さよなら土佐高知_神代のタヌくんと大都会_1973年のサイダー_(1395文字)
土佐青龍寺のガシラハウスを後にすることになり、 今回のサーフボード群の記念撮影をした。 どれも全くの無傷で、 あれだけサーフしたのに自身も無傷なのは喜ばしい。 左から キャッチサーフ・スキッパーフィッシュ6’0″ Quad ボンザー1971 / 6’3″ タイラー・ウォーレン Dream Fish 6’5″ キャッチサーフ・スキッパーフィッシュ6’6″ Quad キャッチサーフx DFW 7’6″...
View Article【サーフィン研究所】土佐春の啓示=宮澤賢治_土佐の友人たち_3月なりて_(1403文字)
青龍寺の海は、 何を伝えてこようとしているのだろうか。 または何を伝えてきたのだろうか? 宮澤賢治さんの 『春と修羅』の第二集を読んでいた。 1924年4月20日の詞が忘れられない。 東の雲ははやくも蜜のいろに燃え 丘はかれ草もまだらの雪も あえかにうかびはじめまして おぼろにつめたいあなたのよるは もうこの山地のどの谷からも去らうとします 文章好きなものにとっては、 ここには魔力というか、...
View Article【特大号:サーフィン研究所】冬旅修了報告_みんなでサーフィンを変えていく_(2899文字)
タキビパレスは、 玉前神社丘の上にあり、 そこで美しい桜を見た。 高速道の愉しみを経て、 ドラグラ会館に到着した。 法王に旅の無事を報告し、 鎌倉カルディで欲しかったものを得た。 高知店と鎌倉店では、 品揃えが違う。 そんな商品情報を知りながら見るのは楽しい。 鎌倉に行くと、 レンバイ*内に入るのはいつものこと。 (*鎌倉市農協連即売所) 逸品野菜を育てる加藤農園さんを探したが、...
View Article【特大号・号外:サーフィン研究所】昨日ポスト厳選お便り2通&FB重要シェア_(3230文字)
無事に千葉に到着しました! これから鎌倉に向かいますが、 それはいつかはまだ未定です。 【号外】 昨日ここで書いた #みんなでサーフィンを変えていく にはものすごく反響がありました。 閲覧数がものすごいです。 【特大号:サーフィン研究所】冬旅修了報告_みんなでサーフィンを変えていく_(2899文字) そのお便りは数十通にのぼりまして、 中でもこの2通は、 みなさんに公開した方がいいなと感じ、...
View Article【サーフィン研究所】待ちに待ったタイラー・ウォーレンのワン・オフ_(1944文字)
ちょっと番外編の数日でしたが、 日は少しさかのぼって、 高知から千葉までの道中です。 西からの富士山を拝み、 高速道のPAやSAで楽しんだ。 ほぼどこでもWi-Fiが入っているので、 流行のリモートワークをしていた。 オーストラリアのヌーサで行われた新生WSLロングボードは、 ジョエル・チューダーが優勝、 サンオノフレ・サーフカンパニーのケビン・スクバーナが、 準優勝という結果で幕を開けた。...
View Article【サーフィン研究所】キャッチサーフ本社とリモートワーク_全員がスキッパーフィッシュ6に!(偶然)_(1863文字)
キャッチサーフのことで、 米国本社(サンクレメンテ)と連絡を取っている。 春の入荷が近い。 ちなみにキャッチサーフは中国生産ではないので、 今のところ予定通りです。 Catch Surf Skipper Fish 6’0″ Original Twin + VEKTOR VT Yono Peak, Shonan . 柔らかいボードと一緒に激烈な波に乗ると、 心に灯火のような温かいものが宿る。...
View Article【サーフィン研究所】タイラー・ウォーレン『ワン・オフ』の波運とは_ミニ・ノーズライダー・トリビュート_(2628文字)
気圧配置が超冬型となり、 『春の三寒四温』の2つめだか、 3つめの寒がやってきた。 千葉は、 まるで台風のようなオフショアが、 2m以上のうねりを吹き飛ばしていた。 Tyler Warren “One Off” 6’5″ . タイラー・ウォーレンのワン・オフが、 いきなりこの波を得た。 私の感覚だと、 良いボードというのは、波運も良い。 しかも6’5″(約195cm)という...
View Article【サーフィン研究所】お待たせしました!ジロー特集〜_タイラー・ウォーレン『ワン・オフ』の不思議_(1809文字)
Sky and Sea Muroto . 土佐でのヒトコマだが、 いただいた地産のキャベツがあったので、 阿波鶏の出汁で煮て、 天日塩をひとつまみ入れてスープとし、 茹でた細麺を合わせ、 分厚い瀬戸内海苔を添えて、 バターをひとかけら置いてみた。 湯麺とも塩ラーメンとも違う、 優しさあふれる味になったのは、 やはりキャベツが主役だからだろうか。 冬のごちそうを スカイアンドシー・ムロト併設の...
View Article特大号&必見!【サーフィン研究所・特集記事】サーフィンの大切な『ささやかな真髄』章_(2683文字)
Catch Surf Skipper Fish x JOB 6’6″ Original Twin + VEKTOR VT . 波壁をレイルだけで伝わる。 サーフィンは体術である。 なので、 姿勢は低く、 視線鋭く、 体をしなやかに使うべく、 心を柔らかくしていた。 激しいのだが、 無であり、 そこは海と、陸であり、 水と大気、 陽と月であり、 弧と点であり、 私は存在してもあり、...
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