サンタクルズに来る前に、
CJネルソンに連絡すると、
「波が上がってきているから一緒にサーフしよう」
ということになった。
大師範であり、
ウナクネ和尚ジョエル・チューダーが、
世界トップサーファーだと断言するCJに会える。
ウナクネ広報部としては、
重要なミッションであります。
しかも彼のホームブレイクであるサンタクルズの北にあるシークレットに招待された。
そんな日でした。
ちょうどこの旅の前に
Z1サーフスーツの来季モデルである
「リバーシブル」ウエットスーツが届いた。
そのテストも兼ねたノースへのトリップ。
現在の水温が14度なので、
グローブが必要なほど冷たい。
南カリフォルニアでは真冬、二月頃の水温。
そしてこれは千葉北の真冬の水温です。
ハードコアなサーフタウンですね。
この冬初めてのブーツ。
リバーシブルは、
片面が超地味で、
片面がハイパフォーマンスという概念です。
上がってきたときにこのウエットスーツについて、
CJに質問されたので、この詳細を答えると、
「さすが。メイクセンスだ」だと感服されていた。
パドルアウトしようと、
沖を見ると謎の海獣がいて、
それはきっとセイウチかオットセイだと思う。
私との約束より30分早くやってきて、
波を見たら待てなかったというCJ。
沖で再会した瞬間。
すばらしきウネクネ(オルタナ)師匠です。
師匠が乗ると、
その一挙手一投足を目に焼き付けた。
こんな機会は少ないのであります。
CJネルソンと言えばノーズライド天才だが、
じつは全てのターンもすごい。
CJ Surfboards 9’1″
.
私のような異常なまでサーフファンには、
ただただ感激してしまうターン。
シェイパーは私も彼もライアン・イングル。
うれしいことに、
「ライアンは私が知っている限り世界一のシェイパーだ」
そんな言葉を私に残したCJ。
ブレイクはこうしてCJと私だけ。
さすがシークレットであります。
CJによると、2000年くらいまでは、
さらにさらに無人で、
たった何人かでこの近辺(20km範囲)の、
30以上ものブレイクを独占していたそうで、
「今では人はやってくるようになったけど、一切混むことはない」
そんなことを言っていた。
サメもたくさんいると聞き、
ボードを流したら怖いので、
ワイプアウト厳禁のセッションでした。
NATION The Pink Champagne on Ice 6’11”
.
こんな宝石波もやってくる。
レフトとライト。
私たちだけの忘れられないセッション。
800km北上してきた価値がここにある。
夜明けからずっとオフショアだったが、
さすがに正午頃になったら無風となった。
ちょうどミラーが電話をくれて、
サンオノフレは真夏日だそうで、
こちらは夏日までいかないくらいだけど、
25度越えのかなり暖かい日。
Tシャツでいられるサンタクルズの感謝祭。
明日はさらに波があがるという。
Keep on Happy Surfing!!
どうぞすばらしい木曜日となりますように!
◎