「ミニマムなライン」
最近はこんなことに夢中だ。
波乗りの話なので、
ミニマム・ラインを「最小・滑走線」と訳してみた。
波壁がある。
波は動いている。
進行方向へ、
海底の起伏によって、
岸や岬、
堤防からの跳ねかえり、
うねり同士の重なり、
そんなさまざまによって波は常に変化していく。
この変化を読み、
予見して滑走ラインを決める。
そこに合わせて加重する。
加重したらもう動かない。
自分を乗せたサーフボードが静物的に波を滑る。
それを観じることができると、
俯瞰(ふかん)がはじまる。
上へと昇った意識は、
大きな海を眼下に瞬時に宇宙空間に達する。
そんな刹那(せつな)を求めて、
滑走ラインをつなぎ、
波に乗る。
「刹那」というのは、
サンスクリット語から来た仏教用語で
「刹那60〜90回で”極めて短い時”という単位となる」
または、
「指をはじく間の65分の1(1/65)」
そんな瞬間のなかに存在する短い時間らしい。
これまでは、
その存在すらわからなかった。
後でわかったのは、
「波に乗って宇宙空間に行ける」
ロペス先生たちが著書でそう書いていたので、
思わず手を打った。
彼らはディープなバレルでその達観を得たようだが、
どの波でもラインが「最小」に達すると感得できるとわかった。
「摩擦係数を最小に」と言い換えてもいいのかもしれない。
Cosmos Surfboards TheOne6’4”
Cosmos Original Twin + Twinzer at the Tamasaki
.
まとめると、
私は摩擦を極めて少なくして波を滑ることを実践し、
その達観のかけらを受けて悦に入(い)っている。
閑話休題。
ドラグラ法王の摂政であるタキローが、
ラッコスター3838でタマサキにやってきた。
8フィートの金印(巻末リンクを参照ください)が見事だ。
後ろはバリのヤマザキさんで、
彼も前述したミニマルで刹那の至福を得ていた。
ドラグラ界では、
タキローは一発屋のシンガーソングライターだ。
その唯一が上画像の「ラカリマス・イブ」である。
これは山下達郎さんの代表曲である
「クリスマス・イブ」が原曲ではないかと、
多方面からの憶測があるが、
メロディはまったく同じなので遠からずといったところだろう。
雨は夜更け過ぎに
雪に変わるだろう
千葉のタマサキ(上総一宮)は、
歌詞そのままの夜となった。
マンダラ・コーヒーは、
初雪に合わせて「実験的焙煎」として、
24時間限定で「スノー・ブレンド」を展開していた。
さすがだと感じ、
こちらもここに紹介させていただいた。
https://mandalacoffeejapan.com/
初詣で人があふれていた玉前神社は、
参拝期が過ぎたのかひっそりとしていた。
災害に謹んでお見舞い申し上げます。
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【巻末リンク:金印とは何か?】
【巻末リンク*2:ラカリマス・イブ特集記事&タキロー・インタビュー】
【サーフィン研究所&ドラグラ・プロダクションズ】両界歌合戦の『ラカリマス・イブ』作詞家本人が語る想い_よいお年をお迎えください!_(3574文字)
【巻末リンク*3:ラカリマス・イブ英語版(最高敬語の付録までも)】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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The post 【サーフィン研究所】ミニマム・ラインにおける宇宙観と刹那の関係性_雨が雪へ_(1269文字) first appeared on naki's blog | NAKISURF.COM ナキサーフ.