おはようございます。
台風10号からの波@セントラル千葉。
先日のことだが、
熱帯低気圧が台風に変わる直前でサーフしていた。
最初は腰、それが胸、
頭、オーバーヘッドとみるみるとサイズを上げていった。
それにしてもここまで急激に波のサイズが上がるのは珍しく、
記憶の中でもトップ10に入るほどであり、
思いだしたのはハワイのノースショア。
その日は波が上がって来ると言われている日だった。
ロッキーポイントは3−4フィート。
みんなパイプやサンセットに行っているらしく、
さらにはクローズアウト予想、雨天ともあって人は少なかった。
ハワイの4フィートというと、
私的にはダブルオーバーヘッドと同等で、
5フィートになると、真剣巌流島といういでたちでパドルしていく。
それがセットのたびにサイズを上げていき、
乗らず、いや乗れずに沖にパドルアウトして逃げていたら、
気がつくとクローズアウトしていた。
もう自分しか沖にはおらず、
最後のひとりが浜に立って、こちらを見ていた。
セットはまだサイズを上げていて、
そのまま逃げつつ沖に沖に、
10フィートを超えた頃、
「上がらなくては、陸に戻らなくては」
戻りたい帰りたい、あの地面にまた戻りたい、
そう切に願うようになった。
場所を移動してみよう、
サンセットのチャンネルはどうだろうか?
そう思って右側を見ると、
サンセットの手前にあるキャミーランドのリーフが、
自分のいる位置から1kmほど先で大爆発していて、
あの沖のスープを喰らうだけで溺れてしまう。
却下。
左はパイプライン&バックドア。
あそこはここよりも浅いリーフで、しかも沖に伸びている。
もうこうなったらワイメアから上がるしかない、
ロッキーポイントからワイメアベイまで4kmはあるので、
それは遙かなるパドリングになるだろう。
そんな労力より、
目の前にやってきている波は強大で、絶対に喰らいたくなく、
もちろん乗りたくもないほどの海の大爆発が、
自分の浮いている100m向こうでドズドズと起きていた。
結局移動し始めてすぐに特大セットの端を喰らい、
岸側に吸われた状態で小セットX3に溺死寸前まで巻かれ、
最後は腹ばいのままスープを受けて、
命からがら岸までたどり着いたのが自分にとってのサイズアップで怖い記憶のナンバーワン。
なので、こういう台風日にはお気をつけください。
波が上がってきて、
自分にとって範囲外のサイズになった時点で上がるといいです。
岸から見ていても同様で、
「怖いな」
そう思ったら入らないほうがいいです。
海のすごさは人間の範囲を超えています。
D師範ことシェーン・ドリアンたちは、
つまり超ビッグウエイバーは人間ではなく、
妖怪またはポケモン、
いや幻のポケモンであろうと思うのです。
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大雨予想だったが、
朝起きると、うわっとするほどの快晴でした。
やはり太陽はいいですね。
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おかげさまで昨日分は完売。
これからまた私物を追加し、本日も2時よりスタートいたします。
売り切れ御免なので、どうぞお早めにお越しください!
それでは、すばらしい日曜日となりますように。
Have a beautiful sunday!!
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