Cosmos Surfboards The One
6’4″ x 19-5/8″ x 2-5/8″
Nakisurf Original Twin-Fins
.
この日はブバラカでサーフしたのだが、
——やはりいつものように——
1980年代のことを思い出していた。
なぜ思い出すかというと、
やはり当時から波質が変わらないからだろう。
ただ、
現在のようにセブンイレブンはなく、
サンセットタウンにコンテナハウス(マリブポイント)、
「どさん娘」というラーメン屋と、
昨日も登場した「ストリーマーズ」という未来的なカフェが海沿いにあった。
丘の上の駐車場は、
いまのように舗装されていなかったが、
ここで丸井プロという世界大会が開催されていた。
台風によるクローズアウト日があり、
海は大荒れというか、
泡波が押し寄せ、
チャンネルはまるで鳴門の渦潮みたいになっていた。
このコンディションの中、
はるか沖に誰かが泳いでいた。
もしや遭難かと思い、
海上保安庁へはどうやって連絡すればいいのかと悩んでいると、
その人はさっと波に乗り、
ボディサーフをしつつ上陸してきた。
トム・カレンだった。
そのとき私は、
「サーフィンとは海遊び」
なのだと感得した。
また、
このブバラカの内陸に武道大学があり、
キャンパスの近くに
「黒帯」という町中華があった。
そこの巨大な洗面器をひっくり返したようなチャーハンのこととか、
悟の父がやっていた大黒寿司とか、
ショアブレイクで岩盤にたたきつけられて、
トラウマになったことが浮かんでは消えた。
これは現在。
生まれてはじめてのブバラカを滑った晋吾(シンゴ)。
すると、
彼もまた1980年代と同じ波を滑ったことになる。
40年近く変わらない波もあるし、
エックスやジェフリーズのように全く新しい波もあるのだと気づいた。
ラカ法王とタキビ神、
そしてルリエル。
これを撮ってからずいぶんと時間が経った気がするが、
じつのところ何も、
誰も変わってはいないのかもしれない。
高知新聞記事より
昨日は少々辛辣なるポストだったので、
これがその補足になれば幸いである。
□
【巻末リンク:令和3年のブバラカ】
【巻末リンク*2:海忍者をもう少し詳しく】
【巻末リンク*3:昨日の二郎くんのトラウマ】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
◎
The post 【サーフィン研究所】昭和58年波と今の違い_(973文字) first appeared on naki's blog | NAKISURF.COM ナキサーフボードカリフォルニア.