Clear Wave, Heat Cloud and Airplane.
Amami 2016
クリアすぎて砂の色になった波を撮ると、
背景にハートと飛行機が映っていた。
奄美大島はファンタジーアイランドと思えるほど、
不思議なことがたくさん起きています。
夜明け前にワックスアップしているダイチ。
彼は偉大なるプロフェッショナル・サーファーであり、
しかもスペシャルハッピーなビューティフルパーソン。
ここまでまっすぐ、強く、大きく、純粋に育ったのは、
ここ奄美大島のパワーによることが大きいのだろう。
万人に愛される人はすでに神がかっているとすら思える。
そのダイチが最も愛する手広海岸。
岬の100m南側にリーフブレイクがあり、
それは個性的な波となるライト&レフト波。
現在は岬廻りに砂がたっぷりと付いていて、
こちらも楽しくラブリーな波質です。
手広浜は、
地元の人の社交場でもあります。
奄美は最高よ〜。
手広浜で、
いや奄美で唯一の真のサーフペンション『グリーンヒル』。
奄美大島で最も長い歴史があり、
さらにはグレイトサーファーが集い、
ハッピーサーフィングの思想を伝えてくれる場所。
右側のポストモダンな建物がつい先日完成した新館で、
ここには宿泊施設と、サーフショップ&カフェが併設されている。
詳しくは後述します。
私の今回のラインナップ。
Catchsurf 7′ Odysea
Nation Hyper Sonic
Cole Black and White
他に
Cole Black Diamond-3 5’0″
Catchsurf 5′ Stump
がありました。
レンタルボード多数。
ミニからSUPまで。
総計33本。
サーフ前に軽く野菜と玉子の朝食。
グリーンヒル農園というのがありまして、
そこで採れた新鮮野菜を使い、
さらには逸品玉子。
「曲がった人参ですいません」(お母さん)
「いえいえ、見た目は気にしていませんよ本当に」(私)
「でもね、味が濃くて苦手なお客さまもいるんですよ」
「すごい!うまい!!凝縮した人参の味ですね」
「これが本当の人参の味なんですよ〜」
こんな会話がされた。
皇太子である緑くんのお父さんは、
グリーンヒル王国の国王であり、
ダイチはその孫にあたります。
とするとダイチがいつかの国王ということになるのか。
王位継承はいつになるのだろう?
「ナキさん、野菜取りに行くけど来る?」
「行きます行きます」
二つ返事で向かったのは、グリーンヒル農園。
ちょうど夏野菜の季節です。
いびつに育ったミニトマトのおいしさといったら、
こちらも濃厚味でした。
お父さんはこうして毎日やってきて、
育ったのから、会話するようにひとつひとつ摘んでいた。
できのいいトマトについ顔がほころぶ。
珍しい島バナナもあって、
こちらももうすぐ収穫の日が近づいています。
「ゴーヤがこんなに大きくなりました」
そうやって野菜をもいでいく国王は、
日中はほとんどここで作業しています。
収穫物を積んで、
お父さん(国王)が国に帰っていく。
「今日はたくさんのお客さんがあるから、
これだけでも足りないかもしれません」
国王はそんなことを心配していました。
奄美にはクリア波があります。
COLEブラック&ホワイトもあります。
NATIONドリームクラッシャーもあります。
これは昨日登場くださった瀧本さんorChuckyのものだが、
「本当にマジックボードです!」
そんなうれしきご感想をいただいた。
そうなんです。
NATIONは、
ここにお伝えするようにマジックボードを製作するチームです。
キャンペーン中の今、ぜひ!
波乗りをたっぷりしての午後は、
グリーンヒルSurf&Cafeに。
奈々ちゃん(ダイチのお母さん)、
ダイチ(大智)、緑くんがスタッフです。
プロサーファーに絶大な支持を集める緑くん。
なぜなら、台風で波が上がると、
緑くんの経験と知識、
そして霊感+超海人としてのスーパーガイドと化すからである。
プロサーファーだけではなく、
一般の人にもガイドを引き受けているので、
奄美の神髄を知りたい方は、ぜひ緑くんチームをご指名ください。
左からオガちゃん、優人くん(緑くんの実弟)そして藍(アイ)ちゃん。
じつはカリフォルニアまでこのグリーンヒルSurf&Cafeの噂が聞こえてきていて、
「信じられないほどおいしい」
その理由は、シェフのオガちゃんによることが大きい。
オガちゃんは寿司を極め、
そしてタイ料理を知り尽くし、ここにIターンしてやってきた。
奈々ちゃんが新館を紹介してくれるというので、二階に上がると、
それは清潔で、美しい客室10室が完成していた。
ツイン利用でも、
またベッドをずらして互いに合わせるとハリウッドダブルとなり、
こうしてシングル使用と思いのままに。
お風呂もこのタイプが2つ。
湯量豊富で、明るく、お風呂好きにはたまらない。
ボードラックとウエットハンガー。
そして洗濯機と乾燥機もあり、長期滞在にも適している。
客室側から再びカフェに。
こんなモダンでハートフルな内装は、
都市部に行ってもなかなかないだろう。
いましたいました。
こちらグリーンヒル王国の皇太子緑くん。
「奄美は最高ね〜」
そう言うと、「ははは」と言ってこの笑顔。
もはや伝説的なカリスマであります。
マドンナ
ジーター
長嶋茂雄さん
イチローさん
そしてこの緑くんと挙げてみた。
私の遅いランチ風景。
ブログもここで書いています。
ココナッツミルクのシーザーサラダ。
お父さんの野菜と絶妙なるシーズニング。
それはそれはの絶品でありました。
「NAKIさん、開店のお祝いにおいしいシャンパンを飲みませんか?」
そう言ってくれたマネジャーの優人くん。
そんなことになって、
グリーンカレーと一緒に出てきたのはモエロゼ。
このグリーンカレーのおいしいことといったら、
なんと表現すればよいだろうか。
窓の外に揺らぐ熱気の揺れを見ながら考えてみた。
たっぷりの太陽と、
梅雨の浄化の雨を受けた島野菜(ダイチ系のすばらしヤングマン)が、
タイ王国の女王シリキット(超美人)と恋をしたというお味としてみたら、
またさらにこの味が輝くようで、
甘い辛いのうれしさに口をヒリヒリさせながらグビーと飲むモエロゼのおいしさは、
それはまるでいつかの夢の中にいるようでありました。
真夏の午後はこうして揺らぎ、溶けていく。
そして激しい夕陽と、
新しい人生を予感させた幸せな瞬間でした。
ありがとう奄美大島、
ありがとうグリーンヒル王国。
ありがとうこの人生。
奄美は最高ですよー。
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