The Mid-length 2+1/ 6’8″x 19-5/8″ x 2-1/2″
Shape, Design and glass by @hiroyuki_maeda
Nakisurf Original Twin-Fins
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国が違うと、
長さ等の単位が変わってくる。
これはNAKISURFカレンダー
(巻末リンクを参照ください)のものだが、
68はシックスエイトと発音し、
これはいわゆるフィートとインチであり、
メートル換算すると2m、
200cmちょいくらいの長さのことだ。
ミッドレングスというサーフボードは、
1960年代の終わり頃、
ショートボード革命のはじまりから存在していた。
ロングボードでなければショートボード。
つまりこの200cmくらいのサーフボードは、
当時はショートそのものだった。
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いくつかのターンの画像を見つつ、
Catch Surf® ODYSEA Plank 8’0″
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大きなボードに乗って「あの日」の加重を意識する。
あの日とはTHE DAYのことで、
その日は突然やってくることも知っている。
これが波乗りのおもしろいところで、
ゲレンデが毎回変わるということもそうだが、
場所、
ブレイクによって波質はさまざまなのはご存じだろう。
これに加えて潮位と風の強さや向き。
そう考えると、
『その波』に乗るということは壮大でもあり、
果てしないことがよくわかった。
千葉に降った雪は、
もうすっかりと溶けてしまった。
で、
これは昨日の朝の写真で雪を追想したのだ。
千葉のキーパーソンである前田博士にお会いしてきた。
彼は、
冒頭画像で乗っている68の父というか、
デザインした上でのシェイプであり、
グラッシング&サンディング全てをクリエイトしたのは前田博士だ。
このボードを乗り込んでわかったのは、
スピードが増せば増すほど安定するということだ。
安全マージンをとってターンしても高速になればなるほどすばらしくなる印象がある。
見た目はレトロなのだが、
じつに高性能なのだ。
滑走感覚は意識と行動がまざるように調和し、
それはまるで優美さという単語が思い浮かぶ。
50年近くの歴史と伝統がもたらしているオーラがある。
よってコレこそがミッドレングスの頂点だと思う。
ちまたでは、
もったりと重いイメージのミッドレングスだが、
これにアクセルペダルと、
硬く強いサスペンションを追加したようなボードと書いたのは、
ルボランを読んでいたからでも、
伝説の編集者&大魚ハンターの川本くんのことを考えていたからではない。
で、
次の台風波用にと、
ノーズ部とテイル部を取り去った64をオーダーしてきた。
私のミッドレングス熱はいまだ冷めやらないというか、
新時代の用具に感動しながらこれを書いたのだ。
NAKISURFのカスタムオーダー。
MNRがグラッシングを終えていた。
ティントのすばらしさは、
本国以上であり、
前田博士の技術の巧みさを表現していた。
明日はお休みして、
ミヤサバ先生の不定期連載『幸せのタローマン』です。
なんと掲載六回目で、
物語は奥深くなってきたようです。
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【巻末リンク:噂の渾身カレンダー】
【サーフィン研究所:お待たせしました!】美しい記憶という刻印_NAKISURFカレンダー2022SPLの概要_(2286文字)
【巻末リンク*2:その日のビジュアル】
【サーフィン研究所特大号】夢波でミッドレングス考_『体重 x 0.8=適正ボード体積』_サーフ雑誌編集者のシンジツの適正体重_(2322文字)
【巻末リンク*3:マンダラ・コーヒー】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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The post 【サーフィン研究所】ミッドレングスの頂点とは?_(1378文字) first appeared on naki's blog | NAKISURF.COM ナキサーフボードカリフォルニア.