うねりは小さく、
日々の例によって、
逗子のサーファーズ岬でサーフしていると、
夜明け前の龍雲が出た。
これは吉兆だと鎌倉のしげるくんが言っていて、
彼はこれに似た形の彩雲を送ってきてくれた。
これがサーファーズ岬。
いわゆる霊崎である。
昔は龍頭のようだったとも聞いた。
パドルアウトすると、
いつもここで手を合わせる。
波乗りの無事を祈るのだが、
ついでに人生にも祈る。
法王にも祈る。
この日は法王写真だけで1000枚くらいあり、
摂政瀧郎に送ろうと思ったが、
昨日書いたように彼は、
サンクレメンテにいるのでやめておいた。
Christian Fletcher 2021 April
Photo by Takiro
.
彼の悪友であるように見えるが、
それは見てくれだけで、
じつは仁義も情けもあるクリスチャン・フレッチャー。
(巻末リンク1、*2を参照ください)
サーファーズ岬は、
ウエストサイドとイーストがあるが、
こちらはウエストサイドのきんちゃん、
郁夫さんとシゲ。
シゲはなつかしい。
彼が15歳ごろから知っているので、
あれからすでに36年間の月日が経つのだと知って呆然とした。
でも何も変わっていないのがうれしかった。
いつまでもハッピー・サーフィンを続けよう!
そんなことを言ってお別れした。
お別れした後はイーストサイドへ行く。
イーストは、
国道134号線に面していて、
サーファーズがそびえている。
だからサーファーズ岬という。
この日は横山泰介さんと、
タッドさんとご一緒させていただいた。
タッドさんは、
77歳になられる高名なるギタリストで、
彼から聞く細野晴臣さん話とか、
ムッシュかまやつさん、
はっぴいえんどのことなどは、
リアルタイム&当事者のすごさがあった。
そんなことをうかがっていると、
グラスが陽光を分散させ、
こんなスペクトルを見せた。
サーファーズ主宰のナルちゃん。
「いいよ、おいでよ。カモン!」
いつもそう言ってくれる。
泰介さんに再会できて、
スパークリング・ワインは輝き、
陽は江ノ島の向こうに落ちていった。
タキビパレスは、
こうやってタッドさん時代のことを記した蔵書がたくさんあり、
私はここでいつまでも文字をたぐっている。
タキビ神が焙煎した渾身の炭火コーヒーをいただくと、
なんとも芳醇だったので、
聞いてみると、
なんと「イルガチェフェのG1」だと言う。
コーヒーの風味というのは、
すごい世界があると感じ入った。
同じく焦がしケセディーヤもいただいた。
最近タコスだろうが、
ブリトー、
そしてこのケセディーヤまでもが
「トルティーヤ」という単語にすり替わっている。
トルティーヤというのは、
「餃子の皮」と同じなので、
もし、
「餃子の皮」というメニューがあっても誰も注文しないだろう。
だけど、
多勢に無勢、
日本は全てひっくるめて「トルティーヤ」となってしまっているようだ。
名前は、
もう少し詳細に入るべきだと感じた月曜日の朝。
□
【巻末リンク:クリスチャン・フレッチャーの仁義とは?】
【巻末リンク*2:法王とクリスチャンとサーファーズ岬】
Happy Surfing and Happy Lifestyle!!
◎
The post 【サーフィン研究所】龍雲と法王とクリスチャン・フレッチャー_泰介さんとサーファーズ岬とタッドさん_(1296文字) first appeared on naki's blog | NAKISURF.COM ナキサーフボードカリフォルニア.