くもり、時々晴れ。
昨日は夏日だったのかな、
日焼けが痛い。
奄美のハンドメイド・マーケットというのが本日開催されていて、
赤尾木でたかしくんが主宰する「Cafe わくわく」で、
黒ビールケーキなどを出店しているというので、
行こうかと思ったけど、
完全予約制で、
全ての時間が満席となっていた。
さてさて、
千葉の前田博士より、
ニューボードのニュースが届いている。
ベン・アイパが亡くなってしまった。
アイパで思いだしたのが、
1980年代にベンの息子アキラが部原に持ってきた5’10″のスティンガーのこと。
Takibi God at Hebara (Buba-raca)
.
アキラのスティンガーは、
父ベンが削ったという。
乗らせてもらうと、
マジックボードそのものだった。
結局このボードは私のものになった。
今これがどこに行ったのかわからないが、
心に焼き付くようなベン・アイパのシェイプだった。
で、
今回はベンがいなくなって、
私たちサーフィン研究所のサーフボード博士である前田くんが、
シェイパーとして、
サーフボード・デザイナーとして、
相当の喪失感を抱いていた。
相当なものだったようで、
上に書いたことを一言も伝えていないのに、
私に向けてスティンガーを製作するという。
もはやこれは必然なのだろうとすら思った。
6’2″ x 21” x 2-1/2”
以下、
前田博士の言葉である。
「アウトラインに合わせたロッカーとし、
外観は1970年代風としました」
「ベンのオリジナルはステップボトムですが、
現代風に効果的にアップデートして、
薄いシングル・コンケイブからのVeeにしました」
「これはウィング付近で、
Veeに切り替わるので、
シングルフィンを主軸にレイルと合致し、
高速でドライブするデザイン・メソッドとなります」
「テーパー・レイルは、
ターンでの波へのフィット感が抜群です。
ウィングからテイルまでのストレイトなアウトラインは、
高速直進性があります」
「また、
レイル、
アウトライン、
エッジ、
コンケイブ、
フィン全てを使って、
いわゆるボード全体でターンした際の感覚は、
かつてなかったというか、
レトロボードの真骨頂とモダンデザインの融合ですらあると思います」
「ボードカラーは、
オリジナルを参考にさせていただき、
レジンカラー(ティント、ピグメント)ではなく、
あえてエア・ブラシで仕上げました」
「”後半から細くなるフリーハンドのピンライン”
そんなレトロ感も加えて表現しました。
経年変化で焼けたようなフォーム色と、
レジン・カラーをムラっけたっぷりに再現してみました」
「デッキは少し濃い色とし、
ボトムはさらに焼けたように薄くし、
さらにぼんやりと仕上げました」
「ラミネートは、
クラシックな6ozクロスで、
ボトム1層、
デッキは6ozパッチ、
さらにオーバーラップも6ozとし、
結果6x6x6の18オンスで重量感も達成しました。
リーシュCupは、
カリフォルニアのファクトリーで見つけたレトロ品を埋め込みました」
ああ!
完成が待ち遠しいボードとなって、
こうなったらタキビ神にタイムマシン効果がある
「タキビ詞(詩)」を教えていただきたいとさえ感じた天皇誕生日です。
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【タキビ詞について】
Happy Surfing and Happy Lifestyle!!
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The post 【サーフィン研究所新作】1970年代のアイパ・スティンガーアップデート再現_(1377文字) first appeared on naki's blog | NAKISURF.COM ナキサーフボードカリフォルニア.