The Blue Dragon Sunrise 2020 September
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台風10号が夏を連れ去ってしまった。
そのくらい朝晩は涼しく、
今朝などは20度しかなかった。
30度越えの生活をしていたので、
この気温だと寒く感じてしまう。
美しい秋となりますように。
そう青龍寺に向かってお祈りすると、
真夏のような朝陽が上がってきた。
NAKISURFスペシャル『まるやT』
お好み焼きの殿堂であり、
黒潮町の誇りであり、
そして私たちの愛する店のTシャツが、
やけにまぶしい朝だった。
砂浜美術館で知られる黒潮町。
この旧道沿いにある高松ビルディング。
この1階に店を構える「まるや」。
『真正お好み焼き屋』という文字が立ちのぼってくるようだ。
「本物を追求し、
シンプルかつエレガントに表現する」
黒潮町のお好み焼きとして考えると、
世界で唯一の店でもある。
この店で総料理長を務めるのが、
ターボーくんこと、高松正氏。
「素材が第一であり、
料理人はそのよさを極限まで引き出すべきだ」
そんなことを体現する人物として、
幡多郡の食通はもちろん、
関西方面から絶対の信頼を得ている。
目力のある強い眼差しとは裏腹に、
軽妙かつ優しく話すターボー氏にひき込まれつつ、
Wトンチーをオーダーした。
Wトンチーを手がける
シェフ・ド・キュイジーヌ(総料理長)のターボー氏。
黒潮町のもうひとつの誇りは、
『入野松原』。
遙かなる松林があり、
その向こうには、
遠浅の砂浜が拡がり、
それはすばらしい波がやってくる。
台風10号で地形が沖と岸で分断されているおかげで、
ちゃんと波チェックしないと良いか悪いか分からず、
人伝いにラキラニ・ビーチだとか、
「タヌ浦がいいで」と聞こえて来たので、
サーファーはあちらに結集した週末だった。
前日は1時間で120ミリの雨が降り、
そのせいで海の水が汽水ぽくなっていた。
もっと書くと、
チャンネルには、
芝生や竹が浮いていたので、
これらを避けるアクションも要求された。
タヌやラキラニよりも遙かに空いている快晴の日曜日。
夏日。
ちょうどノスタル前の駐車場前は、
隣県や関西方面からのサーファ—たちが多少入っていたが、
前出したターボーくんの眼力で、
「あそこがええで」
そう言って150m西に歩いて行ったピークは、
無人の光る波がジャンジャンバリバリ。
いつのまにかブレイク名が、
ノスタルから「いてもうたるで」に替わるほど、
すばらしい波質だった。
先日のSRやWBPを思いだし、
「シャチョーさんジローさん♪」
を口ずさんだ。
(巻末リンクを参照ください)
【DGPからのお知らせ】
発売から5年も経ってなお、
DUKE-Tをヘビーローテーションしている人がいる。
まずはデュークの生まれ変わりとされるアロハ・スコット。
サンオノフレのキッズが、
とっても上品で、
しかもグレイトサーファーであろうとしているのは、
スコットに由来するものである。
ロール・モデルという言葉があるが、
これは自分たちにとって、
模範的行動をする人のことを指す。
スコットは、
まさに上級サーフィンのロール・モデルだ。
(巻末リンク*2を参照ください)
伝道師級ロール・モデルの彼は、
「波を分ける」ということを伝え、
「波にうまく乗る」ことを賞賛し、
そして、
「海で楽しく遊ぶ」ということを支える。
例えば、
横幅1mもある大きなクーラーボックスがあり、
その中に詰められたたくさんのビールや炭酸水や氷、
ジュースは、
誰でも自由に飲めて、
ちょっとした健食があり、
「食や楽しみはみんなで分かち合う」
という基本というか骨格がある。
彼の博物館コレクションと呼べるボード・クイバーも、
スコットのOKが出たら乗ることができる。
スコットの元に集まるサーファーの腕がみな良く、
ファッションやサーフボードにしっかりとした意味があり、
やたらと理知的な会話をしていて、
ウィットに富んで楽しく、
歴史を知り、
波乗りを深く感じ、
そしてダンディズムを学んでいた。
ちなみにスコット道場の生徒の筆頭は、
タイラー・ウォーレンであり、
アンディ・ニエブレスたちもスコット式を敬愛するひとりだ。
なので、
私たちは、
気持ちを込めてスコットのことを
『カリフォルニア・サーファーの父=デューク』
と呼ぶ。
このことは、
アロハ・スコットのことを知るものにとっては、
10人中15人ほどが肯定するのではないかと思う。
シェイパーのライアン・イングルもこのデュークTの信者で、
ピザ屋で会ったとき、
サンオノフレでも数回、
デューク思想を身にまとっていた。
ちなみにライアンは今、
NATIONのオーナー・シェイパーを休止し、
CJネルソンのメイン・シェイパーとなって飛躍している。
「デューク・カハナモクの思想をプリントしたのは天才だ」
彼がそうこのデュークTを評してくれたことを思いだした。
他には、
市原マーちゃんがいつも着ている人の代表だろう。
彼はデュークの思想が大好きで、
それらいろいろを世に伝えたいと考えているという。
「でもそろそろボロボロなので、再販を希望しています」
そう聞かれるようになった。
セミ・バスプロのIさんもヘビロテであり、
他には、
ロレクス松本さんたちが着ている。
チャッキー瀧本さんもいつも着ているイメージがある。
ちなみに瀧本さんは、
広尾の隠銘店
『チャッキーズ・ピザ』で世に知られはじめた。
「売れても、笑っていいともには呼ばないでね」
と瀧本さんに言うと、
「もうその番組がありませんから」
そう返されたことを思いだした。
TVのない生活が数十年にもなろうとしている。
マーちゃんは記念撮影ですら、
デュークを掲げる。
愛国心みたいなものである。
ちなみに谷沢くんと、
父ちゃん=アキくんはジミヘンであり、
ジローたちはハッピーサーフィンであった。
アベンジャーズもいますね。
私は、
1930年のサーフボード『ボックス』に乗るときは、
敬意を払い、
できるかぎりデュークTとしている。
(巻末リンク*3を参照ください)
ということで、
デュークTの再販というか、
2021年版を72時間限定で承ります。
全2色。
オリジナルのイエローにならって、
ライト・イエロー。
そして、
デューク本人なら何色を着てくれるのだろうか?
そう考えると、
オートミールのような淡いアースカラーを選ばれるだろうと思ったのです。
S,M,L,XLの4サイズ
5ozの100%コットン(オートミールは97%コットン)
業界トップクラスの耐久製を誇る
ユナイテッド・アスレ社製のブランクスに
アップグレードされたグラフィックをプリントされる。
インクジェット・プリントなので、
プリント部の通気が良く、
また業務用洗濯機に乾燥機と、
またはサーフウォッシュと、
ラフに着ることができ、
ザラ&ドライという風合いのクラシック・アメリカンT。
本日より72時間ご注文をお受けして、
その数だけ製作いたします。
上記したようにイエロー(オリジナル色相)と、
オートミール(新色)の2カラーで展開し、
それぞれ4サイズから選択いただけます。
詳細はこちらのページをご覧ください。
https://www.nakisurfshop.com/SHOP/2021_duke_tee.html
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【巻末リンク:シャッチョさん歌詞】
【巻末リンク2:アロハ・スコットについて】
【巻末リンク*3:1930年代のサーフボード】
Happy Surfing and Happy LifeStyle!!
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