Izu, Shizuoka, Japan
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今朝の朝陽が伊豆の海に光る。
昨日も光ったし、
一昨日も光っていた。
さきほど、
鎌倉のお姉さんとチャットしていた。
お姉さんは、
サーフィン研究所で何かをしていて、
午後からは渾身のおでんを作っている美女だ。
このお姉さん、
じつは海女さんよりも潜ることができ、
シェーン・ドリアン師範級の波にも乗れ、
そして、
誰よりもサーフィンの未来のことを考えているお方である。
こうして連絡が来ると、
興奮するほどうれしく、
取るものも取らず、
下賀茂の道の駅にすら行かず、
彼女とチャットしてしまう。
「(インスタグラムの)ストーリーで、
(サーフィンの)ルールと、
マナーをみんなが考える場を作ったら、
面白い結果がわかったの」
「それはどんな?」
「モラルを選んだ人は自分の意見、理想があったの。
でもルールを選んだ人は一切コメントがなかったわ」
「それはどんな意味なんですか?」
「きっとルールだとして、何も考えないでルールに従っていたので、
何も異見も意見もないのよ。思考停止の結果よね」
「はい。本当にそうですね」
「モラルを選んだ人は愛があるコメントがあったの、
もしかすると、
考えるきっかけを与えたら今の日本のサーフシーンは良くなるわ」
「おお!」
「そんなヒントがあったすばらしい日だったわ」
そんなやりとりがあって、
伊豆のグレイトサーファーからSMSがあった。
なかなかの波情報で、
でも混雑していそうだから、
ぼくたちはきっと行かないと思いますと伝えた。
Andy Nieblas
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「アンディたちはどう?」
「すばらしいです。
伊豆が大好きとなり、
日本酒の色々まで試しています。
それにしても波の入り方とか、
ワイプアウトからボディサーフへのつなげ方などは圧巻です」
「へー。そうなんだ。
伊豆を楽しんでくれたらそれだけでうれしいよ」
「もうアンビリーバブルを連発しています。
いまだに信じられないと、口癖のように言っています」
「うれしいなぁ。伊豆は良いところだもんね」
「そうです!最高です」
「ありがとう!うれしいよ」
「こちらこそ」
こうやって良いローカリズムは、
熟成していくようにリズムを整えていた。
マケイラのソウル・トリム。
今回私たちは、
Soul Religion Tourと自分たちの伊豆トリップに名付けた。
直訳すると、
「魂の宗教旅」
となるのだが、
そんな単語をきっかけに想像していただけたら、
きっとそんなことだろう。
Catch Surf Skipper Fish 6’6″
Nakisurf Original Twin & Stabilizer
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私は台風波と同化した。
膝がほとんど治ってきたので、
こうして波壁に張り付ける日が戻ってきた。
ヘイリー・ローは、
サンオノフレ・サーフ・カンパニーの手芸ガールだとは、
いつか書いた。
その彼女ともここに来て、
クリスタルクリアな波を共有する日がやってきた。
いつまでも忘れられないすてきな瞬間が、
紡ぎ合うように交差して、
記憶の中に入り込んでいった。
Happy Surfing!!
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