小説家であり、
詩人、劇作家、画家、
貴族院勅選議員の武者小路実篤の言葉に
「人生は楽ではない。そこが面白い」
とあるが、
波乗りも楽ではない、
そこがおもしろいのではないか。
そんなことに気づいた日。
ちなみに武者小路実篤は、
『真理先生』という長編小説を書いたが、
それに感化して、
ドラグラ・プロダクションズの編集EKは、
こんな企画書を書いていた。
あらすじ
静かな心、
徹底した倫理と真心を持つタキビシは、
存在は知っていたが、
会えるとは思っていなかった真理の師とお会いした。
彼が諭す真理に耳を傾けるうちに、
信念に忠実である姿勢に心を打たれる。
ある日、
タキビシがサーフしに行くと、
タヌーマンや太郎二郎がいた。
そこにはラカ法王もいて、
彼の影のように瀧朗がいた。
そしてある日、
真理先生の「真のサーフィング」という演説を聞く。
登場人物
宇賀くん
物語の主な語り手。
「好奇心の弱くない僕」と自己分析しており、
タヌーマンに「おっちょこちょい」だと言われている。
真理の師
「波乗りの真理とは何か」を語る70歳のグレイトサーファー。
美しい波乗りをし、誰からも尊敬される正直な人物。
モデルは横山泰介さん。
タヌーマン
いいかげんでおっちょこちょいで、
人から愛され、
そして怒られてしまうキャラクターを持つが、
じつは誰よりも波乗りを愛している50歳。
じつは少し前にタヌ星からやってきて、
宇宙船が壊れ、
土佐高知の浦ノ内湾に放置されている。
『俺の空』の安田一平と同じグループの御曹司(養子縁組)だが、
自ら好んで貧乏生活をして、
家畜と、
ほぼ自給自足&友人たちのご加護で生活している。
タキビシ
元来よりサーファーの大勢が、
WSL競技派から心の安らぎ=平安へと転換していく流れがあり、
その劈頭 (へきとう)で、
真のサーフィンの意味をもたらすために苦心し、
流れ、
さまよいながら、読者と旅をする。
45歳
ラカ法王
中庸な波が好きなサーファー。
ドラグラ(ウナクネ)界のトップスター。
真理先生が彼を「法王」と呼んだことから、
周囲の他の人物からもそう呼ばれるようになる。
穏和で平和主義、前向きな性格で、誰からも愛される。
あまりお金はないが、
友人やサーフィンに対して誠実。
サーフィンと世界平和に関すること以外ほとんど関心がないが、
彼の博愛主義がこの物語の骨となっていく。
永遠の38歳
瀧朗
法王の摂政。
若年時代にハワイとサンディエゴでサーフしていたので、
オルナタティブに関して理解もあり詳しい。
他の登場人物を指南する。
人懐かしがりのところがあるので、
NISIさんや他のアーティストを助け、
結果それが、
魔界皇帝クリスチャン・フレッチャーや
DFW絵師バリー・マッギーたちからの信任を集めることに。
そしてまるでピーナッツ(スヌーピー)の
ルーシー・ヴァン・ペルト(Lucy Van Pelt)ような皮肉屋でもある。
ルリエル
とても美しいタキビシの娘。
人魚のような動きとラッコ泳ぎが得意。
サーフィンはしていないが、
物語後半で波に初めて乗る。
6歳
太郎
ハッピーサーファーのモデル。
学校以外はいつでもサーフィンしている。
理解ある両親に常に感謝している10歳
二郎
太郎の弟。
「サーフィンはかんたん説」を打ちだしたが、
回を重ねるごとにサーフィンはむずかしいのではないか?
そんな疑念が湧き、
タキビシを師と仰ぐが、
兄である太郎が次世代の法王と知らされて、
複雑な思いとなる。7歳
タヌキ親分(えいじさん)
物語を進行する宇賀くんの叔父なのだが、
タヌーマンの生活を保護し、
漁師という視点から
海のさまざまなアドバイスをタヌーマンに授ける。
62歳
モデルはしんじょうくんとも、
ポイくんとも噂されている。
思想は、
ドラグラ・プロダクションズの王、
開祖デューク・カハナモクでありました。
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【巻末リンク:横山泰介さん】
【巻末リンク:タヌーマン】
【巻末リンク:ラカ法王】
【巻末リンク:タキビシ1】
【巻末リンク:タキビシ2】
【巻末リンク:ラカ太郎】
【巻末リンク:ジロー】
Happy Surfing!!
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