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【大事な特大号】次のジェネレーションのサーファーに_波乗り15訓_プロサーファーになるために_ひさしぶりのNAKISURF広告_(3055文字)

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こんにちは、

いやいやとても寒いですね〜!

この5日間は、ちょっぴり冬気分で過ごしました。

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これは現在のアジト。

志田の上で、太東岬からノースタイガーまで見渡せます。

このオンショアは窓を叩きます。

その風の冷たいこといったら、まるで昔話のようです。

少しでも暖房するとすぐに結露してしまうほどの温度差。

ここで自分書いたBlue誌への奄美大島編を読み直していました。

娘へのサーフトリップは、どこに帰結していくのか、

そんな後半部分。

前半は波の味のこと、

さらに中盤は、

私の例によっての詳細描写で、

ゲッティングアウトの心象風景やテイクオフの緊迫感を書いてみました。

さらには巻頭コラムも

「研げ磨け」というちょっぴり硬派な内容です。

ぜひお読みになってください。

ご感想はこちらまでお寄せください。

必ず読みます!

shop@nakisurf.com

さて、昨日の日曜日は土曜日よりさらに冷たく、

風も強く、凍えた日でありました。

でもSurfSurfSurf!

今日も北東風、同じ風向きだったので、

前日と同ブレイクである部原北端に行く。

ここは違う名前も付いているのだが、

ここに書くのも品がないので、

名前を変えて”北端”としてあります。

わかる人は「なるほど」となるでしょうし、

わからない人もどうぞお使いください。

「名は体を表す」というように、

「部原の北端か、なるほど」

というネーミングができたと自負しております。

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昨日もここにいたリナちゃん。

海でフルネームを聞いたら「松永莉奈です」と教えてくれて、

ハッピーサーフしていた12歳。

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それは上手な子どもたちが今日も多く、

何年か前には考えられないほどの層の厚さで、

私は海外で20年以上住んでサーフのメインシーンを見続けてきているが、

これは間違いなくジャパンチームは世界で戦えると確信した。

「コンテストは苦手」

私はそう書いてきた。

だが、

そういうスタイルの子どもたちがいてもいいと思う。

私が矛盾しているわけではなく、

その理由は、

1.厳しい波によって、また難易度の高いことをすることによって自分を律することができる

2.心身を鍛練することができる

3.サーフィングは鍛錬でもあるということを知ることができる

4.その鍛錬によって確固(かっこ)とした技を極めることができる

5.波に乗ることは海と対峙する、という大きな真理を得ることができる

6.波乗りの神髄を究めながら、その不屈の精神を学業や生き方に転じることができる

7.身体が機敏になっていく

8.食べものに気が使えるようになる=健康になる

9.助けのない世界でもあるので、質実剛健やサバイバル方法を考えられるようになる

10.礼儀やマナーを知り、そして目上の人を敬うことができるようになる。

11.偉大なる海に立ち向かう上で、大自然を尊ぶことができる

12.謙譲、つまり波を共有する美徳を学べる

13.瞬時の決断力が付く

14.人間力を高められる

15.生涯をかけて取り組める「道」が出現する

そんな15ヶ条が出現するに至り、

人間形成にとても役立つと思ったのです。

この15訓は、

コンテストサーファーでなくても同級に使える言葉群です。

今年よりカノア五十嵐くんがWCTに入り、

その彼と互角に勝負できる日本人も増え、

日本人の体型でも世界でひとつのキャラクターとして存在し、

さらにはそんな表現ができることを知った新年でもあります。

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ラジコンサーファー

もしこれを読んでくれている少年少女がここにいると思って続けます。

大人はあなたに過剰な期待をかけます。

特にコンテストは、

さまざまな要因で勝ちに転がったり、そして負けに倒れるときもあります。

勝敗に杞憂(きゆう=喜んだり悲しんだり)しないで、

さらにはコーチでもないのに(知り合いとか肉親に多い)、

「こうしろああしろ」とインスタント指導者になる人もたくさんいます。

そんなことに左右されず、めげずに波乗りを続けていって欲しいのです。

みなさんは人生をかけて波乗りを取り組み、

礼儀正しく、

多くの人の模範となるようにサーフィン世界を伝えていけるようになれば、

メーカーが繁栄し、そのスポンサーがあなたを助け、

そして長く大好きなサーフィンで生活できるようになります。

これは上の15ヶ条と同じように忘れないでください。

本当に上手なサーファーはケリー・スレーターのように威張りません。

そして大波乗りは、とても静かな性格な人です。

私が知っていることをお伝えすると、

ジェイミー・オブライエンは、

SMSというソーシャルメディアを上手に使って、

コンテストに出なくても大きなスポンサーが付いています。

どんなボードにも乗ることができることをメインにしたタイラー・ウオーレンもいますし、

旅して文章や写真、動画などで波乗りを伝えるサーファーはたくさんいます。

クリスチャン・フレッチャーは、

「エアリアル」という新創造のマニューバーをしました。

それから30数年経っても今だに彼はスポンサーからの給料で食べています。

さらにはドノバン・フランケンレイターのように音楽を通じて、

プロサーファーというメッセージで職業を確立しているサーファーもいます。

要は超の付くほどの企画力だったり、表現力です。

みんな同じではなく、

ポケモンに出てくるモンスターや、

妖怪ウオッチの妖怪のように自分の個性を知り、あてはめて、

それを磨いて、知性よく、豊かに、品格を持って人と接して、

さらにはサーフィンを最も愛することができたら、

プロサーファーとして生きていくことができます。

長くなってしまいましたが、

これを次のジェネレーションのみなさんに伝わればうれしいです。

大切なことは楽しむこと、ハッピーサーフィンですので、

自分自身はもちろん、

周りのみんながハッピーになれるようにしましょうね。

(終わり)

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そんなことを想いながらサーフしていた部原北端。

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満潮だと、岩盤の上でブレイクすることを知り、

それはかなりスリリングなテイクオフになるが、

それもまた波乗りが持つ鋭利さのスリルなのだろう。

技を持って取り組むと怪我もしません。

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Nation Hyper Sonic 5’7″

撮っていただいた写真を見返すと、

少年少女のみなさんが、

こうして私の波乗りを見ていてくれたのもうれしかった。

きっとみんなのお父さんと同じ世代ですが、

こんな個性=ウナクネサーフィンがあることを教えてあげられて良かった。

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そんな気持ちを一ノ宮に持ち帰った愉しい夜は、

NAKISURFメインスタッフたちと美味しい食事に行きました。

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↑弊社の児玉ヤスが、

ハギウダの特盛りプレートを見て感じいっているところ(笑)

このメインスタッフたちは東浪見、一ノ宮周辺に住み、

私の提案するハッピーサーフィンを伝えてくれていて、

そしてチーム内の仲の良さ、

さらにはその高い人間性に感動させられている一人です。

こうしてボスが海外にいるのは、

スタッフとして不安でしょうが、

しっかりと業務を全うしてくれるハッピーサーファーたち。

これからも一緒にすばらしい波乗りを伝えていきましょう。

NAKISURF_ad_sm

Blue誌に出稿したNAKISURFの広告。

『森羅万象に乗れ』

そんなヘッドラインで、

読ませるボディコピーも添えました。

みなさんの真実のライフスタイルを応援します。

それでは今日もまだ寒いですが、

すばらしい日にしましょう!

長くなってしまいましたが、

ここまで読んでくださってありがとうございました。

Have a wonderful monday!!


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