無事に奄美大島に到着。
同時に台風26号からのうねりが入ってきたという。
ヤラセみたいだが、本当の話であります。
東京から2時間程度という空の旅は、
サーファーズジャーナル最新号と一緒に。
ちょうど開いているページのジェイミー・オブライエン特集と、
サンタモニカ旧ピアがローカリズムによって失われたのかも、
そんな記事を興味深く読んでいたカイラ。
ちょうど出発前にサーファーズジャーナル本社に行ったのだが、
日本でも翻訳版が発売されていて、
その翻訳者数が10人を超えているという陣容だという。
逆に言うと、この本には深い記事が掲載されているので、
ただの翻訳だと何も伝わらないということになる。
だからこその厳選した翻訳者たちがうれしい。
奄美の宿はいつものグリーンヒルさん。
奄美王子の緑くんの弟、
優人くんが空港まで来てくれて向かえてくれた。
ありがとうありがとう。
「奄美は最高よー」
というのが口癖の王子緑くんとも合流し、
いざいざと海に向かうと、やはりうねりが入っている。
「この時期、台風が来るのは珍しいねー」(緑くん)
「本当にありがたいよ」
「暑いね、これは今日も夏日ね、奄美は最高よー」(緑くん)
「本当に暑いね」
「まだまだこっちは夏ね」(緑くん)
「エンドレスサマー奄美だね」
そんな会話があり、
到着したのは、
「アマミアン・バックドア」と呼ばれるリーフブレイク。
「岩がボコボコ出てくるから気をつけてね」(緑くん)
その岩群と、
あまりの掘れ方におののいたカイラは隣のビーチブレイクに行き、
柔らかい波でハッピーサーフィン。
「カイラ、最高よー」(緑くん)
水温26度。
ということは、
今日のノースハワイと全く温度で、
ウエットスーツはいらない。
カメラ係をカイラと交代し、
緑くんとパドルアウト。
ハッピーサーフィングの父デューク・カハナモクTを着て、
楽しいサーフィンの意思表明。
スクエアなボトムターンの緑くん。
なるほどバックドアと言われるだけあって、
まずはボードを波に押しつけ、
その次に吸い込むようにブレイクする癖波だった。
テイクオフのとき、
「急激に掘れ上がるのでバンザイしてしまう」
というバンザイ・パイプラインの由来を思いだしていた。
Nation Dream Crusher 5’6″
ボードのレイルをノーズまで全て使って、
メイクしていく激波。
山椒みたいに
「小さくてもピリリと辛い」
そんな波。
よく見ると、
ボトムに岩棚による段も出来ていて、
一筋縄ではいかないことが良くわかった。
ショルダーの切れた波に乗ると、
長く斜面が続くので、それはそれはのマンライ祭。
パーフェクトなマンライセッションを終えた。
サンクレメンテ出発からじつに50時間は経ったが、
到着地でこれだけの波に乗れるとは思わなかった。
ありがとう奄美。
ありがとう波乗り。
奄美にはハッピーサーファーたちが多く、
多くのローカルたちは、
NAKISURFにも賛同してくれています。
こちらは有名すぎるマングースバスターの重(しげ)さん。
COLEマニアでもあります。
ミニノーズライダーに乗るのは田中さん。
彼にはいろいろと興味深いことを聞きました。
「きっと海で会える」
そう思っていたキャンネンサーフのゆうせいさんが見えなかったので、
電話してみると、
「あれ、いまBBQしてるですよ。来ませんか?」
そういうので、行ってみると、
カナダ出身のジョンさんたちと、
それはそれはのハッピータイムをしていた。
これを見たカイラは、
「奄美の文化はハワイと同じね」
そう言っていたけど、同感です。
グリーンヒルさんに戻り、
おいしい奄美郷土料理をいただきました。
献立は、
豆腐とふだん草と豚の味噌煮込み
塩豚
カンパチ刺身
オジサン(スズキ目ヒメジ科=カタヤス)の天ぷら
魚の味噌汁
そして、
大好物のもずくの天ぷらでした。
この台風波、どうなることやら。
それでは今日もすばらしい日となりますように!
Happy Surfing!!
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