Quantcast
Channel: naki | naki's blog | NAKISURF.COM ナキサーフ
Browsing all 3459 articles
Browse latest View live

Image may be NSFW.
Clik here to view.

【サーフィン研究所渾身号】波乗りの真理_(766文字)

ひさしぶりの本物の波に乗った。 これまでは、 「きのう来ればよかったのに」 「さっきまで極上だったよ」 「前回の台風がよかったのに〜」 ひとたび波が出ても、 万国共通のアレコレソレの毎日だった。 さらに自然の事象があり、 風だとか、 潮、 うねりの向き、 自分自身の予定があったりして、 ことごとく苦汁を飲んでいた。 Cosmos Surfboards The Sting 1973 / 6’3″ ....

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

【サーフィン研究所紹介号】盛夏と室戸のお札セット_(829文字)

すっかりと波が小さくなったが盛夏だ。 果実などのおびただしいほどの爛熟があり、 海に目を移すと、 次の波が南海に満ちているという。 ほんの少し前は、 フルスーツなどを着て、 いそいそとお湯をタンクに詰めて波に乗っていた。 けれどいまは湯温波でサーフしているので、 あまりの猛暑でクーラーボックス内で溶けた春野漁港の氷水を浴びている。 Cosmos Surfboards Classic 8’ ....

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

【サーフィン研究所】土用の丑の日_パクチー市内とスカシー・パウンドケーキ_(1323文字)

Catch Surf® Skipper Fish 6’0″ Cosmos Original Twin + Vektor VMK (rear) Photo by @happysurfingokinawa . 土用の丑の日は、 バレンタインやクリスマスと同じで、 誰かが「うなぎを食べる日」と提案して普及したものだ。 私は、 常に全体主義に向けて対峙しているので、...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

【サーフィン研究所】台風6号_空海詩文_(487文字)

Cosmos Surfboards TheOne 6’4” Cosmos Original Twin Fin at Muroto WBP . 空海は室戸岬で開眼したと*自伝で述べていた。 (*『三教指帰』と『御遺告』) 空海の著書のひとつに 「沙門勝道碑」という碑文集がある。 原文を見ると、 この時代は見事な漢文だ。 意訳してみると、 こんなことが書いてあった。...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

【サーフィン研究所】台風6号_コスモスTheOneツインザー_爆釣物語_(1099文字)

Catch Surf® Skipper Fish 6’0″ Cosmos Original Twin Fin at Muroto WBP . 8月。 台風6号(カーヌン|KHANUN)からのうねりが届き始めた。 現在沖縄の南東に位置し、 中心気圧が945hPaまで発達している。 これは最大瞬間風速60メートルもあるそうで、 これからさらに勢力を上げるという。 ハッピーサーフィン道場師範のダニー、...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

【サーフィン研究所】滑降するための意識_(694文字)

「何かを得るためには何かを失わなねばならない」 こんな原則がある。 波とは事象だが、 波に乗るということは、 自身が導いた行動だ。 私は40数年も波に乗り続けてきた。 最初のステージ(30年間)は、 一にも二にも経験だと、 あらゆる経験を重ねていった。 ややあってから質を求めるようになった。 たったひとりで沖に出て、 真の波に乗るというのは、 自身を孤立させ、...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

【サーフィン研究所】ヴレ・ド・ヴレ(正真正銘)_(874文字)

「安酒を飲み続けると、 極めつきを飲んだ瞬間に感じるものがある」 開高健(放浪文学家。本人は作家であるという) . 若い人がお酒を飲まなくなってひさしいが、 私たち世代は酒が飲めてなんぼのものだった。 よって、 私もその仲間入りをして、 ワインなんぞに手を出してこの身を染めた。 カリフォルニアにいたので、 トレーダー・ジョーズのツーバック・チャックには常に目を光らせて、...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

【サーフィン研究所:特別号】新時代到来COSMOSサーフボード「ワンオフ」_(3655文字)

私は30年ほど前に、 カリフォルニア・サンクレメンテでサーフボード・ディーラーを始めた。 流れとしては、 人気のシェイパーを見つけ、 自分用ボードを数本オーダーして乗ってみる。 me, 1994 Photo by Mike Balzer . たいていのシェイパーは、 私と一緒にサーフしたことがあり、 どんな波乗りをするのかがわかっているというのも依頼する条件とした。 Andy Irons ....

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

【サーフィン研究所】太古からの貴金属_飾りじゃないのよほっぺたは_(1378文字)

こんな色彩を受けると、 自分のなかの何かが発火するようになる。 もしかすると、 自身のDNAに眠る感動の鉱脈につながっているのだろう。   蒸し暑いので、 最近はアイスコーヒーが主流だが、 濃くしっかりと淹れて、 大きな氷を溶かしながら作ると、 やたらとおいしいとわかった。 台風接近でこれから天気は荒れるという。 どうぞ無事でありますように □ さて、 ドラグラ広報部なので、...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

【サーフィン研究所:連載】彼女の島_(757文字)

【カタサバ・コラム】 1. 今日は雨だ。 午後3時近く、 ぼくはタートル・ベイからタウンに向けてカメハメハ・ハイウエイを走っていた。 パイプライン、 ジェイミー・オブ・ライエンの家がずっと静かだ。 どこかに行っているのだろう。 雨は、 それほど強くはなかった。 FMレディオから流れるKPOIのハワイアン・ミュージックのリズムとマッチしているようだなと、 ワイメア・ベイの手前で感じた。...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

【サーフィン研究所】一本の波の対価_おいしいもの_(838文字)

Catch Surf® Skipper Fish 6’0″ Cosmos Original Twin Fin at Muroto WBP . 一本の波に乗る労力というのは、 どのくらいなものだろうか? 「一本」というのは、 納得のいく波のことで、 私は年に数回出るだろうか。 体のことも、 サーフボードとのコーディネーション、 そして波との巡り合わせによってその 「一本」乗ることになるのだろう。...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

【サーフィン研究所】台風6号接近前のオムニバス_(1440文字)

膨張のような波壁があった。 波は膨らむと見せかけて、 えぐれていった。 Cosmos Surfboards TheOne 6’4” Cosmos Original Twin Fin . 波壁のえぐれるところに体(たい)をかませて、 波との一体感と、 滑走というか、 滑落をこらえる緊張を楽しむことができた。 ハードドライブをつなぎ、 9〜10年前の写真を見ていると、...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

【サーフィン研究所:出発編】台風接近_土佐から千葉まで_(2188文字)

Cosmos Surfboards TheOne 6’4” Cosmos Original Twin Fin . とても長く世間を騒がしている台風6号。 「もういい加減にしてほしい」 奄美沖縄地方の人たちが口をそろえてそう言っていた。 さらに新しい台風が発生した。 今度は南海からではなく、 南東から列島の真ん中にやってくるという。 この7号の予想中心気圧が955hPaであり、 とすると、...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

【サーフィン研究所】台風6号の虹色トリスケル_(964文字)

(昨日からの続き) 南西うねりが上がり、 うねりの周期(間隔)も長くなってきた。 4m+の11秒というブイ計測は最近では最大で、 いわゆるザ・デイである。 これは到着日のザ・デイ未満のもので、 ささやかなうねりに虹がたくさん出た。 海に入っているときに、 それは大きなダブル・レインボーが出て、 タキビ神とナッキーとで感動した。 けれど、 虹はそれからしばらくのあいだ出ていたので、...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

【サーフィン研究所】虚無と感動の交信_クレクレタコラと人格者の海鮮丼_(1062文字)

強烈なる天候がやってくると大気が変わる。 大気が変わると、 反射する色彩が変わる。 豊満、 淡泊とさまざまな波を通過し、 虚無と感動を交互に受け取ることを堪能していた。 漢字が多いのは、 文学作品の読み過ぎで、 その文体が移っていると自省した。 いまは千葉にいるが、 ほんの少し前は土佐にいた。 ある日のことだ。 クレクレタコラの波がいいと聞いて行ってみたのだ。...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

【サーフィン研究所】空(くう)と蕎麦_(1035文字)

ラテン語の有名なことわざがあり、 古今東西で翻訳されているとあった。 わが国へは、 『酒には真実がある』 そう伝わっていると書いてあったが、 きっと私も含め、 若い人のほとんどはこの言葉を知らないだろうし、 酒を飲まない人はさらに増えているので、 これも消失していく言葉となるのだろうか。 この「酒」という言葉が気になって原語を調べてみると、 「ヴィノ=ワイン」だった。 すると、...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

【サーフィン研究所:連載】彼女の島-2_(432文字)

【サーフィン研究所:連載】彼女の島-1_(757文字) これまでのあらすじ。 1970年代のノースショアに住む主人公のぼくは、 フォード・ランチェロに乗ってタウンに向かっていた。 ハレイヴァで日本人の美女がぼくに向かって手を上げた。 2. ぼくは少し強めにブレーキをかけて、 ランチェロを路肩に停め、 コラムセレクター・レヴァーをパーキングに入れると、 彼女はこちらに走ってきた。...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

【サーフィン研究所】耽溺(たんでき)し、危機と対峙すること_(1026文字)

台風7号からのうねりの角度と潮位、 そしてブイ計測に誘われた。 このうねりならあそこだと、 しっかり体調を整え、 何度も心拍数を上げつつパドルアウトすると、 そらに浮かぶ雲と同化するような波がやってきた。 それは天からの歓呼のようでいて、 地獄への誘いのどちらにも感じられる輝きを見上げていた。 リーシュを切りたくないので、 ボードを離すことはなく、 懸命にできる限り深くダックダイブした。...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

【サーフィン研究所】勇気と気品_最近のいろいろ_(1133文字)

“Courage is grace under pressure.” 「勇気とは、窮地における気品だ」 アーネスト・ヘミングウェイ 自身の回転性能を確認する直前の一コマ。 . 少し前のサーフ雑誌には、 「キャプション」という一文が写真の横に添えられていた。 例えばこの写真だと、 昭和58年の雑誌ならばこんなキャプションとなる。 「ここからあなたの旅が始まる。photo by 〜〜」 とか、...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

【サーフィン研究所】タキビ神のタペタム瞳_真夏の水丸さん_(939文字)

台風波とお盆休みが重なると、 大混雑となり、 夜明け前に大駐車場が満車となった。 ダブルアップのセクションが多く、 なかなかスピーディなサーフィンが楽しめた。 赤丸内はタキビ神で、 彼は夜明け2時間前からサーフしていたそうだ。 「いい波に乗れました!」 そう教えてくれたが、 闇で波が見えるのは、 タキビネコから伝承されたのだそうで、 ネコと同じ輝板(タペタム)を着装済みだと噂されている。...

View Article
Browsing all 3459 articles
Browse latest View live