今回のいろいろに区切りが付く日。
そう、日本ーバリへ向けての出発日です。
ノースハワイ、
つまりカウアイ島では、
ブライスから4駆のトラックを借りてサーフしまくった。
「NAKIさんが、島の好きなところに行って、普段通りのものを」
OCEANS誌の副編集長のエベレストさんがそう言って、
なんと実現してしまった夢のような取材旅。
けれど、こういうものこそが読者が欲することだと独りごちる。
現地のガイドブックを見て、
コーディネーターが他誌でも紹介しているお店や人、
場所の切り口を変えるより
もっとオーガニックなもの
さらに本当のこと
そんな誌面を読者は求めていると私は思う。
少なくとも私はそうだ。
さて、キャンプ。
私は普段からキャンプをしているような毎日なので、
こういうのは日常で、
けれど波乗りと同様にキャンプにもティップや度胸、
そしてボディコーディネーションが要求される。
4駆は、この島を七年間サビタで走っていたので、
砂浜の坂を下ったり、登ったりというのも出来る。
キャンプは夜がメインだと思う。
あたり一面に散らばる星を眺めたり、
新月の時は、無限のような闇に走る巨大な天の川に息を飲む。
今回は、
満月ー半月という日程だったので、
こんなものを見た。
月の真下の波は無風イナリーズ。
Catch Surf Odysea® Skipper Fish x JOB Pro 6’6″ Special Fins
White House, North Hawaii
.
大きな南西うねりが入ってきたので、
ホワイトハウスに行って、
これも念願だったことだが、
「キャッチサーフでホワイトハウス波に乗る」
そんな夢が叶った。
南側は信じられないほどきれいな場所があって、
調べると王朝時代からの庭であるという。
最終日の朝にカイラとそこに行くと、
思惑通りに虹が出た。
(ノアもアニーも元気です)
その下はプルメリアとロータスだらけであり、
それを撮ると、
この世界に入り込んだようになった。
まるで不思議の国のアリスである。
小さな虫が飛んできて、
何をしているのか見ていると、
それは小さな粒の雨を飲んでいるのだった。
粒を見てみるとそれはこの世界を映していて、
ちゃんと空があり、
花の大地があるという私たちの住む世界と似ていた。
とすると、極楽と闇というのも真なることで、
昼と夜、水と大地という定理を成しているということに気づき、
そらを見て、虹を見てまた祈る。
また夜が来て、
酒を飲むときに大地にこぼし、
その地とハワイの神に祈る。
朝が来て波に祈り、
夜が来て、月に祈り、
また波に、海に祈る。
NATION The Connector 6’5″
Softsand South, North Hawaii
.
祈りのテイクオフ。
これがメイクできたかどうかは、
連続写真があるのでまた後日。
【食べもの】
いたってシンプル。
UNCURE(硬化させていない)厚切りベーコンを焼き、
そこに半分に割った芽キャベツと4つ切りタマネギを入れ、
このカウアイジュース屋謹製
『ハワイアンソルト+ゴーストペッパー』を少量ふりかける。
トラックの荷台が傾いているのを利用し、
ベーコンからにじみ出た油を片側に寄せ、
芽キャベツとタマネギを揚げるように焼く。
夕食はこれだけ。
ほぼ毎日こうして魚か肉を野菜と焼き、味付けは塩だけ。
だけど、
体の調子が信じられないほど調子良いのは、
シンプルフードこそがベストだと体が私に教えてくれる。
15品目だとやっていても、保存料とか着色料、
甘味料等が入っているフードではここまで元気にならないし、なれない。
そんなことも再確認できた。
また朝が来た。
そしてノースハワイとお別れの朝陽でもあった。
さて出発前日。
島で一番のクラフトコーヒー屋であり、
サタフィールド兄弟が主宰する
『アロハ・ローステリー』に行き、
ラッテを飲みつつ、ブライス夫妻を待った。
Ashley (Seea) & Bryce Johnson
at Aloha Rostery
.
そしてここからリフエ空港まではブライスに送ってもらった。
タイヤの空気とガソリンを入れるのも含めて、
40分間後には空港到着。
ハワイアン航空のカウンターでは、
例のLCC並のすったもんだがあり、
またこの航空会社の印象を下げた。
「ALOHA」
と掲げているのに、
やっていることはその真逆だったりする。
アメリカ合衆国では夏休みなので、
セキュリティチェックはなんと100人以上の大行列で、
出発30分前、15分前になると優先となるという形式。
私はいつものように3時間も前から行くタイプなので、
これは並んでいられないと、
空港の外れにある秘密のゲートに向かった。
すると、
この秘密セキュリティチェックポイントは、
たった10数名でしてやったり。
こうして(元)住民の知恵を最大限に使い、
のんびりと写真整理をしながらゲートで出発を待った。
飛行機に乗るころになると、
大粒の雨が降ってきた。
島はまた雨に包まれるのだろう。
ありがとうノースハワイ!
ALOHAと後にし、
そしてこの旅を具体化してくれたエベレストさんに感謝をした。
無傷、何もトラブルがない。
あ、唯一ハワイアン航空かなぁ。(笑)
オアフ島にあるホノルル空港で、
日本行きの便と乗り換えて9時間飛ぶと、
夕陽に燦めく日本が見えてきた。
田園風景はやはりいいなぁ。
到着。
超近代的な空港には、
5mもの高さのショーへーオータニ広告があり、
彼の日本での人気をまざまざと知るのでありました。
(アメリカの野球ファン人気はもっとすごい)
空港ではハギウダが迎えてくれて、
帰り路に銚子丸でお寿司をいただいた。
昨日の8ホテルのグルメガイドではないが、
その主役のイサキと、
顔立ちが大好きなホウボウをいただく。
クロマグロの赤身を注文して、
キハダかメバチが出てきたので、
板前さんに聞いてみると、
きっぱりと「ミナミマグロです」という。
その勢いに押されて納得したふりをしたが、
どちらにしてもズルだよねとハギウダに言うが、
「まあまあ」となだめられてしまった。
まあ中庸文化ですな。
Ichinomiya, Around NAKISURF Chiba
そのOCEANS誌の写真入稿が迫っているので、
ちょっと仮眠して起きると、
そらは真っ赤になり、
ノースハワイ編はまだ続いているかのようだった。
【今回使ったスカイテントのオープン&たたむ動画】
こんな簡単なんです。
車中泊と違い、テントは酸素がたっぷりなので快適です。
【お知らせ】
10日から7/5までバリに行きます。
そこでリトリート、ウナクネ会、
または初級者から上級者に向けてのクリニック、
コーチをしています。
【お知らせ】6/10~7/5はバリでBow’s Surfさんとのコラボ企画『ウナクネ(オルタナ)&全てのサーフ&ライフスタイル構築コース』を実施します!_(1737文字)
【サビタについてのリンク】
レインボーデイのイナリーズ_ワタシ、フットマーク賛成派です_保管しておきたいサーフボード_オーナーのみが認定したスーパーカー・サビタ_(3114文字、中短編です)
【8ホテルのグルメガイドリンク】
https://ameblo.jp/8hotel-foodie/entry-12381672792.html
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