いやはや、長い日でした。
夜明け頃に三蔵法師とcolorsmagのヨゲさんが一宮に到着したと聞いて、
寝坊していたので慌てて外に出ると、一面の霜でほぼ真っ白な世界。
吐く息はどこまでも白く、
その次の瞬間には悪寒がするほど冷え切っていた。
そのままみんながいるブレイクに向かうと、
波は昨日よりはるかにサイズアップしていて、
それは銚子沖を通り過ぎていった寒気団の強烈さを示していた。
でも真東のうねり、または東北東のうねりなので、
この辺りのサイズが一番大きいとも聞いた。
結局ウエットスーツを脱いだのが日没頃の4:44。
サーフしたのは2回だが、途中の移動も軽食も含めて、
ずっとウエットスーツを着ていた日で、
それはまた1日サーフ姿勢だったともいえる日でした。
そんなこんなで波の詳しくは明日書くこととして、
今日の模様を、さらには明日の予告編とします。
colorsmagのヨゲさんに元JPSAチャンピオンの田中英義くん。
ヨゲさんの文章は、1月2日のこのリンクに詳しいです。
ウナクネ団長&ロッキーショアの盟友Jetアキラさんも登場し、
本日一番のエアを決めて、1000ポイントをゲットしていた。
「10点満点で1000ポイントとはすごいです!熱い!」
そんなヨゲさん文体になるほどのエアでした。
こちらはそのロッキーショア日のリンクです。
リンクが多いけど、
ま、今日はそんな日なんです。
で、すばらしい波と、
世界に誇るサーファーのマリアージュで、
数々の名サーフを写真と動画で得たヨゲさんは、
御宿の夕食で、なんと禁断の『伊勢エビ天丼』を注文した。
これにはお店の人もうれしくて、
つまみ各種をサービスしてくれるに至った。
そして待つこと25分。
完成したその伊勢エビ天丼が供された。
全員が驚き、
そしてAKBではないが、写真会となった。
(あれは握手会だったような)
しょう寅さんこと杉本さんと、三蔵法師㉚が見えるが、
このとき三蔵法師がiPhoneカメラを持ちながらつぶやいていたのは、
「天丼の輝きは視線から伝播していく。
それはまるで天に伸び上がるように、
または焚火師一級のヤスが組んだ焚き木のように構築された伊勢エビ2尾は、
建造物の複合体、
すなわちさまざまな行動様式と結び付いたダイナミックな構築ともえいるだろう。
私たちウナクネ式が理解するものは、既知の天丼形態を新たに、
そして造形的にも情動的にも、
さらには大原港で水揚げされたであろう伊勢エビが巧みに、
しかも交互に配置されて、
これはもはや伝統的芸術に昇華した逸品である、と感じるのである。
が、しかしそれをありがたく思うのは、
フランスのブルジョア階級のブランド品を熱狂的に愛する人間だけである。
かつて、カミュが自身の著書『異邦人』で打ち立てた人間の不合理さと理性の関連性は、
シェークスピアとハムレットの関係と同じくらい深い。
そして全ては”太陽のせい”というトポロジー(位相幾何学だそう)的思考に光り輝いており、
その意味においてはバロック芸術は、秩序と運動の矛盾を超越するための大胆な試みとして、
ルネサンスの芸術運動の後に始まったのだが、そのバロックさえ凌駕するに至っている。
この魅力的なまでの天丼を見ていると、
ガプリエレ・ダヌンツィオが自分の庭に魚雷艇の舳先を置いていたことが思い出される。
彼のファシスト的愛国主義動機は当時だれも知らなかったので、
このモニュメントは楽しいものにしか見えなかったのと似ている、
ということに私はこの『伊勢エビ天丼』を見て気づかされた。
それはここに御宿の小池(おいけ)食堂と記憶しておこう」
その発言に対して聞こえないふりをしたヨゲさんは、
うれしそうにファシスト的愛国主義かもしれない伊勢エビ天丼を頬張るのであった。
その小池食堂で発見したのがウナクネ式推奨図書『伊賀の影丸』です。
『鉄人28号』
『仮面の忍者 赤影』
『魔法使いサリー』
『バビル2世』
現在日経デジタルの広告でおなじみの『三国志』でおなじみの横山光輝さん作でございます。
それでは明日続きます。
またここで!
◎