少し前のことだ。
大きな低気圧が通過して波が出た。
人生で一番のマジックボードで波を滑る。
至福の時間だった。
Cosmos Surfboards TheOne 6’4″
Nakisurf Original Twin-Fins
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水がとても冷たくて驚いた。
きっとそれは川の流れであり、
山から下りてきた清水(せいすい)というか、
冷水によってのものなのだろう。
村上春樹さんが、
1983年に書いたコラムを読んでいた。
そこには、
ギリシャにあるミケーネ村のことが描かれていた。
夜は闇のように真っ暗になる村がある。
「とても幸せそうですね」
村上さんは、
泊まったホテルで、
ギリシャ人の主(あるじ)と世間話の中、
そんなことをたずねてみると、
「とてもとても幸せだよ」
そう返されたというくだりがあり、
「日本人のいったい何人がこう答えることができるのだろうか?」
そう結んでいた。
日本人の幸せに関しては、
40年経ったいまもあまり変わらない気がする。
とすると、
洗脳社会による全体主義による幸福度は、
ギリシャのミケーネ村には一瞬たりともかなわないのだろう。
私が散見するに、
TVや人の意見を鵜呑みにする国民が過半数だろうか。
または多くの人の幸せは、
他者との比較によって成り立っているのではないだろうか。
スマイリー・グリズリーのTシャツは、
味があって渋い。
なかでもパックマンの色とカスレ感がすばらしく、
経年変化というか、
そんなことを考えさせられた。
街に出ると、
4階建ての商業施設があり、
その3階で見かけたすみっコぐらしのボール。
ノアやジローに買ってあげたくなったが、
彼らはもうすでにそれぞれ24歳と11歳。
なので、
こういうものはいらないのだと我に返った。
アップル・ウォッチではないが、
すみっコ・ウォッチなるものがあって、
最近の子どもはハイテク玩具があふれているのだと、
再確認させられた。
もうすぐこどもの日なので、
さまざまな兜(かぶと)が展示販売されていた。
とても美しいものだが、
最近はこういうものを見なくなった。
だが、
兜といえば、
メジャーリーグのエンジェルスでは、
兜をかぶるというホームラン儀式をしていて、
これを見た人たちが兜を欲しがるようになるのかもしれない。
ちなみにこの兜の価格は33万円だとあり、
野球ファンが買うにはいささか値が張りすぎる気もする。
とても重いよと、
かぶった選手が口を揃えて言っていた。
もっと書くと、
昔の武将はこんなものをかぶっていたのかと気になった。
こんな季節です。
すばらしい水曜日となりますように。
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Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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