東京から70〜90分程度で千葉にやって来られる。
なので、
混雑で知られているが、
ある程度のサイズになると無人になるブレイクがある。
それらのいくつかは、
もはや国道から丸見えであるし、
さらに書くと、
すばらしい波なのに誰も入ろうとはしないのだ。
そのくらい強い波は深遠であるようだ。
カリフォルニアでこのくらいの波サイズとなると大混雑する。
ハワイもそうだ。
彼らの多くは、
背丈程度のうねりですら、
「波がない」と言ってサーフしないが、
オーバーヘッドを越えると、
そわそわしつつ波の再確認を始める。
で、
波が上がっているとわかれば、
どこかから紳士淑女諸君が沸くように出てきて、
それぞれの見事な芸やターンを波上で披露していく。
よくある「口だけ」ではなく、
見事なほどサーフィンが上手だったりもする。
しかも各季節に数度程度しかサーフしないのに、
荒れる海に軽装&笑顔でパドルアウトしていく。
もしあなたが深い思慮だったり、
多くの経験や教訓を受け、
それを濾過してきたサーファーならば、
過酷や可憐な海になればなるほど、
沖に浮いているのは、
外国人ばかりになることを知っているだろう。
これはなぜかを考えてみると、
こんな外国人は幼少、
少年少女時代にたっぷりと海で遊んでいるし、
波が怖い私たちは、
海でたっぷりと遊んでいないかの違いではないだろうか。
事実、
海でたっぷりと遊んだ幼少時があるサーファーは、
強い波でもリラックスしているように見える。
日本だと、
国民のほとんどが泳げないように教育されている。
例えば、
「小中学生は海で遊んではいけません」だったり、
または、
「遊泳は可能。けれど遊んでいい深さはくるぶしまで」
そんなのばかり。
国はなぜ海で遊べない、
泳げない国民を作るのだろうか?
あ、
もしかすると、
『誰かが儲かる愚策〈消波ブロック山積み〉』が、
海で遊ばれると、
ばれる、
見つかるからだろうか。
うーむ。
鎌倉にやってきた。
ラカ法王の教えと、
総料理長にお会いしたく、
そして仲間たちに会えたらいいなと思ってやってきた。
Honda Sabatt 2011
.
現実世界でも、
私たちのドラグラ世界でも総料理長の小島さんとは、
レンバイ=農協即売所にご一緒させていただき、
素材のあれこれイロハを伺(うかが)っている。
本日は、
ガチョウと鳩の食材のお話から、
現在のホリデー・メニューのメニューの由来等々。
鎌倉も冬野菜が本格的になってきた。
大根、
カブ、
人参、
ビーツ等々。
総料理長はクリスマスの思い出話から、
フィレ肉のことを思い出され、
トリュフとフォアグラから、
作曲家の「ジョアキーノ・ロッシーニ」氏のお名前まで出てきたので、
フランス料理は、
思想までふくめて食べるものだと理解すると、
「それは違う」
総料理長はそう言った。
よくわからないので聞いてみると、
「波乗りの根源と、食のそれは同じなのか」
そんな問いかけが昨夜の品川(横須賀線)、
横浜駅での遅延60分の最中にやってきたという。
「東海道線に乗り換えておけばよかったかな?
おかげで今日も踏切で上下線同時がやってきて、
当分開かずに遅れてしまったんだ」
「交通の悲哀ですね」
そんなことを話しながら、
渾身編集のカレンダーを掲げてくださった。
「なぜ6月なのですか?」
「それはさ、
この甘さというか、
On n’a qu’une vie. (人生は一度きり)
ということが言いたかったのかもしれないね」
そんなことを教えてくださった。
物語は唐突(とうとつ)に終わるが、
「パドルアウトでまた始まりにループする」
というプロット(plot:筋)である。
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【巻末リンク:来年のカレンダーの概要】
【サーフィン研究所:お待たせしました!】美しい記憶という刻印_NAKISURFカレンダー2022SPLの概要_(2286文字)
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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