沖縄ノースショアに行ってきた。
「遠いよ〜石の上を20分歩いて、
一度パドルアウトして岬を越えて、
また歩いて、
それからさらにパドリングで30分でブレイクまで着くね」
そんなことをダニー師範が言っていた。
普段なら絶対に行きたくないサーフブレイクだが、
先生によると、
沖縄の良い波はどこもそんなことらしい。
この日は奥武島付近にいたので、
3時半に出発し、
未明の国道をひた走り、
ダニー師範のハッピーサーフィン沖縄道場に到着したのが5時。
そこからまた北にひた走り、
そのサメの歯だとか、
出前という名前のサーフブレイクには、
夜明けごろに到着した。
遠いとは聞いていたが、
向こうにかすむ大岩の手前にそのショートボード波があるという。
やはりこの下のビーチからひた歩き、
2つ目の岬からパドルアウトするという。
糸井重里さんではないが、
「サーフィンはオモツライ」
そんなお言葉を見つけた。
おもしろいけど、
辛いという意味で、
このときの気持ちにぴったりだったのだ。
アーバン・アイランド・ソシエティに注文していた
『ロング・スリーブ・スプリング』が届いた。
私はクラシックからファンク、
またはディスコ方面へ路線変更したようで、
パープル・カラーのボニーMとなった。
これにトランクスを組み合わせるのは、
純城流なのである。
Photo by @happysurfingokinawa
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ダニー・メルハド師範のセルフタイマー。
ここからダニー・メルハド師範の写真が続く。
最初のパドルアウト。
あの岩まで行くのだ。
決意はあるが、
はるか彼方であり、
自身が鍛え抜いたパドリング速度を持ってしても、
岩が島に見えるほど遠かった。
また上陸して歩くのが嫌になったダニーは、
「もうここからパドリングで行こうよ」
そんなことになって、
およそ1km超のパドリングが開始された。
沖縄でサーフ生活をするダニー師範から長距離パドリングの極意を知るべく、
やや後方からその工夫を見ると、
できる限り脱力しつつも、
水をたっぷりとかき集め、
インパクトの一瞬だけ力を入れているようだった。
この動画があるので、
巻末にYouTubeリンクをおいておきますね。
Photo by @happysurfingokinawa
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うわさの「すごい波」。
なるほど、
セットは軽くオーバーヘッドはあり、
ピーク付近でオバケを喰らったら生死に関わるほど沈められそうだ。
しかもここは、
サメの噂もすごい。
噂は信じないほうだが、
すごい波の噂は本当だった。
Danny Melhado
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大雨だったので、
写真はあまり撮れなかったが、
この師範のスラッシュ・バックは撮れた。
本人に見せたら、
「スプレーが小さいね。恥ずかしいよ」
基準が高すぎる自己が映っていたようだ。
Photo by @happysurfingokinawa
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こちらはハッチ。
アパッチ亮太が、
「ハッチくんもいますね。ダニーも知っていますよ」
そんなことを教えてくれた。
Photo by @happysurfingokinawa
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聡明なパティシエとして知られる舞ちゃんも、
このスゴイ波に乗ることになって、
「怖い怖い」と言いながらシュッターと乗っていた。
Photo by @happysurfingokinawa
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地球防衛軍じゃなかった、
米国空軍のパイロットのジョエル。
人生はサンディエゴのポイント・ロマ波で育ったという彼も、
「ものすごい波」のすごさを知り、
沖縄のすばらしさをあますところなく感じていた。
Photo by @happysurfingokinawa
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あまりのハードコアさに誰もいないかと思ったが、
他にサーファーは3人もいた。
しかも2名は10代だった。
内訳は砂辺から来た親子と友人ということで、
さらにこのヤング・サーファーは、
8歳のヒデタローくんだった。
彼もまた何キロもパドルした一人となった。
度胸も技術もすばらしいものがあった。
Photo by @happysurfingokinawa
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ヒデタロウくんと一緒にきていたヤングサーファーは、
この玄ターンをしつつ、
サーフ歴がたった4年だという。
いわゆるサーフ天才だろう。
次のジェネレーションのグレイト・サーファーなのは間違いがない。
Catch Surf® Skipper Fish x JOB Pro 6’6″
Nakisurf Original Twin + Vektor VT
Photo by @happysurfingokinawa
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ナッキーのスタイルあふれるテイクオフ。
波面にレイルをセットして、
急滑走する愉楽はいかほどのものだろうか。
Catch Surf® Skipper Fish Ⅵ 6’0″
Nakisurf Original Twin + Vektor VMK
Photo by @happysurfingokinawa
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陸が霞むほど遠くでブレイクする波。
奄美大島にオバマというそれは遠いサーフブレイクがあるが、
その3倍の距離はあるだろうか。
陸に帰ることはできるのだろうか?
そんなことばかり考えていた。
(明日に続きます)
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【巻末リンク:長距離パドルの極意を動画で】
ちなみにここはまだインサイドで、
この波を越えて、
さらにさらに800mくらい先に狙うピークがあるのだった。
【巻末リンク2:ダニー視点の昨日】
http://happysurfingokinawa.blogspot.com/2021/03/happy-surfing-okinawa-guest-house-surf_30.html
Happy Surfing and Happy Lifestyle!!
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The post 【サーフィン研究所沖縄道場特大号】沖縄サーフィンはオモツライ_(2303文字) first appeared on naki's blog | NAKISURF.COM ナキサーフボードカリフォルニア.