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【特大号】7週間の四国旅総括-前編_(2501文字)

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ぼくたちは今日、とびきり特別なことをしなくっちゃ!

だって、最高に輝ける日になりそうだもの。

Today we must do something very special,

for it will be a glorious day.

トーベ・ヤンソン(ムーミン作者)

河口が開いた日。

一級河川の、

前日の70ミリ近い雨を受けて急流というか、

猛、激流だった。

このブログの長年の読者である中土佐社長(ナカトサ・シャチョウ)が、

このテイクオフを真横で見ていて、

信じられないほどの激速テイクオフだと感じられ、

いつくかの質問を受けました。

波の芯
インパクトパドル

そんなことが重要ですぞと、お伝えしました。

激速テイクオフでないと、

偉大なるこの波には乗れません。

慣れてくると、

瞬速だったリップ(波先)が見えるようになってきた。

これは手を使って、

リップに押されながらセクションの前に出ようとしているところ。

浦ノ内湾は、

内海なので、

日本のエーゲ海と名付けるに至る。

これは夜明け前の時間。

未明の3時台に見られる美景色。

さて、

すでに高知を後にしていて、

移動が始まっています。

この7週間となった旅を振り返ると、

鎌倉妙本寺から始まるのは、

ここにラカ法王のいるウナクネ会館と、

カルディ鎌倉店があるからで、

さらには藤沢駅南口の伝説店

『ヘア・カリフォルニア』で聖式ヘアカットをお願いして、

さまざまな旅支度を進めていました。

鎌倉にはウナクネ・モンドセレクション金賞、

さらにはバリスタ賞をW受賞したumi cafeがあり、

ここでおいしいラッテと、

2019年度の金賞候補となっている

『KAMAKURA CHIP CHIP』

というドライフルーツ&ドライベジタブルを手土産に得た。

さらにumi cafe特製サンディエゴ・チーズケーキも追加で。

沢木耕太郎さんではないが、

深夜特急なので、

umi cafeで大量のレッドアイ(エスプレッソ&コーヒー)

をディスペンサーに入れていただき、

ラオシャンのタンメン400円と、

平塚のピースマン・ギャラリーに寄って、

松風王国を背にし、

一路高知を目指す。

富士山に桜。

出発前はまだ桜が咲いていたのですね。

それから10時間が経過して、

新東名だとか、名神、淡路大島、

鳴門を経由して四国に入国。

パスポートはいらないが、

気持ち的にはそんな気分でした。

徳島、

高知市、

そしてそのまま土佐佐賀までやってきて、

土佐清水の海の幸に感激する。

獲れたての名魚が、

こんな値で買えるのがすごい。

朋輩のマナブくんと合流し、

ファーストライドは入野で。

ウナクネローカルであるコウスケくんもいて、

それはすばらしいセッションとなりました。

そのままマナブくんのアジトがある平野までやってくると、

ジェイくんがいて、

遅れてやってきたツナくんと合流した。

こんなサーフボード・セレクション。

弁当は奄美大島のシゲタマ並で、

ツナくんは一尾800円という伊勢エビに感激しかり。

私の大好きなしんじょう君と、

ジローという文字のそろい踏み。

平野の夜は、

中村温泉で疲れを取ります。

400円だったかな。

毎晩、

マナブくんのビーチアジトで、

BBQやらカツオのサバきを学びつくし、

突然やってきたのは、

大岐の浜のハイビスカス食堂の森ヤン。

ベンチュラセイジの実兄でもあります。

今回役だったのが、

ヒューナースドルフ社の10Lタンク。

車中泊が基本だったので、

ブリタと兼用して飲料水を確保したり、

水漏れを気にせず車内に転がせておけた。

重さもちょうどよい。

河合会長も平野にやってきて、

さらには伝説人ポイくんもキャッチサーフをチェックされて、

「耐久製の高い阿戦闘機ですね。これは」

そんなお言葉を発せられていた。

土佐市で良く行ったのが、

高岡のハレタ。

シギーGもいました。

このときツナくんは、

「豚汁、僕の肉が少ないです」

「それなら俺のと取り替えてあげる」

「あ、すいません」

(食べ始めて

「でもツナくん、こっちの方は具がたくさん沈んでいて、

こっちの方が得だった気がするよ」

「損しました」

「ツナさん、そんなことは(世間で)言わない方がいいですよ」(シギーG)

「そうですか」

「そりゃそうだよ。

人をうらやんではいけませんって、校長先生が朝礼で言っていたでしょ」

「あ、朝礼苦手なので聞いてませんでした」

「朝礼は大事なことを聞けるので、聞いた方がいいですよ」

「これからは聞きます」

そうやって人生勉強をしていくツナくん。

「サラリーマンだとさ、人生のことは教えてくれないんだよ」

きんちゃんが言っていたことを思いだしていた。

シゲタマとの違いを見極めるツナくん。

(巻末リンクします)

足摺岬に立つジョン万次郎。

道の駅すさきで鎮座していたしんじょう君。

なんでも低気圧の中心の意匠になっているという仮説がある。

(巻末リンク*2)

長くなるので、

ここから先は明日また書きますが、

湘南経由で無事にこの夕陽を拝み、

NAKISURF千葉に舞い戻り、

タローとジローに再会し、

そのニューボードにワックスを溶かし込むと、

高知県からゆうパックが届いた。

配達してくれた郵便局員も

「じつは自分もウナクネです」

とカミングアウトしてくれて、

日々の配信は実を結ぶのだと感激しながらパッケージを開けると、

なんと宗安寺の糖度18度と言われるとうもろこしが詰まっていた。

差出人は金山さんからで、

何回かここに書いたが、

彼は高知新聞浦ノ内販売所の所長さんで、

私の気持ちを追いかけてくるようなうれしき贈りものでした。

このコーンを生でいただくと、

糖度18度というのは、

まるでメロンが小粒になって張り付いたような味で、

至極昂奮という四字熟語が浮かんだが、

これはきっと私の造語であると思いつつ、

感動するコーンに高知の空が浮かび、

乗った逸波とか伝説波、

龍と竜に空海だとか、

友人たちの顔と、

あちらにいる片岡先生やタヌーマンの笑顔が見えては消えていった。

ありがとう高知。

ありがとう四国。

そしてサーフィンという世界。

【巻末リンク:シゲタマ弁当について】

【サーフィン研究所・特別特大号】奄美パダン_[波乗道・操作型波乗印]_シゲタマ・シホーイン_(4482文字)

【巻末リンク*2:しんじょう君は低気圧】

【GW追加編】しんじょう君のおへそ学説_ヘッドディップに見るレトロ路線の総和性について_(1935文字)

Happy Surfing!!


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